【古民家リノベ⑮】2020年:初大工さんと初小雪と。
2018年春の片づけから始まり、片付けては破壊(解体と言うより破壊の方がしっくり来てしまう)を繰り返した約2年間を経て、2019年年末にやっとこぎつけた「つくる」工程。
しかし、またしても冬が来てしまった(そりゃあ来るよ)
ここは雪国。
雪の長話はこちら⇩
雪が降るだけなら道は除雪体制バッチリだし、作る作業は屋内なのだから問題ないと思われがちだが、そう言う訳にはもちろんいかない。
作業中も建設資材の運搬があったり、なにより人の出入りもあるから車道から家までの道や入り口付近は除雪をしっかりしないといけない。
なにせ「大工さん」がついに入るから!!
ついに!ついに!!!!
ともあれ2020年になりました。
しかし、まさかの我々の雪の心配はこの年空振りに終わる。
山に越して約30年、初めてではないかと言う位の「小雪」(少雪?)
例年まれに見る雪の少ない冬となったのである。
雪が異常なくらい多いと「災害」認定されたりするが、本当にこの冬は少なすぎて、それもある意味災害といってもいい位であった。
確かに雪が少ないと、除雪も楽だし、通勤通学の心配、疲労も格段に減る。いい事づくめな様だが、これは大変な勘違いで、雪が多すぎても困るけれど、少なすぎても困る事がもちろんある。明らかに環境異常が起こっているのだから。
我が家としては結果的に、大工さんにこんな時期になってしまったが数か月通って頂くのに、雪が少ない事は大変助かったのだが、自然界の環境的にはよろしくない年であった。本当に心配するほど少なかったのだから(ここ雪国?ってくらい)
話は戻るが・・・・
1月の中旬から大工さんが古民家に通いだし、ついに(ついにをやたら使いがち)「つくる」段階にプロの手が入る事に!!
基本的に、ひとりの大工さんが専属で朝から夕方までお仕事をされて土日はお休みというスタイルだった。
大工さんの作業中は邪魔しちゃいけないので、私たちの作業は控えめ(なにせその前に次何していいかわからない)
大工さんのお休みの日に、そのお仕事ぶりを確認しに行ったり、掃除などで入ったりして、今まで「私たちの古民家」だったのが、なんとなく「大工さんの仕事場」になっていて何とも不思議な感覚だった。
大工さんの仕事はおおよそ春先まで(約3ヶ月位)の予定で、依頼した内容は家の土台基礎部分の修繕・補修と1階2階の床土台貼り(ベニヤまで)一部減築、一部サッシ枠取付などの木工事である。
そして突然の石。
石???
実は大工さんからのアドバイスがあり、我々素人DIY野郎でもできる事で、床下の防湿シートを引く作業を大工さんが床を張る前に行ったのだ。
シートは普通にホームセンターで購入できるものを使用。
今までもホームセンターはちょいちょい行っていたが、この改装作業が始まり、今までとみる場所が変わると、こんなものもあるんだ!という新たな発見が多く楽しい。
これを引くことによって、土間(土部分の床下)からの湿気が上に上がってこない効果があるという(もちろん100%ではないが)
これは、大工さんからのアドバイスが無ければ、全くやるつもりが無かった作業なので(無知)ありがたき助言を聞き即実行(もちろん大工さんのお休みの日に:邪魔になるからね!)
我々が言いつけ通り(言い方)土間シートを引きまくった後、土台の補修を終えた大工さんが基礎的な床張り(もちろんこの上にちゃんとした?床をその後貼る:我々が)を行った。
あの年末にコンクリート打ちした旧台所は春頃に減築する予定。
そして、もちろん壁は外側も内側も、我々が「つくる」予定。。。。
こんなぴっちりしっかり作られた土台を見ると、最後まで任せたい誘惑にかられるけど、、、、。
この頃は、本当にこの後大工さんから引き継いで、自分たちでイロイロ作れるのかなあと言う不安も結構あったはず。
床土台を貼り終わった場所はしっかり養生されている。
床貼りは、あのてんやわんやした2階の藁部屋でも行われた。
あの藁部屋の床は厚め(確か12センチ?くらい)一枚のみで床兼天井の扱いに。
床張りをある程度終えてもらった後、その天井部分をペイントする事に。
天井は塗るときに下に何も置けないので(もしくはめっちゃ養生しないといけない)できるだけ、下がまだ何もない状態の時に塗ってい置いた方がいいよとこれまた大工さんから助言あり。
またしても、お邪魔にならない土日に集中して塗る事に。
その様子はまた次回♪
さいごまで読んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです(o^―^o)!! 貴重なあなたの時間の一部が、よいものとなりますように✨