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■「上司」を選べたら、どんなに良いか…Part2

引き続き、「部下は上司を選べない…Part2」についてお話ししましょう。


■部下は「上司」を選べない…

・部下は、上司を選べない

みなさんは、自分の上司の何を知っていますか?
好きな食べ物は?趣味は?好きな音楽は?好きなスポーツは?…
何も知らないのではありませんか?
知らないのは興味がないからかもしれませんが…
一緒に仕事をする相手、しかも上司であれば、仕事を効率よく進めるために(少しだけで良いので)相手を知る努力をしたらどうでしょう?
上司を観察していると、自分との共通点が見つかるかもしれません。
 ➡不思議なもので、相手との共通点を見つけると親近感が湧いてきます
  そうすると、今まで「苦手な人」だと思っていた上司のことを見る目も
  変わるかもしれません。
小さなモノでも共通点を見つけることができたら、相手に対するイメージ変わってくると思います。
   ※共通点が見つからないまでも、相手に興味を持つことは今後の仕事
    を進めていく上で必ず役立つヒントが見つかるはずです
   ※取引先など仕事相手にも苦手な人がいれば同じように共通点を
    探してみたらどうでしょう?

昔は、「ハラスメント」に対する意識が低く、多くの社員が上司からのハラスメントまがいの行動により精神的に追い詰められながら仕事をしていました。
当然、ストレスも日々溜まり続け、「いつまで自分は持ちこたえることができるのだろう…」と不安を抱えながら仕事をしていました。

また、昭和世代は、上下関係に厳しく、今みたいにフレンドリーな接し方をしてくれる上司は皆無でした。
当時、ほとんどの社員は、役職がステータスだと捉えていたので、上司の指示は、「理不尽」な内容でも絶対的なものとして捉えられていました。
そんな環境では、部下が上司に対する「自分の考え方、物事の捉え方」を変えてもストレスを軽減することは難しいのが実情でした。
 ※その頃は、「ストレス」という言葉も一般的ではなく、上司に至っては
  ストレスで体調を崩す人は「弱い人」だと決めつけていました。
  「24時間働けますか?」が流行語にもなった時代です。
 ※私も、上司から灰皿を投げられたり、長時間、罵倒されたこともありま
  した。
  今、思うと「よく心が折れずに頑張っていたな…鈍感だったのかな…」
  と思うことがあります(苦笑)
こんな環境の中で仕事をしていたなんて、今の20代、30代の人には信じられないかもしれませんね。

本来、「パワハラ」「セクハラ」などのハラスメント行為は、許されるものではありません
当たり前のことですが、私たちが人間らしく生きるために社会環境も必然的に変化してきました。

会社もハラスメントには厳しい目を向けているので、一昔前と比べ、「理不尽」な指示をしてくる上司もあまり見かけなくなりました
 ※本当に「理不尽」なことをされたら、申出る窓口が今はあります。
仕事をする環境が改善されてきた今なら、「苦手な上司」からの指示についても「必ず自分の将来に役立つ経験」と自分の考え方物事の捉え方を前向きに変えることができると思います。
そうすれば、少しだけかもしれませんが、「心が楽になります。

■合わない上司➡「視点」を変えると気持ちが楽に

・視点を変えると気持ちも楽になる

会社組織で仕事をしていると「理不尽」だと思える場面が沢山あります。
この「理不尽」なことは、正直で真面目な人ほど大きなストレスとして蓄積されていくんです。
 ➡良い意味で「正直すぎない」「真面目過ぎない」を実践しましょう。
  仕事で手を抜くという意味ではなく、「いつも全力疾走していると、
  いつか走れなくなる、時には休息を取りましょう」という意味です。
   ※休息を取っても罪悪感を感じることはありません
     →自分の体調を維持するために休息は、必要なことと割り切りま
      しょう。
   ※自分が体調を崩さず、普段通り仕事ができていれば、会社にとって
    もメリットになります。
    逆に無理しすぎて体調を崩して仕事を休んでしまう方が会社にとっ
    てデメリットなんです。

上司に対する「悩み事」があるなら、頭の中だけで考えず、文字にして書き出してみましょう。
 ➡文字にして眺めていることで様々なモノが見えてきます
   ・悩んでいたが、悩むほど重要なことではなかったこともあります。 
    頭の中だけで考えていたときよりシンプルに見ることができます
   ・対応しなければならない課題等の優先順位も整理できます。
書き出した「悩み、課題」を眺めて、様々な角度から「どうしたら上手くやれるのか?」という「できない」ではなく、「できる」手段を考えてみましょう。
悩んでも自分では、どうすることもできないコトなら、無視するのも一つの手です。
無視と言ってもしばらく、そのままにしておいて、改めて見直してみると解決に向けた糸口が見えてくることもあります。
自分が悩んでもどうにもならないことなら、自分の考え方、物事の捉え方を前向きに変えてみましょう。
 ※抽象的な言い方になってしまいましたが、場面場面で悩みや課題が異なるので、考え方、物事の捉え方の方向性だけでもご理解いただければと思います。

以前、提案させていただきました「超前向き思考」をここでも実践してみましょう。
「苦手な上司」もいつかは異動になります。
 ※なかなか異動しない上司もいますが…
「苦手な上司」の姿を見て、自分が将来、同じ立場になった時「どのようにマネジメントするのか?」の参考にしましょう。

自分の思考や行動を変えましょう…と言われても、いきなり変化することは難しいですよね?…
時には、強制的に、「変化するんだ!」と強い思いで取組むことも必要になるでしょう。
そのような思考や行動ができるまで時間もかかるでしょう。
ただ、辛い今をこのまま我慢して過ごすより、少し難しいと思えることでも
自分の考え方や物事の捉え方を変えることで自分の心と身体を守ることができるのです。
自分を守るために、必要なことだと認識し取組んでみましょう。
自分を信じましょう
私達なら、必ずできます。

ストレスが溜まっているな…と感じたら、以前ご提案させていただいたストレス解消法の一つである「ため息」や「深呼吸」をその場でしてみましょう。
この行為は、ストレス発散に効果があると精神科医が提唱していると前に書かせていただきました。
「ため息をつくと幸せが逃げてしまう」という話を聞いたことがありますが、これは迷信であると、無視して大丈夫そうです。(笑)

特に「深いため息」がストレス発散に効果大とのことです。
「ため息」は、深呼吸よりも息を吐く量が多いため、よりリラックスできるのだそうです。
 ※「ため息」を人前でやると気にする人も多いので、TPOを考えて行いま
  しょう。
「ため息」をすると、肩の力が抜け、落ち着きます。
少しだけですが「心に余裕」も出てきます。
そうすると、今まで悩んでいたことも、違った視点から見ることができるようになります。
異なる視点から見ることにより、今まで悩んでいたことが、そんなに悩まなくてもいいコトだったと、気付くことさえあります。
 ※すべてが最重要項目ではありません
 ※ペンシルバニア大学の研究によると、
   心配事の79%は、実際には起こらず、しかも、残りの21%のうち、 
   16%の出来事は、事前に準備をしていれば対処が可能
   心配事が現実化するのはたった5%程度という研究結果だそうです。
結果、心が楽になるのです。
これは、私の経験から提案させていただいたものですが、オススメだと思っています。
前に提案させていただきました「ストレス解消法」などを参考に自分なりの方法を見つけ、心と身体の健康を維持するよう実践してみましょう。

次回は、下記リンクをクリックしてください!

第15回
■仕事ができる人の「相談」のしかた|丸ちゃん (note.com)

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