マガジンのカバー画像

すきなきじ

163
特にお気に入りの記事をポンポン追加していく場所。
運営しているクリエイター

#コラム

「書く」とは、自分らしさを見つけるプロセス

7月に開始したNサロンの講座が、先月末で終了した。 終わってみて一番感じたのは、たった3ヶ月で人はここまで成長できるのか、という純粋な驚きだった。 継続の価値はこちらのnoteにも書いたのだけど、この講座は継続に加えてフィードバックもあったからか、その成長度合いには目を見張るものがあった。 毎日なにかしらアウトプットし、そこに対するフィードバックを受け、修正すべき点は素直に修正していく。 その愚直な繰り返しは、人を着実にレベルアップさせるということを、私自身改めて教えられ

自分が何を考えているのかわからない、というあなたへ

ちょっと前に、このツイートがバズってしまいました。 そしたら、こんな反響が来ました。 実はマレーシアに来るお子さんでも、同じことを言われる方が多いのですね。 自分が何を考えているかわからない。 今日はそんなあなたのために書きます。 他人の気持ちを想像しすぎるとどうなるか他人の気持ちを優先させるのは、別に悪いことではないと思います。 こういう人ってムッチャいい人です。 細やかな思考ができ、いわゆる気配りが上手です。タバコを出した人にさっとライターを渡したり、お酒をさ

有料
100

長期集中力とマルチタスキング

先日岡潔の『数学する人生』を読んでいたとき、集中力についてのこんな言及を見つけた。 この箇所を読んだとき、集中力には一般的に私たちが集中力だと認識している『短期集中力』とは別に、長く同じことを考え続ける『長期集中力』があるのかもしれない、とふと思った。 通常、集中するとか集中力が切れたというときに私たちがイメージするのは数時間、どんなに短くても24時間の中の話だ。 そして勉強や仕事の効率を上げるための数時間の集中については、すでに様々な本が出版されている。 一方で岡潔

有料
100

買い物はパッケージ化していく

『Instagramが消費行動を変えた』という話はすでに至るところで語り尽くされている。 Instagramで見つけたものを買うだけではなく、Instagramに載せたいがために私たちは映えるカフェに足を運び、盛り付けにこだわろうとする。 しかし最近自分自身が買い物をしていて思うのは、Instagaramの一番大きな影響は『世界観を統一しなければならない』という感覚を植えつけたことなのではないかと思う。 以前であれば、そのもの自体がかわいければ買っていたし、そういう決断

有料
100

人はもっと弱みを見せていい

海外に住み始めた時にショックだったことっていくつもあるのですが、一番ショックだったのは英語がほとんど全く通じなかったことです。 当時僕は16歳だったのですが、コミュニケーション能力が一気に16歳から2歳児レベルに下がったような感じでした。先生やホストファミリーのごく簡単な説明や指示もわかりませんでしたし、ファーストフードの店員に何を聞かれているのかさえ理解できなかったものです。通い始めた高校の同世代の子たちが言っていることに至っては、本当に「ルルルル!」としか聞こえなかった

有料
100

いい体験には「横の感動」がある

『店舗は体験の場になる』といたるところで言われているが、具体的にどんな体験に私たちは感動し、ブランドのファンになっていくのだろうか。 インスタ映えする綺麗な空間を作ること? 新しいテクノロジーを活用すること? 商品を実際に試せること? 私たちがブランド視点で『体験』を考えるときはこうした手段を思い浮かべがちだが、実際に自分が感動した体験を思い返してみると、そこに共通しているのは『横の感動』なのではないか、とふと気づいた。 『横の感動』とは、

有料
300

僕らはやがて、エモいことだけにお金を使うようになる

昨日のメルマガにも少し書いたのですが、最近はすっかり買い物目的の外出が減ってきました。良くも悪くもアマゾンの影響です。そこで、日々なんのために外出しているのか、ちょっと書き出してみることにしました。 青で示したものが、基本的に娯楽目的での外出です。12項目のうち8つと大半を占めています。買い物はたった3件です。そして最後の1件は医者です。まあこれは仕方がありませんね。 もしもこれと同じ表を10年に前に作っていたら、おそらく買い物目的の外出が、半分以上を占めたと思うのです。

