【古民家リノベ㉕】座敷が異空間キッチンに生まれ変わるまで。
ちょっと久しぶりな、改装シリーズ。
今回は台所の完成までの工程を一気にまとめようと思う。
関係ないが、⇩は掃除の頃からこの家に住み着いていたコウモリ。通称「モリオ」
改装3年目も相変わらず時折見かける。同じコウモリかは全く不明だが。そしていつでも一人だが。
昼間は屋外のどこかで過ごしているが、夕方くらいになると現れる。
というか、日中も本当は居たいのかもしれないが、人間がやかましく作業しているので、そりゃ外をほっつき歩くしかないよな(モリオ、グレないでおくれ)
さて改装。
台所周りの壁は石膏ボードを中心に、ベニヤ板も取り入れて貼っていった。
所々に最初の段階で装飾の為に古い窓を入れたり、アーチ状の入り口にしたり、ちょっとばかりこだわりも入れつつ(前回参照)
台所の中から撮ったところ⇧
とってもゴチャついているが、もの置き場と化しているのがシンク。
まだ取付前。
ちなみにシンクは大小二つ設置予定で、一つはこの家にもとからあったものを磨き込んで再利用。長年放置されていたが、さびや汚れを丹念に除去したら、結構ものはしっかりした良いシンクだったのでありがたく使わせてもらう事に。
もう一つはネットで購入した。こちらはお値段もお買い得だっただけあってか、古いシンクよりはちょっと品質は劣る感じだが(新品だが)補助的に使う物なのでそこは妥協。
元は座敷だった二間をまたいで作っている為、ど真ん中に梁や柱、長押が存在感抜群。
ちなみによく言われる「大黒柱」が座敷を横断した作りにしたために
台所のど真ん中に。
まあ食は体を作る大切な柱って事で、、、(無理やりこじつけなくても)
シンク側の窓は2つ設置。表の通りが見えるようにしたかったのと、明かり取りにも必須。
窓は解体する空き家から頂いたものを活用した。
状態も良い窓たちばかりで、ありがたい。なんならこのお家に元からついてたサッシを利用しようかと思っていたが、棚から牡丹餅的にこのサッシを頂けることになってとってもラッキーであった。
⇩入手経路?など、ここでも散々書いていたのでよかったら。
ちょっとしたカウンターっぽい場所の周りは古い窓を取り付けて。ガラスが恐ろしく割れやすそうだけど、模様一つとっても感じがよくて絶対使いたい!と、解体の時から大事に大事に取っておいた。
納屋に移したり、家に戻したり、また納屋に移したり、、、、移動しまくっている途中に割れなくて本当に良かった。
台所の外壁は元は座敷の掃き出し窓だったのを塞いで上の明り取りの窓のみ残した。
廊下に当たる部分は曇りガラスの窓を設置。その隣の同じく曇りガラスの小さな窓はトイレの窓。共にやはり頂き物。
壁は母の希望でターコイズブルーを中心に。
和室感から一気に洋風へ。
一色だけだとやはりつまらないので、もう一色。
たしか「パンサーピンク」って名前のお色。
「ピンクは分かるが、パンサーってなんや??」ってやたら思ってた記憶が😅
そんな真ん中に純和風大黒柱&壁面ターコイズ・パンサーな異空間で床張り作業を強いられる大工さん。
いや、別に強制している訳じゃ、、、。すみませんね、落ち着きのない空間で(今更感)
ちなみに、こんな色塗ってみたよ!と言ういらない報告に、棟梁は苦笑い&ノーコメントであった(大工さんを困らせるな)
台所の床は水に強いヒノキ板を使用。
硬くて、杉板に比べてヒンヤリ感があるが傷がつきにくいと言う利点もある。
⇧
台所のど真ん中の柱の陰にひっそり佇んでいる釜にお気づきだろうか?
