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ジャスミンのかおり

ジャスミンの季節は突然のようにやってくる。
毎朝の散歩道で、突然、香しい匂いを感じた。
あっ、と思って振り返ると、小さなお庭の片隅に満開のジャスミンの花を見つけた。

私は濃厚で華やかなこの香りがとても好きだ。
ジャスミンという花は、バラやユリのような見た目の華やかさはない。
とても小さくて、どちらかというとささやかなお花だ。

けれどその香りは、ふっと現実が遠のくほど美しい。

そう思っている。

香りの効能、というのは、実は侮れないものがある。
香りを感じる嗅覚は、五感の中で一番はじめに発達した感覚と言われている。
古い感覚や本能と結びつきやすいことから、直接的に身体への作用も見られると言われている。

日本ではあまり取り入れられないが、欧米では科学的にも証明されて、アロマオイルというかたちで治療や療養に用いられている。

私もセッションの際、必要なクライアントさんには活用している。

さて、そこでジャスミンである。
ジャスミンのエッセンシャルオイルは「香りの王様」と言われている。
大好きで、喉から手が出るほどほしいのだが、高価で手が出ない。
(仮にもし買ったとしても、もったいなくてたぶん自分用にしか使わない…笑)

ジャスミンの香りは不安や悩みを和らげて、感情のバランスをとるという効能がある。
大切なのは、バランスをとるということだろう。
どうしても、思考や感情がネガティブに振れやすい時勢である。
無理にポジティブに向かおうとするのではなく、香りから得られる無意識の作用として、バランスを保つことができるのだ。
今の時期、必要な人がきっとたくさんいるだろう。

話は変わるが、昨日、スーパーに買い物に出かけたら、ハーゲンダッツの期間限定アイスを見つけた。

ロイヤルジャスミンティー。

食べるとジャスミンの香りが鼻に抜けて、なんとも贅沢な気分になる。

なんだか自粛疲れしてきたな、と感じている方。
もしよかったら試してみてほしい。

近くにジャスミンの花が咲いていなくても、ジャスミンのアロマオイルが手元になくても、鼻に抜ける香しさと、アイスの甘さで、副交感神経が刺激されて、身体の力がふわぁっと抜けて、リラックス感を覚えるだろう。

ただし…自粛太りの的ではある…。






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