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整形外科勤務の理学療法士です。急性期や生活期リハビリテーションでの腰痛や膝痛といったリ…

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整形外科勤務の理学療法士です。急性期や生活期リハビリテーションでの腰痛や膝痛といったリハビリのエッセンスに加えて、日常のスパイスになるような情報を発信していきます。療法士や患者さんみんなが自信を持って楽しく生きる!が目標です!

最近の記事

[Tips]患者さんの退院をスムーズにするちょっとした工夫 ④運動量の調整

こんばんは。masaです。 入院でのリハビリで「運動量」の意識はされていますか? 療法士目線だと「Borgスケールが〜」「心拍数が〜」など色々な基準があると思います。 ただ、その視点はあくまで療法士の視点で、患者さんにはわかりづらいんですよね。もちろん、心臓系の疾患で自覚症状と身体症状が乖離している場合もあります。 ここでは整形外科系の患者さんでお話をします。 単純に考えて、家で横になっている時間はどのくらいありますか? おそらく、睡眠時間や昼寝の時間以外はあまり

    • [Tips]患者さんの退院をスムーズにするちょっとした工夫③ 情報の共有

      おはようございます。masaです。 患者さんの退院が遅れている理由の一つに、「病棟じゃできない動作がある」ということはありませんか? リハビリ場面ではできているのに、、、なんで? これに遭遇した時に一番やってはいけないことは 「そんなはずありません!リハビリではできています!」と突き放すこと、です。 ここで(最低限)チェックしてほしい項目は以下の四つです。 ①できない場所はどこか(Where) ②誰といる時にできないのか(with Who) ③いつできないのか(Wh

      • [Tips]患者さんの退院をスムーズにするちょっとした工夫② 「動くこと」への意識

        こんにちは。masaです。前回に引き続き、リハビリテーション職種の方に向けてお送りします。 特に転院を含んだ急性期から回復期にかけてのお話です。 着目するポイントはズバリ、「動こうよ!」です。 回復期病院でのリハビリテーションは統計上、平均4.5単位/人(日)となっています。(回復期リハビリテーション病棟の現況と課題より) 思ったよりも少ないですが、平均化するとこのくらいでしょうか。 現場では患者さん一人当たりに多くのリハビリを提供していることでしょう。 人によっ

        • [Tips]患者さんの退院をスムーズにするちょっとした工夫①

          おはようございます。masaです。 タイトル通り、退院(転院)をスムーズに行うために、 気をつけていたこと、やっていたことをシリーズものとしてお伝えいたします。 主に医療者の方に向けてお伝えする内容になります。 私が一番気をつけていたこととしては 『いつまでに、どのようにして退院(転院)するか』 ということです。 え?これって当たり前? そうですよね。 しかし、その当たり前なことを気をつけていますでしょうか? 油断をするとすっぽり抜けることがありますので、経

        [Tips]患者さんの退院をスムーズにするちょっとした工夫 ④運動量の調整

        • [Tips]患者さんの退院をスムーズにするちょっとした工夫③ 情報の共有

        • [Tips]患者さんの退院をスムーズにするちょっとした工夫② 「動くこと」への意識

        • [Tips]患者さんの退院をスムーズにするちょっとした工夫①

          骨粗鬆症+リハビリ→未来の構築

          医療業界にいる方には「そんなの当たり前でしょ?」という内容かもしれません。 しかし、どこまでの視点で見ているかによって捉え方はかなり異なってきます。 そもそも治療というものは「現在の疾患」について改善を見込みます。正直な話、未来についてはあまり注意喚起もされておらず、「転ばないようにね」程度の注意しかされていないような気がします。 おそらく、医療者としては知識としてあると思いますが、それを「話しているつもり」になっているのでしょう。骨粗鬆症は未来生活へ危険がつきまとう病

          骨粗鬆症+リハビリ→未来の構築