■「上司」を選べたら、どんなに良いか…Part1
企業に就職し仕事をしている私たちには、上司がいます。
会長、社長でない限り、当然に上司がいます。
※会長、社長にも、提言などをする株主の存在がありますが…
今回は、「上司」について考えてみたいと思います。
少し長くなるので2回に分けてお話しさせていただきます。
■「上司」を選べたらどんなに良いか…
・自分に合った「上司」とは、なかなか巡り合えない
人間には、それぞれ得手不得手(えてふえて)があります。
会社においても「苦手な人」や「好感が持てる人」が存在します。
上司についても同様です。
私たちが心得ておかなければいけないのは、「自分に合った上司とは、なかなか巡り合えない。」ということです。
「苦手な上司」からの指示は、ときに「理不尽」なものと感じてしまいます。
「自分ばかり嫌な仕事を指示される」「自分だけ褒めてもらえない…」
「苦手な上司」からの指示が難しいものであったり、他の人が褒められているのを見ると、こんな気持ちになることもあります。
同じ内容でも、指示する人によって、受ける側の感覚が異なります。
苦手なAさんからの指示は、「理不尽」な指示と感じ、好きなBさんからの指示は、「期待されているから難しい仕事を依頼された、Bさんのために頑張ろう」と思ってしまう。
「苦手な上司」からの指示は、ストレスが溜まる要因となります。
知らないうちに、自分の中にストレスがどんどん蓄積されて行きます。
周りに気にかけてくれる人がいれば、溜まったストレスを少しでも解消することができますが…自分を理解してくれる人が身近にいない場合…
上手くストレスを発散することができず、心と身体が折れてしまう手前まで行ってしまいます。
そんな状態が続くと、最後には、朝、目覚めた後、起き上がれなくなったり、会社に行くことができなくなる…
私の周りでも、このようにして、心や身体が折れてしまった人がいました。
基本的に上司の指示には、従わなくてはなりません。
「苦手な上司」から指示された業務などについて進捗状況を確認されたり、報告を求められたりするので、更にストレスが溜まってしまいます。
※本来なら上司に確認される前に部下から報告しなけいけませんが…
「苦手な上司」と話すことができず、分かっていても報告できない人
もいます。
精神的に追い詰められてしまうのです。
➡これは、部下の能力以前の問題なのですが、上司はそのように思わ
ず「催促しないと報告もできない部下」という目で見るようになり
ます。
上司も、部下が自分のことを「苦手」だと思っていることは、
薄々気がいているので、部下のことを好意を持った目で見ることが
できません。
このような「苦手な上司」からのストレスについても、私は、「自分の考え方、物事の捉え方」を変えることで、少なくすることができると考えています。
先ほども言いましたが、同じ指示でも「苦手な上司」からは、「理不尽」と感じ、「好きな上司」からは、「期待されているから難しい仕事を依頼されたんだ。この上司のために頑張ろう」と感じてしまう。
同じ指示でも出す上司によって受けるストレスの量が違っているのです。
それなら、自分を守る方法の一つとして、「苦手な上司」から難しい仕事の指示を受けても「今の頑張りが、必ず自分の将来に役に立つ」、「スキルアップのチャンスだ、自分しかできない経験なんだ」と前向きな捉え方に意識的に変えて見たらどうでしょう?
■部下は上司を選べない
・部下は上司を選べない
「部下は、上司を選ぶことはできません」
配属されたら、そこに今の上司がいた…普通は、こうですよね。
「あの上司と仕事がしたい」と思っても自分に人事権があるわけではないので希望通りになることは基本的にありません。
ただ、上司の方も、自分の部下を選べるか?というと、人事権を持っているのは一部の責任者であり、その責任者に希望を聞かれることはあっても、自分の部下を選べる上司は、多くありません。
上司の方も自分の希望通りに組織の構成員を選べているわけではないのです。
上司も色々な部下がいるので、大きなストレスを抱える場合があります。
※部下が自分の指示通りに動いてくれない。
「自分の子ばかり、理不尽な仕事をさせられている…なぜなの?改善し
て!」と部下の親が文句を言ってくる。
間違いを指摘しただけで、直ぐに「ハラスメントだ!」と騒ぎだす。
…など部下の方にも理不尽なことを言ってくる人がいます。
事実、私たちと同じように苦労している上司も数多くいます。
この現状を私たち部下も認識しておいた方が良いと思います。
「苦手な上司」だと思っていた人が、実は、部下に悩まされていた。
視点を変えて見ると(※上司からの視点等)で見ると、見えなかったモノが見えてくるかもしれません。
上司に対する見方も変わってくることがあります。
「苦手な上司」に対し「この人も苦労しているんだな…」「上司は、上司なりに大変なんだな…」という風に見ることができれば、「苦手な上司」に対する見え方も変わってくるはずです。
※そのように考えることができない、自分勝手上司も存在していますが…
「苦手な上司」がすべてそうではないにしても、上司をよく観察すると、そういう部分が見えてくる人もいます。
上司に対するイメージが少しでも変わるとしたら、私たちが受けるストレスも軽減される可能性があります。
少し長くなりましたのでPart1は、この辺で一旦終わりにします。
次回、Part2まで読んでいただけると幸いです。
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