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【限界効用逓減の法則】満足度をキープする為に大切なことは最適な選択

今日は幸福度の限界点を見定めることについて。
人は様々な欲求をもち生きている。
この欲求が原動力となり行動になる。

例えば、
良い生活がしたいから稼ぐ。
美味しいモノが食べたいからお店に行く。
気分をリフレッシュしたいから旅行に行く。
非日常空間を味わいたいからディズニーに行く。

この欲求を満たす為に行動する。
そして実際に欲求を満たすと満足度が上がる。

この満足度は、ある一定のラインを超えると下がっていく特徴がある。

■満足度の限界

満足度(幸福度)がある一定のラインを超えると幸福度が落ちていく。
この状態が限界効用逓減の法則が働いていると言われている。

◉限界効用逓減(ていげん)の法則とは

人が追加的に感じる満足度は少しづつ減っていく傾向のこと。
好きなことをしているのに満足度が上がらない時は、限界効用が減っているかもしれない。

限界効用逓減(ていげん)の法則の
限界効用とは、回数を重ねるごとに満足と度は小さくなり、これ以上超えられない満足度ギリギリのラインのこと。

ここが満足度のピークだという点。

逓減(ていげん)とは、少しづつ減っていくこと。

回数を重ねることに、1回あたりの満足度の度合いは少しづつ下がり、満足度のピークを超えると少しづつ満足度が下がってしまうという法則。

飲食で例えると理解しやすい。

例えば、
この暑い時期、喉がカラカラでビールが好きな人が仕事終わりに居酒屋に行く。
1杯目の満足感を想像して欲しい。
2杯目は美味しいけど、1杯目より満足度は下がる。
そして、それを何回も繰り返すとビールを飲みたくなくなる。

ビールは喉を潤し、適度に酔っ払える位までが満足度が上がっていくけど、ピークを過ぎると気分が悪くなる。

アルコールが弱い人であれば、2、3杯で限界効用がくる。

美味しい食べ物も同じで、お腹が減っている時は最初の一口目が凄く美味しく感じる。
ただ、美味しいからと言って食べ過ぎると気分が悪くなる。
※自分はいつも調子に乗ってガツガツ食べるからいつも限界効用を超えて気分が悪くなるパターン

腹八分目とは、まさに1番満足度が高い状態のことで、それ以上食べると満足度が下がるよという言葉。

ビールや食べ物で例えたけど、この限界効用には個人差がある。
ビールであればアルコール強度の個人差。
食べ物であれば満腹度の個人差。

この、満足度のピークを意識することが大切。

■年収と幸福度の関係

限界効用逓減(ていげん)の法則には個人差があるという前提を踏まえた上で、年収に対する幸福度。

2015年にノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のアンガス・ディートン教授は、年収と幸福度の関係について興味深い研究結果を発表した。

この研究結果をかみ砕いて説明すると、年収が7.5万ドル(約800万円)までは年収が上がるに従い幸福度が上昇しますが、それ以降は年収が増えても幸福度はあまり変わらないという研究結果。

確かに800万を超えると、派手な生活をしなければ普段に不自由なく生活できる。
でも多くの人は、お金を持つと派手な生活をしてみたり、見せびらかすからお金が必要になり、いつしかお金に取り付かれ不幸になるって結構みる。。。

この満足度はどんなモノでも存在する。

寿命もそう。
長生きは凄く良い事だけど、医療の進化で仮に120歳まで生きられる社会になった時、それは幸せか?と考えてみると良いかもしれない。

商品もそうだけど、すでに満足度のピークを達していて衰退している限界効用を超えているのに商品の質や技術で勝負しても意味がない。

腹八分目!まさに何にでも言える!
やり過ぎは良くなくてほどほどが1番。

■幸福度(満足度)をキープするには?

限界効用逓減(ていげん)の法則を知っていれば自分の満足度はキープできる。

大切なのはバランスのいい所を知る!
自分の中で満足度の限界点に達したら、無理をしない。

例えば、
仕事、プライベート、家庭の時間の使い方。
年収が上がると責任が増える。
仕事に追われるのも仕方がないけど、幸福度を維持するなら強制的にでも時間の使い方のバランスを保つ。

お金も使える限られた範囲があるなら、その範囲内で1番満足度が高く使える方法を考える。
お金が少ないなら固定費を減らして、自由に使えるお金さえ作れたら幸福度は維持できる。

このバランスが崩れると、人はストレスを感じ不幸になっていくと思う。

身の回りの幸せそうな人を観察していると共通しているのはやはり時間もお金も使い方のバランスがいい。
だから、満足度が高い状態をキープしている気がする。

満足度とバランス!!!

自分にとって最適な選択は何か?
どうやったら満足度が上がるか?維持できるか?

コレは意識しているか?していないか?で大きな差がでる。
迷ったら、近くにいる幸せそうな人を観察してみるといいと思う。

バランスがいい生活していると思う。

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