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[Tips]患者さんの退院をスムーズにするちょっとした工夫③ 情報の共有

おはようございます。masaです。

患者さんの退院が遅れている理由の一つに、「病棟じゃできない動作がある」ということはありませんか?

リハビリ場面ではできているのに、、、なんで?

これに遭遇した時に一番やってはいけないことは

「そんなはずありません!リハビリではできています!」と突き放すこと、です。

ここで(最低限)チェックしてほしい項目は以下の四つです。
①できない場所はどこか(Where)
②誰といる時にできないのか(with Who)
③いつできないのか(When)
④何をしようとしているのか(why=For what)

①「どこ」は環境面ですね。リハビリ場面との違いを見ます、です。よくあるのは座面の高さですね。

②「だれ」は帯同者ですね。家族の前、看護師さんの前だと途端にできなくなる方がいます。①と合わせて確認してみましょう。

③「いつ」は日内の変動です。特に夜間にできなくなるのであれば睡眠導入剤の影響が考えられます。医師や看護師と相談をして変化があるかをみてみましょう。

④「なぜ」はその動作をする理由です。日頃から何かしらの欲求が満たされていないことで、介助をしてもらうという行動に移ることがあります。
入院だと「お話が十分にできない」ということでしょうか。
今回の場合は、デイルームの活用や同じくお話好きな人と関わりを持つようにするなど、機会を作ると改善することもあります。

何事も「仮説•検証」です。
「こうじゃないかな?」と考える癖をつけてみましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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