時間感覚を育む方法
みなさんこんにちは!
子どもの笑顔を増やしたい高校通級を担当している高校教員のmasaです!
ずっとゲームをやめられず、勉強になかなか手をつけられない。
好きなことを始めると時間を忘れて取り組んでしまう。
でも、本人はあっという間にしか感じていない…
という風に時間の感覚が弱い子供さんは身近にいらっしゃいませんか?
高校生でもいます。
時間の感覚がないと活動の切り替えもできません。
働き方改革が進む現代においては、社会出てから時間管理ができないと仕事でのミスに繋がりかねません。
時間の管理は大切ですね。
〇こんな子いませんか?
一つのことに夢中になると時間関係なく続けてしまう子いませんか?
『あっ!気づいたらこんな時間だった!』
もしかしたら、子供に限らず私たちもそうかもしれません。
夢中になると時間が思っていた以上に経っていたなんて経験をしたことありますね。
困り感を抱えている子供たちの中には時間の感覚が人と大きくずれていると感じる子供もいます。
例えば、こんな子供がいました。感想を一生懸命書いてくれるのですが、10〜15分ほどかかります。特に制限時間を決めていないので、それはそれでいいのです。ただ、あまりにも時間がかかるので、『書き上げるまでの目標タイムを設定しよう』という話をしました。
それには本人も納得で、普段どれくらいの時間がかかっているかは伝えずに、『どれくらいでできそう?』と聞くと『3分あればできます。』と言います。これを聞いた時に普段時間に意識を向けていないのがよく理解できました。
そして、その取り決めをしてから目の前にタイマーを置いて実施すると時間を意識しながら宣言通りの時間で完成できました。
目に見える形で時間を管理する手がかりを用意することで発揮できる力が変わりました。
〇環境調整が重要
時間を意識しろっといっても時間を測るものがないと意識ができません。
ましてや注意が逸れやすい子供にとっては時間以外のものに注意が削がれてしまうことも大いにあります。
ですから、見える形もしくは音などでキッカケを与えられる環境の調整が重要です。
本人の力を引き出すためには、力を発揮しやすい環境の調整が欠かせません。
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