iitoco!!アドベントカレンダースタート切ります★2021年振り返り
iitoco!!アドベントカレンダー。12月1日から25日まで、自分のやりたいことや夢、今年の振り返りや来年の展望などをつづったブログでつなぐカレンダー。早いもので今年で5年目になります。この記事は、iitoco!!アドベントカレンダー2021に掲載しています。
さて、今年は10個のキーワードと共に振り返ってきたいと思います。
①ワークテラス佐久にもTheコワーキングな場を
コワーキングというものに出会って8年。自分で場をもって運営し始めてもう少しで6年。それなりの年月が経過してきました。
そして、昨年から運営しているワークテラス佐久ですが、当初ぼくのイメージしているコワーキングとはかけ離れたものになってしまっていました。
ということで、自分で作った「超集中スペース」なる場所を壊して「コワーキングエリア」としてTheコワーキングな場を創ることにしました。
コワーキングエリアは今年の8月3日にオープン。デルタ株に祝福をしていただき、見事に初日は孤ワーキングだったものの、だんだんと、交流やコラボが生まれる場になってきています。コワーキングには、交流やコラボは必須要素です。来年はここからたくさんのコラボを生み出されていくはずです。
コトが沢山起こる地域こそ、地域活性化している地域だと思うし、そんな地域に暮らして行きたいと思っています。
そして、iitoco!!時代、コワーキングな雰囲気を作り出してくれていた大切な人達。ワークテラスではスタッフとしても関わってくれていて、現場をしっかりと守ってくれています。本当にありがとうございます&2022もどうぞよろしくお願いします。
②どこでもコワーキングで佐久広域コラボ
2年前、ワークテラス佐久の開業とともに、無店舗展開を開始したコワーキングiitoco!!。その時、どこでもiitoco!!を宣言たものの、コロナの影響もあってできずじまいでしたが、今年、ワークテラスを一緒に運営する柳澤さんの活動ともコラボして、どこでもiitoco!!を不定期に開催しています。
佐久地域の絶景スポットでのアウトドアコワーキングや、面白い拠点にコワーキングを出現させ、地域プレイヤーが集い対話し、そこから得た気づきを自身の活動に活かしてもらったり、協業を誘発する場です。
この活動で、佐久から「柵」を取り払って、もっともっと面白いコトが起こる佐久地域を目指していきたいと思います。
このことについて書いたnoteを貼っておきます。
③僕は「半市場経済」を創りたい
これは、まったくもって、まだ自分の中で言語化できていなくて、未来を考えたときにこれはベストなのか、そもそも正しいのか間違っているのかもわからない。でも、今はベターだと思っていて、これを実現するためにいろいろな活動をしています。「豊かに生きるためのインフラ」とも表現しています。
イメージ貼っておきます。自分自身まだまだしっくり来ていません。
別に僕は資本主義を否定していません。むしろ今ある豊かさや保障は資本主義に支えられているので、ここをすっ飛ばして○○主義というのはあんまり好きじゃありません。でも、今の資本主義社会は息苦しい。ちょっと言い過ぎかもしれないけど、やりがいと労働が切り離されてしまっているし、競争が激しすぎるし、駆け引きもしなきゃだから素の自分でいることもままならない。だから、資本主義を活用しながら、もう少しゆったりと、生きていること自体を味わいながら豊かに暮らせるフィールドが欲しいと思っています。普段は、やりがいを持って働き、しかもありのままで居られる、安心な半市場経済圏で生きる。でも、現金はどうしたって必要だから資本主義社会という大海原に、仲間と漁をしに行くイメージです。
もう少し活動をつづけながら、体現、言語化していきたいと思います。
④ローカル複業化プロジェクトがカギ
と定義して今年からスタートさせた活動です。半市場経済をつくる活動の一環でもあります。今年は二つのプロジェクトをスタートしました。
<農業複業化プロジェクト>
