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生活記 2024/5/30-6/2

2024/5/30
木曜日。在宅勤務。ガザとウクライナの情勢が頭から離れず、心が疲れ果てた一日だった。国境をなくし、通貨を統一し、我々を地球というひとつの国にすることができれば、争いや奪い合いのない平和な世界が実現するのだろうか。などと明るい未来を想像して眠りにつくしかない。


2024/5/31
金曜日。出勤。家を出る頃には小雨が降っていたが、傘を差さなくてもいいほどの軽い雨だった。自転車で駅に向かう途中、前輪の泥除けを忘れていたことに気づき、水しぶきが顔にかかり、前髪はお風呂上がりのように濡れてしまった。会社に着く頃にはその痕跡もなく、前髪は元通りになっていたけれど。昼食はビルの地下にある喫茶店で、いつものように50円のゆで卵と250円のホットレモンティーを注文する。定時に会社を出て、パートナーと近所のいつもの店でご機嫌に食事していたが、お酒が入り余計なことを言ってしまう。彼がどんなことも受け入れてくれることに感謝しなければと思う。


2024/6/1
土曜日。布団の中からでも良い天気であることがわかった。夢の中で大きな亀が3匹海を泳ぐの光景を見たので、「夢 亀」で検索したところ、亀の夢は金運が上昇する兆しを示すという。近いうちに宝くじでも買おうか。朝食後、メルカリで購入した完熟梅とレモンをシロップにする作業をした。7月のイベントで使うドリンク用。初めての完熟梅シロップ作りだがフルーティーな香りでおいしくなる予感。部屋中が梅とレモンの香りで爽やかになった。梅仕事は梅を水洗いすることからはじめるが、その瞬間はカメラの用意を忘れない。毎年みているけれど毎年いい。梅を触っている時間は一年の中で一番心地よい時間だと思う。

完熟梅

梅仕事が生業にならないかと思ってしまうほどに好みの作業で梅が愛らしく撫で撫でしてしまう。瓶の中を眺めて癒される日々が少し続く。パートナーの家で保管されるのをすこし寂しく思う今年の梅仕事。昼は庭で小さな焚き火台を引っ張り出していろいろを焼く。牛や鶏、しいたけ、パプリカ、じゃがいも、かますなどを焼いて贅沢な気持ちになった。「今日食べた中でいちばん何がおいしかった?」という感想発表では、パートナーもわたしも箸休めにまるかじりしたトマトが一番おいしかったという結果におわったけれど。将来どんな家に住みたいか、うちの室外機の中に巣を作ろうとあつまってくる蜂をみてどうやって巣をつくるのかなど話しながらよく食べた。夕方にはお風呂に入って炭の香りを落とし、夜ご飯は軽めのサラダだけにして眠った。


2024/6/2
日曜日。11時ごろ目覚める。彼は昨日たべすぎたようで夜中トイレで苦しんだそう。なかなか起きなかったのでひとり朝ごはんをたべる。昨夜の残りのサラダと食パン。今日もレモンマーマレードをのせた。

朝ごはん

駅のホームでツバメが止まっていた。よく鳴いていたので、何を話しているのかと想像した。「金曜日の夕方、八百屋を通りかかったとき、八百屋の屋根にツバメの巣があり、八百屋のおばさんが『雛鳥たちは帰ってきて、親鳥を待っているわ。飛べるようになった雛たちだけれど、まだ自分で餌を取ることができないので、夕方になると巣に戻ってお母さん鳥が運んでくるご飯を待っているのよ』と言っていたわ。」と彼が話す。なんだか鍵っ子の小学生の頃、母が仕事から帰るのを待っていたことを思い出した。ツバメにも小学生のような時期があるのだと話しながら、電車を待った。

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