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【備忘録】息子の不登校 ~2021年~

久しぶりの投稿・・・12月一度も投稿してなかった(苦笑)!!
振り返れば、1年の半分以上は息子との完全不登校生活。
そんな中、noteを始めたり、新しいお仕事を始めたり、私にとっては苦しくも、本当に人との出会いに助けられた、実り多い1年になりました。
息子も夏休み明けくらいから、私も驚くほどの変化と成長を見せてくれました。そんな息子に一喜一憂しない私の変化が一番かも・・・笑。
自分の備忘録として、1年の締めくくりとして、息子の不登校の記録を残しておきたいと思います。

◆12月の息子

10月~11月にかけての息子の様子は、こちらの記事で紹介しました。


11月中は、ほぼ毎日給食から登校し、放課後に下校班で帰ってくるようになりました。
11月中旬を過ぎた頃から、担任の先生が息子が興味を持てそうで、入りやすい授業が午前中にある時には、前日に声をかけてくださっていました。息子も参加したいと思った時には、「明日2限から行きたいから、朝起こして!」と言うようになりました。2限目から行く、1限目から行くと自分で決めてはみたものの、朝起きて「やっぱりやめとく。」と言う日もありましたが、授業に参加できた日にはそのまま教室で過ごすようになり、回を重ねるごとに楽しめるようになっている様子が伝わってきました。

12月を前に、息子と12月の目標を決めました。
息子の様子を見ていて、私は思いっきり背中を押したい気持ちになっていました。
「あなたはもう大丈夫!」
そんな気持ちを息子にぶつけてみました。
息子もニヤニヤしながら、「僕もそう思う笑。」と言いました。
二人で大笑いし、「終業式には朝から学校に行って、終業式に参加したい。」という息子の目標を達成するために、12月の2週目は3限目から、3週目は2限目から、最終週は1限目から登校できるようにしよう!とまたまた段階的に進めてみる計画を立て、担任ともその予定を共有しました。
息子いわく、登校時は「ドキドキするので、保健室に一旦入りたい。」ということで、学校にそういった対応をお願いできるか確認し、承諾を得ました。毎回、養護教諭が出迎えてくれるわけではありませんでしたが、息子には「そんな時もあるんだよ。」と伝え、先生の手が空くまでの少しの間、玄関先で私と待機していました。
最終週に1限目から登校するようになった時には、養護教諭の勤務時間よりも早く登校することになるんです。(2学期以降、働き方改革で先生方の勤務時間も見直しされたため)
その頃から、学校も対応を検討してくださったのか、教務主任の先生が息子と一緒に給食を食べたり、話しかけたりして、関係を築いてくださり、玄関先でも声をかけてくださることで、息子も安心して校内に入っていけるようになりました。
その日その日で自分で決めているようですが、1限目は保健室で過ごして、2限目から授業に出るというパターンが多いようでした。
そんなこんなで、2学期の最後は朝から登校できるようになり、今冬休みに入ったのですが、「学校に行ってる方が楽しい。冬休み、ヒマ~」と言っているような状態です笑。

◆2021年を振り返って・・・

昨年の12月から学校に行けなくなった息子。
去年の今ごろは、親子共に疲れ果て、笑顔でいられなくなっていました。
年が明けて、私自身がまずは自分を整えることに集中した2021年前半。
振り返ってみると、私が自分を整えるのに半年以上はかかっていたなぁと思います。
私が整ってきたからこそ、息子は動き出したのかもしれないと思います。
12月、息子が動き出した時に、「今日は学校に行くのかな?行きたくないって言うのかな?」と以前の私だったら、ドキドキザワザワしていたのが、全く何も感じない、それは息子が決めること、私は学校に電話するだけ、と思えている自分に、自分が一番驚きました。
息子が登校渋りの時、学校に行けなくなってきた頃に、こんな心持ちで息子と向き合えたら・・・と思ってしまいますが、息子の不登校を通して、私自身がこれまでの自分の生き方そのものを見直すことができました。
何らかの発達の凹凸・特性を持っている息子なので、これからも色々なことがあるとは思いますが、息子の素敵なところはたくさんあるので、それを生かす・伸ばしていくことを考えていきたいと思っています。
学校に行くという選択肢だけがすべてではないと思いますが、うちの息子は学校を選んだようです。
今後それが変わる可能性もあるとも思っています。
でも、彼は今、学校に行けるようになって嬉しい!と話しています。
学校が楽しいか?と聞くと、「勉強しないといけないのに楽しいわけないじゃん!・・・でも、行ったら行ったで楽しいこともあるよ。友達と遊べるしね。」だそうです。
10か月授業を受けていないので、漢字も書けないし、学校のルーティーンにもついていけない息子ですが、
「人に聞けば教えてもらえるし、大丈夫だよ~」
そんな頼もしい答えが返ってきます。
生きていく時に必要な力を息子は持っている。やっぱりこの子は大丈夫だ!そう強く思えた2021年の今日この頃です。

◆最近の私

最近、noteの投稿がなかなかできなくなってしまったのですが、いくつかの企業さんと業務委託契約を結び、お仕事をしています。
テキストカウンセリングや不登校の保護者の伴走支援、ライティングのお仕事もしています。
息子の登校支援をしながら、今後も無理のないペースでお仕事もしつつ、何か自分でもできないかなと考えています。
例えば、不登校のお子さんを持つ保護者の方向けの「自分を整えるプログラム」とか・・・
そんなことも考えつつ、今はその力をつけるために精進しています。
noteでもお役に立てる記事を発信していけたらと思いますので、来年もよろしくお願い致します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆さま、良いお年をお迎えください。


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