張り付きじゃなくてもなんとなくいけそう。保存できる。日本人だったらこれあれば安心感がある。といったような理由から、今年は「米」を選びました。それに、田んぼの風景は日本の原風景だし、地域に残る五穀豊穣などの行事は、稲作と密接な関係があるし、やっぱりまずは「米」だな、と思います。そして、できました。20年使っていなかった田んぼを再生して、やっとこさできたお米。まずはメンバーと分かち合いました。お米は、すべての活動の土台、と僕の中では定義されました。
このプロジェクトを始めた当初は、1期生、2期生という形で米作りを学びたい人を毎年募集する想定でいましたが、1年間このメンバーとやってみて、来年も一緒に活動したいという思いが芽生えてきました。何をするかも大事ですが、誰とするかも非常に重要なので、来年はどんな活動に進化させていくか、メンバーと12月に対話してイメージを創っていきたいと思います。
<竹林複業化プロジェクトmillplot>
竹林問題を楽しく解決するプロジェクト。まずは竹パウダーを作って、有機農家さんの多い佐久地域で循環させたいと思っています。「半市場経済」「豊かに生きるためのインフラ」をつくるため、今一番イメージとして伝えやすい活動になると思っています。来年は事業という面でもしっかりと形にしていきたいと思います。millplotのような活動が、佐久地域にたくさん生まれたら、いいな。というか、生まれないと、半市場経済は実現しないのです。その足掛かりを絶対作ってやろう、と意気込んでいます。
複業化については、こちらのnoteに書いてみました。
⑤暮らしの中の農、から生まれ始めているコト
うちやまコミュニティ農園。
を合言葉に、今年で3年目を迎えました。
メンバーもなんと、40名を超えて、一時会員募集停止しています。
少しずつだけど、比較的若い世代の暮らしの中に農が入っていっていると思うし、僕自身もそうなってきていて、人生がより豊かになってきています。
このコミュニティ農園の活動からの気づきから、農業複業化プロジェクトは生まれました。そして来年は、一緒に運営しているつながり自然農園の磯村さんが、同じ敷地に新たに畑を借りて、土づくりから学べる講座をスタートさせます。休耕地だらけの場所ですが、徐々に緑が再生してきていて、さまざまな人が交差し、新たなコトが起こるコワーキングになってきていると思います。
数年後、ある意味、小さなムラができているんじゃないかと、ワクワクしています。
コミュニティ農園の様子はこちらに綴ってみました。
あと、あまり今年発信してませんでしたが、パクチー銀行佐久支店も健在です。来年融資用の種はばっちり確保できましたよ。パクチー育てたい人連絡ください。
⑥全国ときどき移働協会とコワーケーション
1~2か月に一度くらい、ときどき全国を【移働】して、地方のコミュニティとコミュニティをリアルに繋ぐ全国ときどき移働協会。
移働とリモートワークの違いは、自分の仕事をどこでもできる!だけじゃなくて、自分の仕事もしつつ、訪れた地域に関わること。地方同士は競合せず、むしろ共創ができます。お互いの良さをまねしあってコミュニティを広げることで、日本全体がより豊かになると信じています。
今年もコロナ禍。でなかなか移働が厳しかったですが、愛媛と沖縄に行ってきました。どの地域も課題は似ていて、面白い活動をたくさんしているから、これからもつないでパクリ合って、暮らしを創っていきたいと思います。
<沖縄編>
<愛媛編>あれ?noteに書いたと思ったら、書いてなかった・・・。写真を数枚UPしておきます。
あと、今年は佐久でもコワーケーションの受け入れを何度かやりました。一番大きくやろうとしていたSakkコワーケーションはコロナのおかげで中止。でも予定していた「地域複業フェス」だけはやりました。
このつながりから、佐久に来てくれた人もいるのです、うれしかった。日本全国を親子ワーケーションチャレンジ中の今井さん。佐久がスタートの地になりました、うれしいです。
こうやって移働する人たちが佐久にもたくさんよりついてくれるように、2022もガンガン動いていきたいと思います。いつコワーケーションに来ても良い体制ととのえときます!
