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言葉の限界の壁を越えませんか。

こんにちは。ある若手社員から「最近、尖ってないですね。あの頃の姿をまた見たいですよ、僕は」と飲み会の席で言われました。ショックで寝込んでいて投稿が遅れました。さてどうしましょう。


日本人成年の日本語語彙数はどれくらいか。

最近、また、レゴ®シリアスプレイ®ワークショップの相談を受けることが多くなっています。長年啓蒙活動をおこなってきた結果だと思うと少し嬉しいのと同時に、間違いなくVUCAの時代を肌で感じた方が、言葉とテキストだけのコミュニケーションに限界を感じつつあるのだろうなと思っています。

日本人成年の日本語語彙数は約五万語と言われています。しかしながら目から入ってくる情報は言語化しないまま脳に蓄積されていたりして、形状や動作をイメージで捉えている場合が多いのかもしれません。そう考えると文章構築よりも作品構築するほうが、より伝わりやすくなる可能性もあります。

ストーリーテリング。

最近読んだ本のなかで寓話というかストーリーから学ぶという節がありました。とても共感しましたし、それ以上にレゴ®シリアスプレイ®認定ファシリテーターとしては「ストーリーテリング」の力をものすごく信じています。語る、聴く、の両方ともが人間の人間たらしめる能力なのかなと思います。

自分自身がレゴ®シリアスプレイ®のワークショップに参加者の場合、この「ストーリーテリング」にかなりこだわります。こだわるというか作品全体が物語になっていないと面白くないと思ってしまうほうなので、ファシリテーターをおこなったとしてもかなりストーリー性を求めてしまいますね。

指でレゴブロックを指しながら語るのがルール

隠喩(メタファー)。

ストーリーを求めだすと重要になってくるのがいわゆる隠喩(メタファー)と言えます。丸、四角のレゴブロックだけでは表現が難しい場合も非常に多く、どのようにしてひとつひとつのブロックに意味づけしていくのか。そこには回転や脱着などの「動き」を出してみたりしながらワークが進みます。

この「動き」によって、言葉にできない思いや考えなどが他の参加者の質問の質を上げていくことも可能です。クルクルと回ったり、何かの拍子に取り外されたりすることで、そこに含まれている意味を一緒に見つけていくことこそ、レゴ®シリアスプレイ®というメソッドの醍醐味とも言えますよね。

言葉の壁を越える。

繰り返しになりますが、レゴ®シリアスプレイ®はもちろん戦略思考としての色合いも強いのですが、何と言ってもパワフルな心理的安全性を作り出すことができるのが魅力です。普段発せられないような言葉(というか言葉にならない言葉)が垣間見えてきて、さらなるコミュニケーションを生みます。

言葉で100%のコミュニケーション、話し合いが取れているようであれば、レゴ®シリアスプレイ®なんていうまどろっこしいやり方など不要。言葉とテキストでやり続ければよい。それでも言語の壁を越えたい、という組織においてはレゴ®シリアスプレイ®が十分くらいお役に立てると考えています。

最後に。

毎日のように社内SNSや書籍のレビュー投稿などおこなってはいるのですが、やはり言葉だけでは「尖っていく」のは難しいか(ジャックナイフくらいまでいかないと)。ちょっと、なんか、動き出そうかな。

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