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優しさと利益の両立<118/1000>

【ラジオ体操423日目】
『ニコチンレス生活144日目』

おはようございます。
コマリストさんは甘すぎると言われ続けてきたけれど、どうしても曲げられない信念があるので、厳しくなることが出来ないコマリストです。


今日は『応援される経営者』というテーマで書いていきたいと思います。


『会社の創業者』


皆さんはどんなイメージを持っているでしょうか?


私は独立してから4年間で500名近くの経営者とお会いしてきましたが、その中でも”創業者”は別格であることが多く、求心力が非常に強い人が多かった印象があります。


もちろん、2代目・3代目の経営者の中にも求心力が強くてカリスマ性のある方というのはいらっしゃいました。


けれど、創業者は圧倒的に「自分に厳しく」「自信にあふれた人」であるというケースが多かったのです。


ところが、昨日お会いした創業社長が、私のイメージとは大きく外れている方で・・。


今日は、応援される経営者って本当に素敵だと感じさせてもらえる出会いがあったので、この気持ちを整理しておきたいというお話です。


経営者とはこうある”べき”みたいなものに悩まされているコマリストのお仲間さんには参考になる話かもしれません。

応援される経営者

さて、私が昨日お会いした”応援される経営者”は、日本のど真ん中で様々な業界で使用される「シート」の生産をしている会社の社長さん。


かなり特殊な名前の会社でもあり、いたるところに看板を出しているので、地元ではそれなりの地名度がある会社です。


私も以前から存在は知っていたので、お会いするのを楽しみにしていました。


そして、いざお会いして、話を聞いてみると、、、。


この会社の経営者は創業者であり現役社長のT氏。岡山県出身で恰幅の良い非常に気さくな方でした。


法人なりしてからは今年で9期目。
法人としてはまだまだ若い会社です。


もともと地元岡山で個人事業として創業し、順調に規模を拡大していたT氏をリーマンショックが襲います。


あっという間に、仕事がなくなり、途方に暮れていたところ、たまたま知り合いだった社長から、事業の再構築を図るためのアドバイスをもらいます。


そのアドバイスを信用し、岡山の地を離れて新天地で0からスタートを切ったT氏。


その頃は、全く飯が食えなかった。


今でこそ恰幅の良いT氏ですが、その頃は”今日食べるものが無い”というレベルでお金がなかったと笑いながら話してくれました。


そこから、9年。今では国内に7拠点を構える優良企業へと成長したわけですが、ここに至るまでの苦労は計り知れないものがあったと思います。


創業社長は「自分に厳しく」「自信にあふれた人」が多い


これは、私が何人もの創業社長とお会いしてきて感じていたことです。今でもこの感覚は正しいと思っています。


ただし、一つ付け加えるとすれば、もともとそのような性質を持っていたわけではなく、たくさんの壁を乗り越える中で、そういった性質が備わっていったというのが正しいと思います。


それほどまでに、創業者は苦労が絶えないということです。


しかし、このT氏は違った。


苦労したころのことを笑いながら話すT氏からは、威圧感みたいなものを全く感じることはなく、”優しくて気さくなおじさん”という言葉がよく似合う普通の人。


たくさんの壁を乗り越え、苦労を経験したはずなのに、この雰囲気が出せるT氏のことを本当に素敵だと感じました。


そして、現在この会社で働いている従業員の中には、T氏の人柄に惹かれ、「応援したい」という気持ちを持っている人がいます。


従業員から応援したいと思われる経営者。


めちゃめちゃ素敵な関係性だと思いませんか?

応援される人になる

昨日のT氏との時間を経たことで、これまで私が抱いていた「創業者」のイメージは大きく変わりました。


こういう人もいるのか。


大きな発見であると同時に、”今のままでいいんだ”という安心感のようなものをもらえた気がします。


ちなみに、
T氏が、大きな苦労を乗り越えたのに、優しさで溢れる経営者であり続けたのには理由があると思います。


一番大きいのは、T氏が一番苦労していたリーマンショック直後に、ビジネスアイデアと新天地への移転をアドバイスしてくれた知人の存在。


もしもこの時、アドバイスをもらうことなく自分自身だけのアイデアと能力だけで乗り越えていたら、良くも悪くも”自分はすごい”という自負が生まれていたと思います。


けれどT氏はそうではなかった。


もちろん、このアドバイスを真摯に受け入れて、ピンチの時に新天地へ移転するという決断をしたことはすごいことです。


お金が無くて困っているのに、投資をして移転をしているわけなので、なかなかマネできることではありません。
#リスクを取れる人
#決断力


しかし、T氏としては「助けてくれる人がいたから今がある」という気持ちの方が強かった。


だからこそ、決して驕ることなく真摯な経営者であり続けることが出来た。


そんなT氏だからこそ、共に働きたい、T氏を応援したいという従業員が集まってきた。


私は過去に1度会社を解散している”失敗者”です。


幸いにも、借金を背負ったわけでもないので、現在はフリーランスとして活動を出来ていますが、近いうちにあらためて法人の創業に再挑戦しようと思っています。


私自身が、創業者のひよことして0からのスタートを切ろうと決心している最中、T氏と出会えたことはある意味、運命だと思っています。
#感謝しかない


決して驕らず、応援されるような経営者になる。


そんな状態に至ることが出来るように、日々の言動はもちろん、仕事との向き合い方を考えていこうと思っています。


優しさと利益は共存できる。


そう信じて、邁進していきます。

じゃ、またね!

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