「聖地には蜘蛛が巣を張る」(2022年)は、歪な正義感から連続殺人を犯す元軍人とその犯罪を追うジャーナリストの女性の攻防を描くサスペンス映画である。宗教が絡んだ犯罪に対する世間の評価が一方的でなかったり、司法への強引な政治の介入など一筋縄ではいかない骨太なタッチに痺れる一作かな。

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