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体験ワークショップに見る「心理的安全な場の作り方」。

こんにちは。毎週、なにがしかの映画を見続けています。その関係で2023年の鑑賞(映画館、配信など含め)数が100本を超えました。映画はいつも気持ちの高鳴りと新しい思いをもたらしてくれますね。


体験ワークショップにて。

先日、ご依頼をいただきましてレゴ®シリアスプレイ®の体験ワークショップを実施してきました。かなり駆け足でレゴ®シリアスプレイ®の魅力と、本当に触りだけなのですが、作品を作って共有するという実体験をしてもらいました。そのレポート、ものすごく丁寧にまとめてくださっているのです。

前のめり。

本文でも書いていただいたのですが、時間が経つにつれて「前のめり」になっていく姿を見えました。メインファシリテーターを務めながらも目頭が熱くなる思いでした。最後のひとときまで興奮が止まず、ミハイ・チクセントミハイの「フロー」状態が際限なく続いていたようにも感じましたね。

レゴ®シリアスプレイ®におけるフローについては以下のnoteにもわかりやすく書かれています。

先程、上記で紹介したnote記事(体験ワークショップのレポート)にもかなり詳細を記載いただけてはいるのですが、もうちょっとだけ「認定ファシリテーターからの視点」として関連した内容について触れていきたいなと思います。皆さま、お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

誰もが最高の考えやアイデアを持っている。

もっとも重要な点は「社員スタッフすべての方が最高の考えやアイデアを持っていることに気づくべき」です。ひとりひとりがやりがいを持って仕事をおこなっているわけで「問題点はどこか」「何かを変えないと」と常に思っています。言葉にできないモヤモヤとして存在しているだけなのですよね。

そのモヤモヤを「言語化できない」ことと「言語にしない」ことを混同しているケースが非常に多い。特に言語文化の会社では、このふたつが同一視されてしまっているケースが散見されます。そうなると、共通言語を使うか、もしくはインプットされた情報のみで言葉を作ってしまうことになります。

「真剣に」「楽しく」いきいきと会議を「プレイ」する。

結局「言語化できない思い」を「言語にしない人」と認定してしまい、全員の素晴らしい意見を聞き出すことができていないパレートが発生するわけです。レゴ®シリアスプレイ®メソッドでいう100-100(100%の言葉を100%聴く)が生まれないまま会議は進み、そこで妥協してしまうのがごく一般的。

今一度、記事内の写真を見てみてください。ほぼ全員が「真剣に」「楽しく」いきいきと会議を「プレイ」しています。それは、遊んでいるとか好きなことだけ話しているのではなく「自分自身」や「自分の仕事」について仲間に話し、仲間は傾聴をしているのです。まさにシリアスプレイなんです。

最後に。

レゴ®シリアスプレイ®認定ファシリテーターがこの空間を生み出したことによって「言語化された思い」がたくさんあったわけです。なにもこれは「すべてをレゴ®シリアスプレイ®で解決すべきだ」と言いたいのではないんです。ただただ「心理的安全な場の作り方」を伝えたいだけなんですよね。

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