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少しフォーマルな、場のないコワーキングが与えてくれたこと。

コワーキングiitoco!!をスタートさせて3年目くらいだったと思うのですが、その時から毎年12月1日~25日までブログでつなぐアドベントカレンダーというものをやっています。(トップ画像は、記念すべきiitoco!!アドベントカレンダー第1回目スタートの時の画像)
なんとなくスタートさせた活動でしたが、今年で早いもので5年目になります。そして、昨日ふと、今年のアドベント11日目にエントリーしてくれていた都丸一昭さんのnoteの感想を書いていたら、

アドベントカレンダーは「少しフォーマルな、場のないコワーキング」

という言葉が降りてきました。
アドベントカレンダーをやる意味が言葉にできた気がしています。今日はこのことをつづっておきたいと思います。

◆アドベントカレンダーとは

クリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダーである。待降節の期間(イエス・キリストの降誕を待ち望む期間)に窓を毎日ひとつずつ開けていくカレンダーである。すべての窓を開け終わると迎えたことになる。但し毎年変化するアドベントの期間に関わらず、実際には12月1日から開始し24個の「窓」がある場合が多い。アドベントカレンダーは、窓を開くと写真やイラスト、詩や物語の一編、チョコレートなどのお菓子、小さな贈り物等が入っていることが多い。宗教色の強いものもあれば、単に娯楽用のものもある。

wikipedia

と書かれているように、宗教的な意味合いも持っているようですが、最近では娯楽的な側面のほうが強いのでしょうか。12月25日のクリスマスを楽しみに、毎日窓を開けていくカレンダーです。お菓子が入っていたりと、特に子供には楽しい仕組みなんじゃないでしょうか。

こんなやつで、お菓子が入っていたりする。

そして、そのアドベントカレンダーの仕組みのように、窓を開ける変わりにブログでつないでいくアドベントカレンダーというものがあります。誰がいつ始めたのかは知らないけど(ぜひ調べてください)、IT系のカレンダーが多いので、たぶんIT畑から始まったのでしょうか。

ちなみに、僕が使っているのはこちらのアドベントカレンダーです。

コワーキングiitoco!!は「夢を実現する場」なので、自分のやりたいことや夢、今年の振り返りをテーマにブログを書いてもらっています。

本当にいろんなアドベントカレンダーがあるので、のぞいてみてもらうと面白いと思います。例えばIT系の人が今年学んだことをつづるアドベントカレンダーだったり、コワーキングの運営者が今年の気づきをつづるそれであったり、中には自分一人で25日毎日ブログを書き続けている強者もいます。

◆アドベントカレンダーとの出会い

さて、僕がアドベントカレンダーに出会ったのは、その業界では有名なギルドハウス十日町という、西村治久さん(通称ハルさん)という方が新潟県十日町で運営されている「住み開きの古民家」です。どんなことをやっているか、ニュアンスを伝えるのが非常に難しいので、まずは現地に行ってみてもらう、というのが一番良い方法と思うのですが、こんな記事もあったので貼っておきます。

このギルドハウス十日町に、2017年に滞在させていただいたわけですが、それをきっかけに、アドベントカレンダーにお誘いいただいたのが、僕のアドベントカレンダーとの出会いです。ギルドハウス十日町のこともコワーキングつながりで知ったわけですが、コワーキング界隈というのは本当に面白い人がたくさんいて、次から次へとつながっていくので、本当に面白い。そしてその延長で今の「面白い」があります。特に自分の生き方を変化させたり、より毎日楽しくいきたいと思っている人は、「コワーキング」の世界に飛び込んでみることをお勧めします。(コワーキングと謳っていてもコワーキングじゃない場がたくさん生まれてきてしまっているので、このへんはちょっと気を付けてください、とだけお伝えしておきます。)

そういえば、全国ときどき移働協会を設立した年が2017年で、その3回目の移働がこちらだったようです。そして、今は僕はやっていませんが、そうか「まちかどギルド」を求めてギルドハウスいったんでした。懐かしい。これもかなり面白い仕組みだったと思います。今は違う形に進化して続いているようです?

【移「働」vol.3...

