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若者言葉マーケティング<105/1000>

【ラジオ体操410日目】
『ニコチンレス生活131日目』

こんにちは。
若者が使う言葉を何となくの理解で使ってみたら、全然違う意味だったようで、逆におじさん扱いされてしまう結果となったコマリストです。


今日は『言葉とはファッションのようなもの』というテーマで書いていきたいと思います。


毎年、新しい言葉が生み出され、これが市民権を得ると広辞苑に掲載されるということは有名な話です。


バズる、ワンチャン、インスタ映えなど、比較的若い世代で使われる言葉が広辞苑に掲載されているというのは何だか気持ち悪いけど面白いですよね。


新しい言葉をたくさん生み出すのは、いつの時代も”若者”なんです。


自分自身もかつては”若者”だった時期があって、その頃は「これから広辞苑に載る新しい言葉」を使っていた。


若者が使う言葉の意味が分からなくなったのはいつ頃からなんだろう・・。


今日は、コミュニティで使われる”言葉”は、ファッションのようなものであり、なわばりを示す合言葉みたいなものだよねというお話です。


若者言葉が分からなくなってきたという自覚のあるお仲間の皆さん!大丈夫です。みんな同じです笑

共通言語がファッション

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若者の中で使われている言葉は、同世代のコミュニティリーダーが使う言葉をマネすることで広がっていきます。


一昔前であれば、テレビや雑誌に出てくる芸能人やモデルみたいな人たちがこの役割を担っていました。


これが、現代版はSNSを中心に若者世代から人気のある人に変化しただけで、基本的には同じだと思います。


○○さんみたいになりたい!
××さんに近づきたい!


こんな欲求が、言葉をマネするという行動をつくり、その子が周りにいる子達に同じように影響を与え、小さなコミュニティの中で使われる。


この小さなコミュニティが全国にたくさん出来た時、「若者言葉」として世の中にも認知されて、あらためてマスメディアで取り上げられることで大人たちの耳にも届くようになる。


その後に、流行語大賞みたいなものにノミネートされたり、広辞苑に掲載することが検討されたりする。


こんな流れで、広まっていくわけですが、大人たちが認知する頃には若者たちの中ではすでに死語になっていたりするから、テレビで聞いた言葉を大人が使うと”おじさん扱い”になるw


少し話が逸れましたが、初期段階の”小さなコミュニティ内で使用される言葉”というのは、流行り廃りのスピードがすさまじくて、まさしくファッションみたいなものだと思います。


仲の良い仲間同士でおそろいのコーディネートを楽しむような感覚で、”仲間”であることを示す言葉を使う。


もちろん『仲間外の誰か』をマネするだけでなく、仲間内の誰かが作り出した言葉が使われるパターンもあります。


もちろん中には、仲間外れにされることを恐れて、使いたくもないような言葉を使うというケースもあると思う。
#いじめの温床
#いじめ発見機にもなる


"同じ言葉を使う仲間"というなわばりを示す合言葉みたいな意味合いもあると思います。


使われる言葉がファッションのようにコロコロ変わり、小さなコミュニティを示す境界線となり、友人関係を表す地図のような働きをする。


こんな視点で”若者言葉”を切り取ってみるのも面白いですよね。

言葉から流行を炙り出す?

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さて、ここまで若者の使う言葉の役割と広がり方について視点を変えながら見てきました。


ここまでの説明を振り返ると、若者言葉からもうひとつわかることがあります。


それは、若者の注目しているコミュニティリーダーが誰であるのか?ということ。


より多くの小さなコミュニティが頻繁に使っている言葉を把握することが出来た時、その言葉の発信元を特定することが出来ます。


すると、現代の若者たちがどんな媒体で情報を入手し、どんなことに興味を持っているのかを把握することが出来る。


これを把握することが出来た時、次に何が流行するのかを予測することが出来る。


大手企業がこぞってスマートフォンのアクセスデータを解析して、次なる流行を他社よりも少しでも早く入手し、商品づくりや広報戦略に反映する。


ここには莫大なお金が投じられ、一大産業にすらなっています。


けれど、私達個人や中小企業ではこれらの解析データにアクセスすることは不可能です。


なぜなら、あまりにも高額で、途方もない金額だから。


だからと言って、次なる流行を商品開発に反映しないという選択肢をとることや、山勘でヒットを狙うのはあまりにもリスクが高い。


じゃあどうしたらいいの・・?


と、ここで話を戻しますが、何もデジタルデータを解析する必要なんてないんです。


現実世界に目を向けて、若者が使っている言葉に耳を傾けてみる。


そして出てきた言葉をひたすらメモして、ネットでソースを調べてみる。


これで、何となく見えてくるということ。


一切お金をかけることなく、リアルタイムで自分の活動エリアや、自社周辺の若者が何を見て、何から影響を受け、どんな情報を拾っているのかが把握できる。


ちなみに、若者の使う言葉を知るためとはいえ、不用意に近づいて盗み聞きしながらメモを取り続ける大人は、控えめに言っても"変態"です。


実際に、試してみようと思った方は、くれぐれも自己責任かつやりすぎ注意でお願いします。
#コマリストのせいにしないで

じゃ、またね!

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