有料
100

「あなたらしさ」に祝福を。

『好きな人のことは全肯定』 これが私の基本スタンスだ。 私は野球が好きなのだけど、好きな選手に関してだけは技術的なことは脇に置いてひたすら褒めまくるので、『甘すぎる』とよく言われる。 しかも『姿勢が綺麗』とか『フォームが美しい』とか、さらには『今日はなんか楽しそう』とか、記録とか勝ち負けに関係ないところばかり褒めているので、他人からしたら何を言っているんだこいつは、という感じだろうと思う。 でも、好きってそういうことなんじゃないだろうか、と思うのだ。 『もっとこうし

起業に際して心しておくべきたった一つのこと

僕は20代の頃から「将来は起業したいな」なんて考えていました。でもアップルという会社が面白すぎて、なんとなくそのタイミングを逸してしまったんですね。40代半ばになってからようやく起業しました。そして今年でちょうど起業10年なので、「起業するのにこれだけは心しておいたほうがいい」と感じるたった一つの条件についてお話ししたいと思います。 勤め人と根本的に違うところまず、自分で起業するのと、会社に勤務するのとで根本的に違うことが一点あります。それは「明日のことはわからない」です。

有料
100

集団で意思決定するのと、個人でするのとではどちらが有効なのか?

※この記事は有料マガジンの特別無料版です。 日本企業の停滞が長い間続いています。僕はかつてはこれ、意思決定者たちが昭和の成功体験を引きずっているからだと思ってたんですね。でも、アップルに務めたり自分で起業したりするうちに、これは単に意思決定のやり方の問題なんじゃないかと思い始めたのです。そして、最近ネットを騒がせている「『印鑑なしで法人登記』法案提出を見送り」のニュースを見て、あ、これはやっぱり単純に意思決定のやり方の問題だな、と確信を深めています。 考えてみれば、何でも

有料
100

「読む」というコミュニケーション #読むでつながる

わかるということと苦労するということは同じことですよ。早く簡単にわかる、そんなのは本当にわかったとは言えない。ただ知識が増えただけです(「読書について」小林秀雄) 私たちは普段何気なく文章を読んでいるけれど、本当の意味で『読む』とは何なのだろう。 そして、単に知識で頭をいっぱいにするのではなく、血肉になる読み方は何が違うのだろう。 昨年末たまたま鳥井さんとそんな話をしていたことがきっかけで、先週末 #読むでつながる をテーマに、BOOK LAB TOKYでトークイベント

有料
500

人間が次にやる仕事は何になるのだろうか?

※この記事は有料マガジンの特別無料版です。 よく、「AIが仕事を奪うっ」て言いますよね。でも、「そんなわけないだろう」と思う方も多いと思うのです。でもやっぱり’冷静に考えて、人間のやる仕事はドンドン減っていくのだろうな、と思います。例えばここ30年間だけでも、ずいぶんたくさんの仕事が自動化されました。例えば駅の改札なんか、1990年代には池袋駅とか新宿駅ですらまだ有人改札だったんです。僕はこの頃すでにもう成人して働いていましたから、そんな昔の話ではありません。 あと、ここ

有料
100

コミュニケーションのゴールは相手の「納得」を作ること

日頃からnoteを書いたりTwitterでつぶやいたりしているからか、伝え方について聞かれることが多くなった。 そうやってコミュニケーションの悩みを聞くうちにふと気づいたのは、コミュニケーションのゴールは『伝える』のもっと先にあるのではないか、ということ。 例えば、顧客に商品を買ってほしいとか、部下にこう動いてほしいとか、自分が相手に求める態度変容を『伝える』ことで解決しようとしてしまうのだけど、本当に求めているのはそれを『知ってもらう』ことではなく、『変わってもらう』こ

有料
300

「とりあえずやる」が許されない場面とは

このnoteでもしょっちゅう引用しているのですが、私は『小さなチーム、大きな仕事』にでてくる 『失敗を過大評価しない』 というワードがとても好きです。 「成功は次の手段を教えてくれる。成功すれば何が成功したのかわかり、それをもう一度できる。そして次はもっとうまくやれるだろう」 「一度失敗している人は、何もしなかった人と同じくらいにしか成功をおさめていない。成功だけが本当に価値ある体験なのだ」 日本以上に『失敗は成功の母だ!』という意識が強いシリコンバレーからこの言葉を

有料
300