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こっち側はきっと、あったかい。

今まで手帳に書いてきたことを読み返す。
いつも自分の心の中にある、形にならない、渦の中にあるものを吐き出して、見えるようにする手帳。

常に闘っていた自分が見えた。何とか光を見出そうと、前向きな結論に自分の体を向けようとして、でも最後はしんどくなって。 それを繰り返して、闘っている自分がいた。

自分に厳しいと、人にも厳しくなってしまう。そこには 気づけていなかった気がするな。

常に「何で自分だけ」「何であの人は」の渦の中で、息苦しくなっていた。 人をゆるせなくなって、苦しかった。そんな自分を愛してあげられなくて、傷ついた。自分で、傷つけた。


でも、差し出された救いの手をつかめた自分は、えらかった。あっちの方に落っこちてしまった方が楽だったかもしれないのに、生き続ける方を選んだ。助けの舟に乗ることを選べた自分を、誇りたい。 えらかった。よくやった。


今は、自分につながっているたくさんの手を感じる。

こっち側はきっと、あっちの方より生きにくい。けど、こっち側はきっと、あっちの方より、あったかい。




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