⑦コロナと禁酒法
いやー、今年も翻弄されました。なかなか移働しにくかった1年でした。特に首都圏にはいきにくく・・・。でも、そんな中、当時は発信しずらくてしなかったんですが、今年はもう一か所、コワーキングツアーに参加してました。千葉鋸南町と東京です。鋸南エアルポルトやPAXコワーキングabcでツアーが企画されていましたが、コロナ禍の影響でオープンでの開催は断念。ただ、PAXコワーキングabcが8月までだったので、クローズドで開催。なんだか久しぶりに東京に行きました。新たなつながりもできたけど、その後活かせていないので、これから【首都圏⇔佐久】のつながりをより深めていきたいと思います。
そしてどこの飲食店もお酒を提供していなくて、まさしく禁酒法。これがどれだけ効果があったのかは正直・・・ですが、珍しい情景に遭遇できた、と捉えておきたいと思います。
⑧パートナーとの関係性
僕のパートナー萌子さんは、革作家。革靴作りから入り、今では革製品全般にシフトしています。熱しやすく冷めやすい性格の彼女が、もうかれこれ10年革に触れています。本人もすごいねと言っています笑
そんな萌子さんが、県外のクラフトフェアへ遠征にで始めたのが3年前。自分の製品が外の人から見たときにどんな評価になるのかを確かめつつ、自分の製品を進化させるためです。例えば革のスリッパもちょっとずつちょっとずつ微調整を繰り返して、今の物になっています。隣で見ていても、良い意味で些細なところにこだわっていると思います。
さて、今年は、長岡と立山に遠征行きました。僕も、ついていって、設営手伝ったり、売り子を手伝ったり(邪魔ともいう)しています。あと、せっかく県外に行くので、前後で1泊多くして、観光もしたりしています。形を変えた「ワーケーション」ですね。
いっつも仕事しているか、ダラダラしているかの二人ではありますが、今年久しぶりに普通に旅行に行きました。僕は、県外に行くときは人に会いに行ってばっかりですが、実は人が苦手(雑談が苦手なんです)だったりもします。萌子さんも結構シャイなので、こうやって普通に旅行に行くときは、一切人との交流なしです笑。でもこのギャップが、また良かったりもします。
旅行中「久々の普通の旅行だねー」と言ったら、笑いながら「あなたのせいですよ」と言われました。そうだよね、特に週末は自分主催のイベントだらけですもんね。来年はもう少しいろんなところに行きましょう。(製作が忙しいからやだって言われそうだけど笑)
お互い今は仕事メインな生活ですが、お互い個人事業主でもあるので、良き相談相手でもあります。自分自身のやりたいこと、これからも追求していきましょう。今後ともどうぞよろしくお願いします。
⑨仲間のコミュニティへの参加で広がるつながり
自分で場を持っているとなかなか他の活動に顔を出すことが難しかったりもします。でも、仲間で面白い活動をしている人とはコラボしたり、活動に参加させてもらったりしています。他のコミュニティに行くことで、コミュニティ同士が少しずつ重なって、面白い出会いや気づき、あわよくば新たなコトにつながったりするからです。
<GPSラン>
西宮在住の志水さん。出会ったのは5年前神戸でのコワーキングイベントでした。その時からやっていたGPSランも進化して、つい先日は全国放送のイッテQへの出演を果たしました。Sakkコワーケーションで一緒に佐久で描くつもりでしたが、オンラインに切り替え。来年は絶対に一緒にGPSランで描きましょう。
<Sakkポラーノ>
ワークテラス佐久で一緒に企画をしている柳澤さん主催のコミュニティです。佐久の絶景などで気軽に音楽を合わせる、音楽広場的な活動です。音楽なんて無縁だった僕ですが、カホンで活動に参加させてもらいました。ただ、だんだんとレベルの高い人が加入し、生存競争的(笑)にボーカルでも活動しています。その場その場で演奏者も変わる、ある意味音楽を軸にしたコワーキング的な活動になっています。きっと面白いコトがどんどん生まれるコミュニティになるはずです。来年以降も楽しみ&練習しまーす!
<えんがわラボ>
えんがわ商店渡辺さんの主催する、DIYのオンラインサロンです。本当に様々な人が集まっていて、共通するのは、DIYが好き。なんでもコワーキングにしたがってしまう僕の悪い癖ですが、まさしくDIYを軸にしたコワーキングだと思っています。夏にDIY祭りに参加させてもらいました。僕は住まい複業化プロジェクトがいつか立ち上がると思っています。めざせセルフビルドパートナー100人!!
