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子育てを変えれば脳が変わる 成田奈緒子


みなさんこんにちは!
子どもの笑顔を増やしたい高校通級を担当している高校教員のmasaです!

仕事や日常での学びをより深めるためにnoteにアウトプットしています!

成田奈緒子さんの書かれた『子育てを変えれば脳が変わる』を読みました!

日本の教育では子育てに関する学習機会はありません。
その結果、子供が生まれてからどう育てるのか?知らずに困っている方も多いのではないでしょうか?
そういった方におすすめの本です。

脳が育つ順序や脳に良い影響を与えることで子育てをする上で大切なことを知れます。

この本は子供に対してどう接すべきか?といった具体的な手段も書かれているとともに子供の育ちの背景にある理屈のところもわかりやすく言葉を噛み砕いて書かれています。

『脳』と聞いて『難しそう…』と思われるかもしれませんが、かなり、わかりやすい言葉に変換されていますし、図解でも解説いただいてますのでイメージがつきやすいと思います!
オススメです!

〇脳の育つ順番

子どもが育っていくのは、見える体の発育はもちろんですが、目に見えない思考や情動、理性などの人間らしい面の成長もあります。
後者の発達は社会生活を豊かにするために重要です。

そのためには脳が育っていくことが大切です。

脳の発育にも順序があります。

本の中では
①からだの脳 0〜5歳
②おりこうさんの脳 6〜14歳
③こころの脳 10〜18歳

という順番で書かれています。

生きるために必要な機能から育って、言葉や細かい動き、そして人間が他の動物とは違う知能の高さや理性などが育っていきます。

〇それぞれの段階で大切なことは?

睡眠と五感からの刺激を取り込むこと、そして子供の好奇心を育む支援です!

睡眠は早寝早起きです!シンプルです!

昼行性の動物なので、日中活動することでセロトニンが分泌されます。
セロトニンはとても重要です。

セロトニンは神経伝達物質であり、さまざまな重要な役割を果たします。一般的には、感情、睡眠、食欲、学習、記憶、性欲などに影響を与えることが知られています。また、セロトニンの不均衡はうつ病や不安障害などの精神疾患に関連しています。

chatGTP

セロトニンは朝に分泌されやすい傾向にあります。
上記の引用にもあるように、子供の学習(遊びも含む)には欠かせない神経物質です。

睡眠を疎かにすることは、子ども発育において大きな妨げとなります。

五感は視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚からの刺激です。
遊びや食事、養育者との触れ合い、新しい場所に出かけること、たくさんの人との触れ合い、自然の中での活動など子供にありとあらゆる体験の場を提供してあげることが大切です!

ここで大切なのは、親が楽しめることかどうかです。子供を優先して好きでないことをする必要はないのです。

子供と親が一緒に楽しむことが大切です!

楽しめる活動は子供達の好奇心をくすぶります。楽しめるということは自ら学ぶということです。『学ぶ=楽しい』が身につくと人生を豊かにできる土台が備わったと言ってもいいでしょう。

〇この本で学べば子育てが楽になる!

子育ては大変ですが。3歳の娘を育てる身として実感しています。3歳はからだの脳の発達段階です。基本的には本能の赴くままに行動します。

学んだからといって子供が急激に育つわけではありません。将来の不安が消えるわけでもありません。

しかし、脳の発育の順序を知ることで、今の子供の姿は必然だという視点が持てると不安が軽減されたり、行動の背景が理解できて安心感が高まります。

『どうしていいかわからない』が不安を助長します。なので、子供の年齢に応じて必要な接し方のヒントも著書に書かれているため、子供にどう関わってあげるべきか見通しが立ち、親としても不安は減っていくものです。



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