Posted by 江原 政文 on Monday, October 30, 2017

ギルドハウス十日町の2017年アドベントカレンダー。22日にエントリーさせてもらってました。

この時はまだ僕もtelegra.ph使ってたんだ。

こうやってアドベントカレンダーの存在を知って、僕の運営するコワーキングiitoco!!でもやってみようと、即パクリ、、、いや参考にさせていただいてやってみたのでした。

記念すべき最初の投稿。この時は北海道浦河町の昆布温泉にいたんだった。この時から考えると、いろんな縁がつながって人生の楽しさがすごく広がったなーと、久しぶりに過去を振り返ってみて感じました。最近過去を振り返ることがあまりないのですが、たまには過去を振り返るってのも、いいものですね。

◆アドベントカレンダーが気づかせてくれたこと

そうです、単純に楽しそうだったからとりあえず始めてみたアドベントカレンダーだったわけです。そして、早いもので今年で5年目を迎えました。初年度は寄稿が集まらず、僕が何日かつないだことがありましたが、ここ数年はおかげさまで「今年もやります~」とUPすると、数日中には埋まっている状態になりました。皆さんありがとうございます。

寄稿してくれたブログに感想を添えて紹介する

別にこうすると決めていたわけではないのですが、せっかく寄稿してくれたので、僕自身の感想を添えてフェイスブックでシェアするようになりました。この時から、僕にとって毎年やってくる12月は、まるでコラムニストなのかエッセイニストなのか、毎日皆さんの夢や振り返りがつづられたブログをよみ、僕の感じたことを綴るということが習慣になりました。
12月が来ると、今年も年の瀬が来たなーという感覚は皆さんあると思いますが、自分の中では違った意味で「今年もこの時期が来た~」という感覚です。

コワーキングで日常的に起こってることだけど、少し違う

さて、僕はコワーキングを運営しているわけですが、さまざまなコワーカーが出入りしていて、さまざまな対話が行われます。それぞれがそれぞれ技術を持っているし、何かに挑んでいるので、その対話からは様々な気づきをもらいます。その気づきから、自分自身のステップアップにつながったり、協働によって新たなコトが起こったりもするわけです。
冒頭書きましたが、このアドベントカレンダーも、コワーキングで知り合った人をきっかけに出会っています。

そして、毎年感想を添えてブログを紹介しながら、さまざまな気づきがもらえるのが楽しくて、かつ、12月でもあるので、その気づきから翌年何をしたいか自分自身思考を巡らし、実際に新たな挑戦のきっかけをもらったりしていたので、アドベントカレンダーは僕の中で続いてきたのだと思います。

さて、そのことに対して、特にそれ以上なんとも思っていなかったのですが、昨日今年の11日目にエントリーしてくれた都丸さんのnoteの感想を書いていた時に、

アドベントカレンダーは「少しフォーマルな、場のないコワーキング」

という言葉が降りてきたのでした。
そうです、日常的にコワーキングで起きていることと似ているのですが、ちょっと違うのです。

◆少しフォーマルな、場のないコワーキングが与えてくれたもの

というのも、普段コワーキングで対話している時とはちょっと気づきの質が違う気がしてきたのです。

あぁ、そうか。こうやって記事にすることで、自分のことをすごく内省して、言葉を選んで書いているからか。

当たり前なんですけど、これが気づきです。

文書にするって意外と大変で、言葉を選んだり、そぎ落としたりして書いているうちに整理ができて、自分自身がやっていることの意味が分かってきたり、これからやろうとしていることが見つかったりしますよね。それを25人がやっているわけですから、そりゃ気づきの質がいつもとは違って当然だと思いました。
そして、アドベントカレンダーの時期が12月、ある意味節目の時期だから、翌年のことを意識しているだろうというのも、良い効果につながっているような気がしてきています。

そうです、アドベントカレンダーは「少しフォーマルな場のないコワーキング」なのです。

日常よりは少し立ち止まって、少し言葉を選んで文書で伝える。普段の雑談では表現されていないその人の考えを少し垣間見ることもできます。そう、少しフォーマルな、改まった感覚。
そして、場はないものの、気づきの連鎖が起こり、新たなコトにつながるのはまさしくコワーキングそのものなわけです。

たまに「あーまた感想書いて紹介しなきゃ」と追われている時も正直あったのですが、そうやって皆さんの少しフォーマルな記事に向き合わせていただいて気づきをいただく。主催している僕が一番の恩恵を受けていたわけなんですね。きっとここ数年の僕の活動にすごく良い影響を与えてもらっていたと思います。これが、アドベントカレンダーを続けてきて得られたものだと、今更なのですが、今回の体験で感じさせていただきました。

iitoco!!アドベントカレンダー。
今年を最後にしようかな、と今年スタートする前には思っていたけど、来年も続けようかな。

あ、そうだ。コミュニティ運営している人は、ぜひアドベントカレンダーをやってみてください。きっと良いことがあると思いますよ。佐久地域でやってくれる人がいたら、僕もぜひ参加してみたいです。





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