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先生イコール子供の成功体験の演出家


学校では子供達の行動を改めさせることに注力することは子供達が主体的に学んだり、成長しようとする意欲を喚起するために有効でしょうか?
『失敗は成功の元』という通り、失敗から学ぶことはたくさんあります。それは学ぶ意欲や成長意欲があってのことです。

大人でも毎日毎日怒られる環境で、そんな向上心を維持できるでしょうか?

大人でも難しいことを子供達に強いても無理ですね。
子供達には成功体験を積み重ねることで、モチベーションを喚起し、もっともっとの先に最終的には内的な動機づけができる人材になってもらいたいと思います。

子供達が自らの力だけで成功体験を積み重ねる続けるためには、大人の援助が必要な場面もあります。


◯結果だけを見て評価しない

生まれた瞬間から相手の嫌がることをしてやろうという子供はいません。誰かの役に立ちたい!喜ばせたい!そして褒められたい!
という承認欲求を持っています。
起点はその欲求から行動をしたのですが、結果的に求められていないことであったり優先順位が間違っていたりすることがあります。

そんなときに、結果論だけで評価してないでしょうか?
私は反省することがあります。

結果を無視する必要はありませんが、やろうとした過程は評価し、次もやろうと思える意欲喚起は大切です。
その上で、具体的にどのような行動を取れば高評価が得られる結果につながるのか?レクチャーしてあげることが大切です。

◯好き・できることから

どんな子供でも好きなことやできることがあります。しかし、目標を立てるときには苦手なことやできないことを目標に掲げてしまいがちです。もちろんそれも大切ですが、できることや好きなことを目標に掲げてあげて成功体験を演出してあげることも大切です!

◯他者から褒められることで外発動機づけを高める

そして、できたことについては褒めてあげる!ことが大切です。さらに、別の先生からも褒めてもらえる仕組みを作ることで子供はたくさんの報酬を受け取ることができます。
みなさん褒められることは好きだと思います。褒められると次も頑張ろうと思えます!
褒められたことで生まれる動機は外発動機づけと言われるものです。外的な要因により動機づけされるわけです。
その積み重ねにより内発動機づけが高まっていきます。

さらにプラスの動機づけが積み重なると自己有用感も高まっていきます。

自己有用感や自己肯定感はとても大切です。
新しいチャレンジへの原動力になります。
自分を好きになれるということは他者も大切にできます。安定した対人関係の構築にも繋がります。

自己成長だけでなく、精神面でも安定していきます。

逆に怒られて育った子供はどうでしょうか?
意欲は低下して、怒られないように受け身的で、もしかしたらメンタルの不調をきたすかもしれません。

子供達が心身ともに成長していくために、学校では先生が演出家となり、成功体験を演出していくことが有効ではないでしょうか?

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