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デザイナーの自分がノンデザイナー向けにUXリサーチの勉強会をした話

RAKSULのデザイナー Takesueです。あっという間に年末ですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか、私は師走真っ只中といった具合でございます。 先日、社内勉強会「ノンデザイナー向けデザイン寺子屋」にてUXリサーチをテーマに勉強会を実施しました。


ノンデザイナー向けデザイン寺子屋とは

RAKSUL内のさまざまな職種の方達にデザイナー主導でデザインに関する知識やノウハウを提供している不定期開催の勉強会です。目的としてはデザインの社内浸透やメンバー同士のコミュニケーション活性化があります。

今回のテーマ「UXリサーチ」

第三回目となる今回はテーマに「UXリサーチ」を掲げました。以前、同じテーマでTakramさんに社内勉強会を開催して頂いた経緯もあり、新しいメンバーもかなり増えてきたので復習も兼ねてこのテーマにしました。

目論見

今回の目論見としてはこの勉強会に参加した人が実際にリサーチを行う事を狙っています。なのでリサーチのやり方や手法を教えるだけはなく、なぜリサーチをするのか、そもそもリサーチってなんだ?といった抽象度の高い話や、リサーチには実際に体験してみないとわからない部分もあるので体験型のワークショップも企画しました。

勉強会の内容

第一部 UXリサーチ勉強会の復習

第一部では以前Takramさんに提供して頂いた資料を使用して「UXリサーチとは?」といった概念の解説から始まり、実際の手法の説明までを行いました。詳しい内容はこちらの記事に掲載されているのでご覧下さい。(https://note.com/raksuldesign/n/n7e2f20c82ac6

勉強会の様子

第二部 リサーチってなんだろう?

第二部では自分自身がリサーチについて思っている事をスライドにまとめて発表しました。 UXリサーチからは抽象度を1段階あげて、「リサーチという行為」についての話をしました。

スライドの一部

要約すると、

  • リサーチとは「知るための行為」のことなんじゃないか

  • 知る事で前提が変わる。知らないままだと同じ所をぐるぐる回る可能性もある

  • 私生活でも私たちは常にリサーチをしている(友達にプレゼントをあげる時など「何が好きかな?ちょっと調べよう」といった具合に)

  • リサーチは職種関係なく誰がやってもいい行為だと思う

  • 「知る」って楽しいことだよね

こんな事をスライドにまとめました。抽象化する事でそもそもリサーチ自体に興味を抱いて貰う事が狙いです。
(※上記の要約はあくまで一個人の所感で、リサーチ自体の学術的な定義ではありません。)

体験型ワークショップ

そして最後に座学だけでは勿体ないのでワークショップを行いました。
内容としては「参加者同士で二人一組を作り、お互いにインタビューを行なう」という物です。 インタビュー前にファシリテーターである自分に対して他己紹介をしていただき、インタビュー後にまた他己紹介をして頂きました。

わいわいがやがや。インタビュー中

これも完全に個人的な感覚なのですが、「相手を知る前」と「相手を知った後」では自分の中で相手に対しての印象が大きく変わり、相手に対して興味が湧きます。その感覚をこのワークショップを通して感じて貰いたかった、というのが狙いです。

やってみた感想

少し実験的な所もありましたが参加者の方々から「リサーチに対して興味が湧いた」「職種関係なくリサーチしてもいいんだ、と自信に繋がった」「色んな人と交流できて楽しかった」という感想を頂けました。

ここから実際に業務でリサーチを行なっていただけると講師冥利に尽きますね。
また次回のノンデザイナー向けデザイン寺子屋をお楽しみに。

写真素材:Hudson Hintze


ここまで読んでいただきありがとうございました!
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