<ヒトツボ菜園>
つながり自然農園の磯村さんが始めたプロジェクト。家の軒先などにこういった木枠を作って気軽に農に触れてもらうヒトツボ菜園。今年はベータ版、10家族くらいが参加して、磯村さんに教えてもらいながら各家庭で手軽な家庭菜園を楽しんでいました。広い畑にしてしまうとどうしても負担が大きくなってしまうので、これくらいの規模だったら気軽に暮らしの中に農を入れることができます。これ、佐久の文化になればいいな、と個人的に思っています。
<カラマツ机づくりワークショップ>
ワークテラス佐久をプロデュースする都丸さんのワークショップ。これ都丸さんの信念的なものですが、単に楽しい、じゃなくて、地域のストーリーなど大事にすべき価値観や、魂を揺さぶる価値観を必ず突っ込んできます。カラマツは佐久の宝。品質も日本一。だけど、時代に翻弄されて窮地に立たされている業界でもあります。こうやって知ることから、新たな活動が生まれていくと思います。
<ワーケーションイベント>
各地でワーケーションを立ち上げようとしていて、ちらほら佐久地域の活動のプレゼンをお願いされるようになってきました。今年は、滋賀県長浜市と秋田県にかほ市のワーケーションの立ち上げイベントでお話しさせていただきました。コロナ禍で残念ながらオンライン開催で現地には行けていませんが、そのうち移働で行きたいと思います。佐久もまだまだこれからなので、ぜひ良いところは真似しあって、面白いフィールドを創っていきましょう。どうぞよろしくお願いします。
⑩じぶんはたらき方講座
ママ&プレママのためのじぶんはたらき方講座。これだけ一つの項目としてポッと出てくるのは不自然かもしれませんが、こうしたかった自分がいるようです。
コワーキングを立ち上げたころあたりから、僕は基本自分のやりたいと思うことしか受けないように心がけています。できるだけ、少しでも嫌だな、とか自分じゃないなと思ったら断るようにしています。「頼まれごとは試されごと」一般的には頼まれごとを受けることが前提とされていますが、僕は自分の意思を試されていると解釈して、違うと思うことは断るようにしています。
子どものいない僕ですので、どう考えてもこのプロジェクトに関わっているのはおかしいのですが、これも面白い縁というか、巡り合わせでこのプロジェクトに関わっています。幸い、一緒に運営している仲間は卓越したスキルもあるし信頼できるし、何より根本にある価値観が似ているので、非常に充実しながら活動に参加できています。
多くの受講生がこの場で「自分軸」に自信をもって活動を進化させていっています。この自分軸が働いていく上で、いや生きていく上でどれほど大切でパワフルなことか。そんな場に関わらせてもらっていることを嬉しく思いますし、佐久の女性たちのポテンシャルに驚かされます。
今年で3年で一区切りでしたが、幸い4年目以降の継続も見えてきています。
来年は、この講座の運営にかかわるというよりは、僕もいちコワーカーとして、この講座の卒業生たちと、コワーキングをするフェーズに入っていくのではないかと思っています。
そう考えると、このプロジェクトに関わらせてもらったのも、時間が未来から流れているという意味で、必然だったのかもしれません。来年以降のコワーキングが楽しみです。
まだ3期目は継続中ですが、終わったら、また記録としてnoteにでも綴っておきたいと思います。
◆まとめ
振り返ってみると、今年はどちらかというと、新たな場づくりに出て行った1年だったような気もします。そうしておいて良かったなと、感じます。
そして2022年。新しい場をもっと生み出したいと思う反面、体がちょっとたりないなーって感覚にもなってきています。そうなってくると楽しめなくなってくるので、やっぱり今年つくったコワーキングエリアでの活動がカギになってくると思っています。
あと、改めて振り返ると、周りにはほんとに活動的な人ばかりだから、今まで作り上げてきた場やプロジェクトを深化させる方向で注力していったほうが楽しいんじゃないかと思えてきました。
暮しは自分で作る。
そうです。豊かに生きるためのインフラを、共に創っていけたら幸いです。
約6年前、コワーキングiitoco!!を立ち上げた頃、こんなにありがたいたくさんの縁に恵まれるとは思っていなかったし、ましてや全国にまで足を伸ばしてコワーキングしてるなんて想像もしていませんでした。全てはコワーキングでの人の縁が繋がって今に至っています。関わっていただいている皆さん、本当にありがとうございます。これからもコワーキングで繋いでいきましょう。2022年もどうぞよろしくお願いします。
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