「マインドストーム」を無理矢理7つの習慣とレゴ®シリアスプレイ®に結びつけて読む<その4>
こんにちは。生まれてからこれまで何度失敗したのだろうかと数えようとしましたが、そんな天文学的数字を把握できるはずもなく、途方に暮れている今日この頃です。
人は間違いに蓋をする。
さて今日は名著「マインドストーム」を無理矢理結びつけていく、あれ、です。まずは前回の記事を置いておきますね。
答えがあるのかないのかに意味があるのか、それとも解くプロセスに意味があるのか。太古以来ホモ・サピエンスに与えられた使命のようなこの禅問答はときに人間という生き物の人生に大きく影響をしていくのではないでしょうか。特性診断で測るだけではわからない潜在的ななにかが影響している。
そのなかで、人はどうしても間違いに蓋をする性質があります。マインドストーム第3章にはそんな人間に向けてのひとつの指標が表されています。この第3章、冒頭からデカルトの名前が出てきたりいきなりプログラミングの命令文が出てきたりしてどうも一般人meにはかなりハードルが高い気がする。
正常な過程。
シーモア・パパート教授は本文中でこのような内容を書いています。
タートル幾何学が数学恐怖症の悪循環を破るための分野であるとシーモアが書いているとおり、自分のものにできる数学の概念だそうです。そこにはいくつかの原則「継続性の原則」「力の原則」そして「文化的共鳴の原則」があると言っています。まあ、とにかく、パンピーには難しすぎますね(笑)
ロゴと呼ばれるコンピュータ言語(P18)によってここから学習していくわけですが、このプログラムの動きによって「とにかくものごとは、完全に正しいか完全に誤っているかのどちらかというより連続体のうえにあるものだということを知る」(P77)。自分自身の操作によって感じていくのですね。
間違いを認めて正し、そこから教訓を学ぶ。
失敗は成功のもと、とよく言いますが、いつの時代でも失敗することほど気持ちが不安定になる瞬間はないです。だからこそシーモアの言う「デバグの過程はプログラムを理解するうえでの正常な過程である」が心に響くし、更にはレゴ®シリアスプレイ®メソッドのあるべき姿なのかもしれません。
トーマスエジソンの「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」もそうですし、7つの習慣でも描かれている「主体的なアプローチは、間違いを認めて正し、そこから教訓を学ぶ。だから失敗が成功につながる」なのだと思います。ではそんな失敗をどのように受け止めるのか。
昔のブログでは「それを継続する」とも書いていました。
よりよい最適解につなげるには。
世の中、失敗に対する寛容さが無いわけでもない。それでも失敗を怖れるのは成功したときよりも失敗したときのほうがダメージが大きいからに他ならない。しかしこのVUCAの時代、完全に正しいか完全に誤っているかなんて誰ひとり判定ができない。正すべきことは「それができる」という感覚だ。
この第3章にはもうひとつ面白いなと感じるところがあります。それは「タートルになってごらん。自分でやってごらん」。行き詰まったら過去の成功から学ぶってこと。失敗は成功のもとなのであれば、成功も失敗も全員で共有したほうがよりよい最適解につながる。読んでいてそんなことを感じました。
最後に。
それにしても数学苦手の身で、マインドストームについて書いていくのは苦痛でしかない(笑)最近なかなかプログラミングを学ぶ機会が少ない(言い訳)から今一度時間を取っていきたいと思います。こういうのあったのですね。まったく知りませんでした(というかこの時期にnoteやってなかった)。
うん、このnoteを埋め込むのはとても勇気がいることですが(笑)←わかる人だけがわかる
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