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ベトナム国境沿いの街へ遊び行ったら想像の斜め上を行ってたお話。~其の①~

初めまして。フォトグラファーの松淵です。

ベトナム在住歴4年目になる私、これまでサパ・マイチャウ・ニンビンなど有名なベトナムの観光地には一通り足を運んできました。

もう国内旅行で感動することはないかなと思っていましたが、最近友人と行ったベトナムの秘境チャウドック(Châu Đốc)が想像を遥かに超えた場所だったのでご紹介します。

海外旅行に行けない今、ベトナム在住の方にこそ行って欲しい場所。

まず、チャウドックってどんな街?

ベトナムとカンボジア国境沿いにある街チャウドック。飛行機・鉄道で行く手段はなくホーチミンからは約5時間のバス旅になります。道中の景色は"メコンデルタの奥地に向かっている感満載"なので行きか帰りのどちらかは昼発のバスがおすすめです。

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どうして私たちがチャウドックを旅先に選んだかというと、ベトナムでは非常に珍しい複数の宗教の民族が暮らす街だからです。クメール王国時代からこの地に暮らす「クメール人」、少数民族の「チャム族」、ベトナムの「キン族」がいまも共存して生活をしています。彼らがどういう風に生活をしているのか見たい! ただそれだけが今回の旅の目的でした。

私の不慣れな文章で綴るより、実際の風景を写真で見てもらった方が伝わると思うので、これからは写真を中心に語っていきますね。

イスラム教徒が通う寺院へゴー。

街の中心地に到着次第、直感を信じて街のコムタム屋(Cơm tấm)へ。中心地は想像していたよりも栄えていて、数年後にはコンビニもできていそうな雰囲気でした。

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どうやら川を渡ったところにイスラム教徒が通う寺院があるとの情報をゲットしたのでバイクをレンタルし即移動。

中心地を少し離れるとそこは別世界。

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今晩はお祝いかな?と思われる夫婦が横を通り過ぎたり、

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"インターネット"の広告チラシが家前に貼ってあったり。

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川を越えるためにみんなで仲良くバイクに乗ったまま船で移動したり。

道中寄り道したい気持ちをなんとか抑えて辿り着いた寺院。そこにはホーチミンやハノイの都市、いやベトナムのどんな場所でも見たことのない人達でいっぱい。

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アウェーに臆する気持ちを吹き飛ばし、いざ中に入ってみると、、

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白装束の子供達と猫がのんびりと暮らす素敵な空間でした。

どうやらチャム族の子供達の学び舎になっているようで、特別に教室の中を撮影させてもらいました。(先生ありがとう!)

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街の中心地から川を越えた場所はチャム族の移住地域になっているようで、寺院の周辺は独特な雰囲気が漂っています。

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川の氾濫を想定して造られた高床式の住宅や、生活に必要な最低限の物資で生活する人たちが異世界感を醸し出します。

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カメラを向けても嫌な顔をする人はいないし、むしろ「あそこが綺麗だから撮りに行った方がいいよ!」と優しく教えてくれたりとチャム族の方々はほんとーに優しい人達でした。

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でも繁華街ではなく便利とは言い難いこの川沿いに暮らすのは外国人の僕らでは理解し難いワケがあるんだろうなーとも思い少し複雑な気持ちに。

その②に続く。


* インスタグラムツイッターでベトナムの魅力を発信しています。


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