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子どもの成長、泣けちゃうわ(21歳)。

私、学童保育所でアルバイトをしているのですが。2年生の女の子が昨日、学童ラストの日でした。

出たよ。毎年寂しくなっちゃう瞬間。
何だかんだこのバイトも4年目を迎えようとしているのですが、いっつも心がしんみり。

その子のことを思い出してみました。
彼女との関わりは土曜保育(児童は6~7人程)のみ。月に1~2回です。
入りたてのころは自信もなさげで、皆の前で絵本を読む係や「いただきます」の挨拶係になったときは本当に緊張していて声が小さい子でした。
普段保護者さんと深く関われないバイトの身分の私が「今日、本読み頑張っていましたよ!」なんて親御さんに声掛けまでしてしまった程です。

でも時間が経つにつれて彼女はやんちゃガールに。ツンデレって感じでしょうか。根は良い子っていうのは分かるけど、少し言い方や態度が強いときがありました。

先生たちにはイジッたり(もちろん限度は分かっていた様子)頭突きしたりなんてことも。
でも「先生が嫌い!」という意思でやっているのではなく、むしろ先生(私)にくっついてばかりの子でした。

私はその子にイジられたときも何度も盛り上げ(笑い?)に変えていた人間だったのですが、一度厳しく叱ったこともあります。
頭突きがちゃんと痛かったのでね。

昨日はその子のラストの日。
彼女は今まで関わった先生のイラストをプラバンに描いて、じゃらじゃらと誇らしそうに持っていました。もちろん私のイラストも。

イラストをよく見たら「(先生の苗字)ようぎしゃ(年齢)」と全員分書いてありました。ふふふ、彼女なりの最後のイジりですかね。
どこか愛を感じます。

彼女は私に一枚プラバンも渡してくれました。花の絵と共に「ようぎしゃシリーズ」と書いてある。
「先生!これ見て私思い出してねっ!」と一言くれました。

うん、これなら君のことすぐ思い出せるわ。

彼女が帰る少し前、お気に入りのウミウシのぬいぐるみ(小)を見せてくれて旅行の話もたっぷり聞かせてくれました。ああ楽しかったなあ。

2年程しか関われなかったけど、成長を感じました。
帰り際「あぁ、この子とはもう死ぬまで会えないのか」なんて思うと目が湿ってました。
そんなこと考えちゃいかんのですが、お別れツレぇなんて思うのです。

21歳女、最近ははじめてのおつかいで号泣するようになってしまったし、心はすっかりおばはんです。

私もこのバイトができるのもあと1年か。
すこぶるお気に入りですが、次の進路に向けて頑張らなければ。

写真は「ようぎしゃシリーズ」です。

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