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週休3日制を導入してみた。〜第6回 まとめとAI時代の働き方編〜

はじめに

商標登録サービス「 Toreru 」の代表の宮崎です。
「週休3日制を導入してみた。」6回シリーズの最終回です。

最終回のこの記事では、週休3日制のまとめと、AI時代の働き方についての感想を書いていきます!

週休3日制のまとめ

週休3日制のまとめとして以下のものを簡単に説明していきます。

  • 週休3日制の種類

  • 週休3日制を取り組むための3つのポイント

  • 週休3日制の結果

  • ビジネス上感じたその他の効果

週休3日制の種類

週休3日制は3種類あり、Toreru は、3番目の「給与維持して、勤務時間減らす」を選びました。
このパターンを成功させるためには、生産性向上が必須になります。

週休3日制を取り組むための3つのポイント

  • トライアル期間を設ける

  • 自分達のビジネスモデルで成立するか検討する

  • 事前準備をしっかり取る

週休3日制は失敗する可能性もあるので、トライアル期間を設けていつでもやめられる状態にすることが重要です。
また、ビジネスモデルによって成立するかどうか変わるため、自分達のビジネスモデルを見直すと良いと思います。
そして、事前準備を数ヶ月〜半年間ほどとって業務の効率化、会議の移動、顧客への周知をするとスムーズに導入できます。

週休3日制の結果

週休3日制を導入して、下記の結果になりました。

  • 売上の上昇

  • 従業員のストレスレベル減少

  • 従業員の幸福度上昇

  • オペレーションの問題なし

  • 顧客満足の問題なし

週休3日制のビジネス上感じたその他の効果

ビジネス上感じたその他の効果として、下記のものがありました。

  • 異質な文化がつくれる

  • 幸せが顧客対応の向上に寄与する……かも?

  • 離職率の低下

週休3日制により従業員のプライベートと仕事のバランスが変わり、それにより通常の会社とは異質な文化がつくれるなと思いました。特にクリエイティビティや、他者への思いやり、モチベーションなどの面で良い影響があると感じます。
また、従業員の幸せが顧客対応のレベルを向上させる可能性もあります。自分に不満が多いと良い顧客対応がしにくいと思います。
週休3日制を導入してからは、半年間で離職者はゼロです。今後も離職率はかなり低い水準になるのではと予想しています。週休3日制を体感すると、人生の質が向上するので週休2日制には中々戻れないと感じます。

AI時代の働き方

最近、ChatGPT などAIの発展が目覚ましいものがあります。
AIが浸透していけば、働き方はどうなるのでしょうか?実は、週休3日制と深い関係があることに気づきました。ここからは持論になりますが、AI時代と週休3日制についてお話します。

働く時間の変化:AIの発展と少子高齢化の影響

将来的には働く時間はさらに減っていくのではと思っています。その要因は2つあります。

  • AIによる自動化:これにより、ルーティーン作業が減少します。そして、これは高度なものであっても、適切なデータがあれば可能になります。

  • 少子高齢化:これにより、働く年齢は伸びる一方で、1週間あたりの働く時間は減ると思います。

50歳台になると働く時間は減っていく
引用:https://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/eikyou/pdf/030-059.pdf

仕事の質が重視される時代へ

AIの発展とともに、働く時間が少なくなる一方で、仕事内容も変わってきます。ルーティーン作業がAIにより自動化されることで、人間に残される仕事は主に次の二つに絞られます。

  • クリエイティブな仕事:エンジニアやデザイナーのように、新しい価値を創出する仕事です。

  • コミュニケーションの仕事:人と人との関わりを中心に据えた仕事で、ファンを作るなどの役割を果たします。

これらの仕事は量よりも質が重要となるため、"質の時代"とも言えます。量的な生産性はAIが担うことで、人間が追求すべきは質的な仕事の向上となります。

質の時代は、仕事だけでなくプライベートも重要

質の時代においては、仕事だけでなくプライベートの時間も重要となります。発想力や人としての魅力は、多様な領域の経験から生まれるためです。また、ストレスレベルがある程度低く保たれることも、クリエイティブやコミュニケーションの仕事には重要になります。

週休3日制は"質の時代"の先取り

週休2日制の働き方は、質より量の時代では有利になりますが、質の時代に突入すると今後は不利になるかもしれません。その一方で、週休3日制の効果はすぐには現れないかもしれませんが、長期的に見れば、創造性や生産性の向上、さらにはメンタルヘルスの改善に寄与する可能性があります。週休3日制は質の時代の先取りになるといえます。

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございました。
週休3日制に何かしらの興味を持っていただけたなら、とても嬉しいです!
もし、週休3日制に挑戦しようと思っていて何か疑問に思った場合は、遠慮なくコメント欄にてお知らせください。週休3日制の実践者として、実体験に基づいたアドバイスをお伝えすることができるかもしれません。
それでは、また別の記事でお会いできればです。
長いシリーズを見ていただきありがとうございました!

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