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WEB版初任者通信【給食当番を細分化する】


みなさん、こんばんは。小学校教員をしている丸岡です。日本各地の銅像を見て回ったり道徳の授業の研究をしたりしています。


最近は、2冊同時にこれまでの自分が実践してきたことを「授業技術」「学級経営」と2つのカテゴリーでまとめさせていただきました。※絶賛発売中!!


これまで学ばせていただいた先人たちの実践と心理学やコーチングを交えた独自の実践をわかりやすくまとめさせていただきました。



「いろんな人に紹介したいと思える本でした。この本は、学級経営で行われていることを心理学やコーチングの視点で意味付ています。教師が、普段当たり前にやっていることでも意味付けられることで、自分のやっていることに自信をもてるし、さらに高め深める活動にしたくなります。若い教師は、もちろんベテランほど読んで欲しいと思いました。」2時間でわかる学級経営の基礎・基本を読んで



「一つひとつの技術の根拠が心理的アプローチ 実践的アプローチ、脳科学的アプローチと、客観的に書かれています。だから、わかりやすいし、自分もやってみようと思えます。勤務経験の浅い先生や、初任者指導をされる先生にお勧めしたいです。」2時間でわかる授業技術の基礎・基本を読んで


などの感想をいただいています!


学級経営・授業技術の基礎基本を学びたい方はぜひお読みください。


さて。


本日は「給食当番を細分化する」というテーマでお話させていただきます。

給食時を細分化すると、次のようになります。

・給食当番を取りに行く
・給食を配膳する
・喫食する
・食べ終わる


それぞれで気を付けなくてはいけない指導のポイントがあります。

どんなポイントなのでしょうか?

順に見ていきましょう。

・ 給食当番を取りに行く時

まず、当番だけが席を立ち、エプロンに着かえて準備をするのだが、この時間が最も心配な時間です。

なぜなら、10 分ほど先生は教室を空けることになるからです。

そんな時に絶対にしてはいけないことがあります。

それは、

子どもたちを立ち歩かせる

ということです。

この時に立つのは「手洗い」「消毒」でしょう。

しかし、この時に当番ではない子に手洗いに行かせるとかなり心配です。(もちろん、トイレは認めてあげましょう。どうしてもの時だけですが…)

当番でない子の手洗い・消毒は、給食当番が教室に戻ってから行う。

これは鉄則としたいことです。

では、待っている間に何をさせるのか?

待っている間は、読書など座ってできることを指示しておくようにします。

給食当番が戻ってきてから手洗い・消毒に行くと、動く子が多い気もしますが、その辺りは先生がいるので心配はありません。

先生がいれば、何か問題が発生してもすぐに対処できるのです。

こうして、教室の中の子どもの動きをきちんと把握し、その時に起こるリスクを最大限カバーするように考えるようにします。


「こうしているとき、こっちの子ども達たちは…」

という思考をもつことで、余計なトラブルを減らすことができるのです。


トラブル回避は、大人のためではなりません。学級の子どもたちが安心して過ごすことのできる空間づくりのためです。


「トラブルが子どもの成長を呼ぶ」という話もありますが、それは学級開きが落ち着いたもう少し先の話となります。


本日の記事はここまでです。

お読みいただきありがとうございました。

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