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WEB版初任者指導通信【給食当番を安定させる】

みなさん、おはようございます。小学校教員をしている丸岡です。日本各地の銅像を見て回ったり道徳の授業の研究をしたりしています。

最近は、2冊同時にこれまでの自分が実践してきたことを「授業技術」「学級経営」と2つのカテゴリーでまとめさせていただきました。※絶賛発売中!!

これまで学ばせていただいた先人たちの実践と心理学やコーチングを交えた独自の実践をわかりやすくまとめさせていただきました。


初任の時に出会いたかった本です。
いろいろな実践を見たり聞いたりしますが、その先生だからできるんでしょ?と思ったりするものもありましたが、この本は違いました。
さまざまな客観的アプローチが一緒に紹介されているので、やってみたい。大切にしたい。できるかも。という思いになりました。2時間でわかる学級経営の基礎・基本を読んで


授業に必要な要素が端的にまとめられています。
とても読みやすい本でした。
1日に2〜3個ずつ読んでもいいと思います。
授業技術の向上を目指す本はたくさんありますが、この本は時間がない、けれど充実した内容の本が欲しい!という方におすすめします。
2時間でわかる授業技術の基礎・基本を読んで

などの感想をいただいています!

学級経営・授業技術の基礎基本を学びたい方はぜひお読みください。

さて。

本日は「給食当番を安定させる」というテーマでお話させていただきます。


給食が無事教室に運び込まれてからの指導です。


給食当番指導で気を付けたいことは、


誰が何をするのかが明確にわかっている。


ような状態にすることです。


では、給食当番をしていて、1番子どもたちが混乱するのは何なのでしょう?


これは「そんなこと?」と思うかもしれないが、子どもたちにとっては重要なことです。


それは

どちらがおかずをよそうのか

ということです。


こうしたことも含めて給食当番表に明記しておきます。※次号給食当番表を掲載します


給食当番表に「エプロン番号の小さい人が優先的におかずをよそいます」と書いておくだけで、子どもたちにとっては、まるで違うものとなります。


それから、次のことも給食当番を考えさせる上では、悩みのひとつになるでしょう。


当番ではない子が配膳を手伝うかどうか。

「自分で食べるものは自分で運ぶんだ!全員でするんだ!」と思いがちかもしれませんが、ここは、やめておくようにしましょう。


基本的にはエプロンを給食当番しか身に付けていないでしょうし(そんなことをすると、毎週家庭でエプロンを洗濯しないといけなくなってしまう)、人数が多くなるとかえって仕事の邪魔になってしまいます。


ということで、給食当番だけで、配膳をするようにしましょう。



また、給食当番の仕事をテキパキとさせたいところでもあります。


その方が、子どもたちの喫食時間が十分に確保されることにもつながります。


では、給食当番のスピードを上げる工夫とは何なのでしょう?


それは(当番のシステムが落ち着いた時期から)給食当番のかかる時間を、時間をしばらく測ってやると良いのです。


「昨日は○分で用意できた。今日は何分かな?」


などと挑発するようにします。


心理学では「タイムプレッシャー」といいます。


人は、時間に制限をかけられる方が作業に集中することができます。


給食当番表にかかった時間を記録していくのもいいでしょう。


そんな工夫を通して、給食当番に意欲をもたせることができます。


このようにして、毎日の給食当番を子どもたちの成長の場に変えていきましょう。


そのためには、トラブルを回避することと、作業を集中させる工夫が必要になってくるのです。


本日の記事は以上です。

いかがだったでしょうか?

本日もお読みいただきありがとうございました♪

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