見出し画像

免疫力が下がる!?身体の冷えの原因。

こんにちは。
整体師/トレーナーのマサです!

今回は整体師の観点から見た身体の冷えについてお伝えしていきます。

コロウイルスが蔓延して免疫力の重要性が問われるようになった昨今です。
体温と免疫力には非常に深い関係があります。

風邪をひいたときには熱が上がりますね。
これはウイルスに感染すると、免疫を活性化させるために、脳の体温を調整する機能が作用して体温を高い温度に設定します。
身体の免疫機能が働くには体温が高い方が都合が良いのです。
身体が冷えているということはそれだけ免疫が働きづらい状態になっていますし、それによってあらゆる身体の不調が出てきます。

"身体が冷えてしまう原因として身体の歪み"があります。
言い換えると"動いていない関節の数が多い"といえます。

これについて説明していきます。

私たちの体で起こる熱産生の6割が筋肉。
2割が主に肝臓と腎臓。
さらに残りの2割が褐色脂肪細胞と言われています。

そしてこの熱産生にはエネルギーが使われています。(糖質や脂質)

熱産生=代謝ともいえます。
筋肉にエネルギーが足りていないと熱産生は起こりませんので代謝も低くなります。
これは肝臓や腎臓でも同じです。
つまり熱産生が少ない状態は代謝も低い状態です。

筋肉や臓器に送られるエネルギーは主に食事から摂取される栄養素からなります。
なので何を食すということも大事になります。
栄養素摂取が足りていないと筋肉や内臓が働くためのエネルギーが不足してしまいますので、熱産生を十分にできずに身体は冷えてしまいます。

しかし、しっかりと栄養をとっているだけでは不十分です。
その栄養を届けるための交通網が整備されていなければ栄養をいくらとっても各細胞に届けられることはありません。
この交通網が血管であり血液です。
血液循環が悪ければそもそも栄養素が筋肉などに届けられないということです。

この血液の循環を邪魔している原因の一つが、身体の歪みです。

身体が歪んでいると
姿勢不良につながりますし、
余計な筋の緊張を生みます、
関節も動きづらい状態にあります。
そうすると血管が圧迫されたり、筋肉が収縮と弛緩が十分にできなくなるので筋のポンプ作用で血流を押し出すことができません。

これでは十分に栄養を届けることはできませんね。

そして筋肉が熱をより多く産生するためには多くの関節が動いていることが必要です。
ずっと立ち止まっているだけでも多少熱は産生されますし、
ウエイトトレーニングのような関節動員数の少ない動きでも多少熱は生み出されます。
しかしより多くの熱を生み出せるのは、有酸素運動のような関節動員数が多い動きです。
どれだけの重いものを持ち上げたかは重要ではありません。

しかしここで言いたいのは有酸素運動をしましょうということではなく、
どんな運動をするにも日常動作においても、多くの関節が動員されていることの重要性です。

全身には関節が265個もあります。
これらの関節がより多く動いている方が熱を生み出しやすいのです。

歩く動作でも一人一人動いている関節の数は違います。

例えば、手を上げるにも肩関節しか使えていない人と、
肩甲骨、鎖骨、肋骨まで動いている人では全く運動が違ってきます。

ただ座っているだけでも、呼吸という運動が行われていますが、
しっかり肋骨や背骨、骨盤などが呼吸の際にしっかり動いている人とこれが固まっている人では生み出せる熱(代謝)が全然違うのです。

これだけが原因とは言い切れませんが、関節は歪みによって動きづらい状態になっています。

なので体温を上げるために、
・入浴
・白湯を飲む
・スクワットをする
・湯たんぽやカイロ
・食べるものを意識する

これらは良いことだと思いますし是非続けていただきたいのですが。
根本的に身体の状態が熱を生み出しやすい状態かどうかということにも目を向けていただければと思います。

あくまでも整体師としての観点から見た意見ですが、
是非参考にしていただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?