見出し画像

■仕事の頼み方一つで結果が変わる!Part3

前回を少し振返ってみますね。
入社から間もない人などは、ピンとこない部分も多いと思いますが、あなたが先輩や上司になったとき、どうするのか?の参考になればと思います。
いざ上司・先輩になった時、普段から考えておかないと、悩んでしまうかもしれません。

『最初から最後まで自分一人の力で完結できる仕事は、ほとんどありません
 ※「仕事」を細分化して「作業」として行うなら一人で完結できますが…
誰かに協力を得ながら仕事を進めないと、スケジュール通りに完結できず、できたとしても期限だけ間に合わせた「やっつけ仕事」になってしまいます。
そうならないために仕事を細分化し、他の人に協力をお願いするのです。
そして、仕事をお願いするときは、「なぜ、この仕事をあなたにお願いするのか?」をしっかりと伝えなければなりません。
「この仕事の目的」、「仕上げた仕事が最終的な目的にどのような効果を及ぼすのか?」を明確にし、それを伝えた上でお願いする。
その時に心掛けたいのは、仕事を任せた以上「最後の責任は自分が取る」ことと、できるだけ「権限委譲」することです。


■仕事の依頼は相手の気持ちに寄り添い行う

●「仕事」を依頼するときの注意点

もう一つ仕事をお願いするときの注意点を書かせていただきます。
 ・私の考えている「スケジュール感」で相手は仕事を完結できそうか?
 ・依頼される人(仕事を受ける側)は、本人が持っている仕事との両立は
  可能か?

その人の能力を考慮した上で、無理のないスケジュールで依頼しましょう。

あなたは、なぜその人に協力を仰いだのか?
部下・後輩であれば、本人の成長を期待して依頼したのか?
そうであれば、依頼した部下・後輩に何とかその仕事を完結してもらえる環境を創り出しましょう。
状況により別の人にフォローもお願いしなければいけません。

部下・後輩の成長よりも、今回は、仕事が立て込んでいるため、その人に依頼した方が一番早く仕事を完遂してくれるから…という理由の場合、その人の取り組んでいる仕事で今、手一杯だったら、2番手に依頼するのがベターでしょう。
 ※依頼した人が現在持っている仕事との両立が難しい場合は、他の人の  
  フォローや別の人に依頼することも考えなければいけません。

仕事を依頼する人は、どうしても自分の仕事だけを考えたスケジュール感で依頼します。
しかし、依頼される側(仕事を受ける人)は、通常の仕事を持ちながらの対応となるため、その部分を考慮した配慮が必要となります。
仕事を受ける相手が安心して取組めるような配慮が必要なのです。

自分が仕事を依頼される立場で考え「仕事が自分に集中している…負担が多くて、嫌だな…」と感じることが無いような仕事の配分なども含めた、心配りが必要となります。
上司・先輩からの依頼は、「基本的に断りにくい」ものであることを認識すれば、このような心配りも必要なのではないでしょうか?

■仕事を通じて部下・後輩を育成する

●部下・後輩の育成は大変

上司・先輩には、「部下・後輩の育成」も期待されています。

ビジネスマナーなど基本的スキルは、会社の研修によって習得できますが、その人が組織に寄与できるような「物事の捉え方・考え方」「他部門との連携の仕方」「取引先との折衝の仕方(商談も含め)」などは、ほとんどの場合、現場で経験しながら身につけていくことになります。
つまり、ビジネスマナーなど基本的スキル以外の育成は現場に任されることとなります。
 ※会社の仕事は多種多様にあるため、人事部門としても具体的な仕事の
  スキル(※例えば、営業であれば商談の進め方など)については、画一的
  な研修が難しく、共通して実施できるビジネスマナーなど基本的スキル
  の習得に限定されるケースが殆どです。

上司・先輩は、「現場での育成」という重要性を認識した上で、全力で取組む必要があります。

一番効率の良い「育成」は、現場での実践になります。
「仕事」の指示、依頼の仕方によって部下・後輩の成長の度合いが変わってきます。
その「仕事」を行うことによって求められる結果=目的を明確にした上で、ある程度の権限委譲も必要になります。

「仕事の目的」が分からなければ「作業」になってしまうことを認識した上で、しっかり「仕事の目的」を伝え、「考えながら仕事をする」ことが普通にできるようにフォローしましょう。
これが一番効率よく部下・後輩を「育成」する方法だと私は思います。

次回は、下記リンクをクリックしてください!

第45回
■「怒る」と「叱る」あなたのタイプは?Part1|丸ちゃん (note.com)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?