#15 : 多摩川河口まで向かう道のり。
多摩川は写真だけではなく、自転車に乗るときにも、お世話になっている。この川は東京の南側にありほぼ神奈川県との県境になっている川だ。
その河口は羽田と呼ばれてる土地で、そこから世界に飛び立つ羽田空港がある。
羽村から始まる50km多摩川のサイクリングロードは羽田が終点だ。鳥居があるところを終点と勝手に思っている。
最近は開発されつつあってか、もう少し先まで伸びるんじゃないかなという気はする。
そんな多摩川のいつも撮っている所とは違う表情をまとめていった写真です。
東京で空が広いところ
写真とは別にロードバイクに乗ることも趣味にしている。
まあ職業柄かっこいいものが好きなので、その流れで買ったもの。かっこよくて健康にもいいという代物。
でかいカメラは肩がもげるので、軽くて取り回しのしやすいGRIIにいつものごとくなる。
東京で空が広いところとなると、山や公園もあるけれど川だと思っている。ほぼ東西に50km続く空の広い場所。
空が見たいと思ったらおすすめします。
長く続く道を自転車に乗りながら撮る。
何が劇的なことが起こるわけではないが、多摩川を取り巻く日常がそこには流れている。
向こう岸へ渡すもの
川を走るということは橋に出会うことでもある。
丸子橋から自転車に乗ると数本の橋を経て、羽田に辿り着くことになるのだが、河口に近づくにつれて川幅が広くなるため、橋がどんどん長くなるのを体感できる。
それぞれに個性があって面白い。
河岸の生活
川岸は長い公園のようなものだ。
サッカーをする子供たち、野球をする人、上半身裸で走る人、石を探す人、写真を撮る人、家に帰る人さまざまな日常の様相を見せる。
日常の断片が積み重なっていく。
海と川の狭間
海と川の狭間、河口が近づくとまた違う雰囲気を纏い始める。
漁船が停泊し、川は広くなり、おかっぱりをする釣り人がそこかしこにいる。
潮の匂いが微かに漂い始める。
このすぐ隣は羽田空港。これほどに潮と漁船の雰囲気を持ちながらすぐ隣には近未来的な空港がある。この独特の雰囲気が羽田なのだ。
この多摩川の終点には神社のない鳥居が立つだけで、川そのものが神なのか、海が神なのかわからない。不思議な場所。
帰り道
東西に川が流れているものだから、夕方の帰り道はずっと太陽正面に走り続けることになる。眩しさを堪えながら走り続けると、潮の匂いは消えてどんどん住宅やビルが見え始める。人も増え始めてまた日常に戻る。
丸子橋から多摩川河口まで10Kmちょっと。
ちょっとしたサイクリングをしてみるのもおすすめですよ。
ではまた。
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