まだまだ出来上がっていないにもかかわらず、新しく台所を作る際にはガス釜でご飯を炊きたい!と母のたっての希望にて既に購入済みのガス釜が出番を待ちわびるがごとく存在しているのだ。
旧自宅に既にあるガスオーブンももちろん持ってくるので、ガスの線は対極に2か所に設置した。
そしてまだベニヤ板が見える壁は背面に水道の配管があり。
ここはシンクで完全に隠れる場所なので、ペイントは無し。床を貼り終わったらシンクを壁につけて設置する。
台所の内側壁はペイントで仕上げるが、廊下側に当たる部分は雰囲気を変える為に全体にペイントではなく漆喰をぬっていく事に。
漆喰は粉状態のものを購入。
正確にはただの粉ではなく、材質は炭酸カルシウム、消石灰、粉末ふのり、補強繊維(スサ)が入っているそう。
DIYで手軽に塗りたい場合は、すでにいい感じに練ってあって
あとは塗るだけ的なバケツに入ったものがホームセンターでも
もちろん売っている。そしてそれはもちろんお高いので我が家的には
即却下。
この漆喰の粉(じゃないけど)を自分で水を配合しながら練って作る。
下の写真から分かるように、始めはそれこそコテを使い職人気取りで塗ろうとしていたのだが、なかなかにうまい事行かず(想像通り)
手で塗っちゃえ!!と早々に切り替えて手で塗りたくり作戦に。
漆喰は凹凸も出るし、ペンキで塗るのとまた違った雰囲気になって新鮮。
そして、いろんな隙間や段差などごまかせるので(ここ重要)
そこもDIYには良きポイント。
職人さんが塗るような綺麗な模様にするのはかなり難易度が高い。
だったらいっそ手で塗りたくった方が、それはそれでなんとなくいい感じに
模様みたいな感じに見えなくもない仕上がりに。
じっくり見られたらそりゃなんじゃこれ?なのだろうけれど。うっすら、、、うっすらとね、、、。
さて
壁も塗ったし、床も貼ったし、シンクも設置した。
いよいよ台所感が増していく。
床の塗装は自然素材のステインを使用。
ネットで見つけて試しに買ってみたそうだが、自然素材なだけあって
環境には優しいがお財布には厳しかったので、購入は一度きりだった(涙
おかげで?床はその後も良い感じに水や汚れの染みも付きにくく、台所は床材共々若干お高めな素材を駆使したが、結果的に良かったのでは。と思う。
コンロ周辺の壁は防火仕様のタイルっぽく見える壁紙を貼った。
なんだかゴツイ勝手口はサッシでお馴染み、知人のサッシ屋さんの廃材。
これも一応防火素材だそう。この扉の向こう側に薪ボイラーがあるので
それまたちょうどいいんじゃね?って事でここに設置(逆にここ以外に設置する場所が思いつかない)
台所と居間(薪ストーブの部屋)を区切る壁はベニヤ板を貼った上に古板の端切れや、クルミ、小石などを貼り付けた。
クルミは片づけの時に壁の隙間から出てきたりした、ネズミがかじったクルミも。
完成後間もない、ちょっとまだ物少なめの台所。
ここぞどばかりに例のガス釜が鎮座している。
この写真は2020年12月頃の。やっと電気が開通したが既に雪の為冬囲いをしてあるので、1階は穴倉的暗さ。
まとまったような、まとまっていないようなだが、、、
台所改装編?はこんな感じ。
一通り「完成した!!」ていうのは電気・ガス・水道が開通した12月頃かな?
水道はもっと早かったんだけど、電気がなんやかんやかかって
その位だったから。
細かい部分ではまだ済みながら作ったり直したりしているんだけれどね(今だ)
台所裏話としては、この台所がほぼ完成した12月頃にガスも開通したのだが
そうなると旧自宅もガスを使っていて、2軒分もガスを使うのはもったいない!!と母が強行突破的に、旧自宅のガスを止め、台所関係のものたちを引き連れ(冷蔵庫、オーブンなどなど)まだ古民家の2階は内装が出来てないのだが、こっちの家に単身引っ越し(徒歩1分だがね)してしまった。犬と共に。
その為、ちょっとの間、父と私が食事(主に夕食)に古民家に通う生活に。
そして会社に行くのに朝わざわざ古民家に通うのもめんどくさくなったのか(徒歩1分よ?)
父も直に引っ越し(徒歩1ぷ・・・)
私はさすがにまだ部屋も出来てない場所が多いし、なにより冬に猫たちを連れて行くのは、猫も可哀そうだし(おばあちゃん猫もいるし)春まで旧自宅生活続行。古民家にはもちろん改装で通ったり、夕飯で通ったり。
なので、2021年の春に正式に?私と猫たちと家財たち(?)が引っ越すまでの数か月間は微妙な一人暮らし生活、2拠点生活に(徒歩、、、以下略)
ガスはないから朝や昼の簡単な調理はガスコンロを使ったり、夕飯は古民家に食べに行く生活もそれはそれで楽しかったな。
そんな思い出と共に今回はこの辺で♪
大分まだまだ終わらない感が満載なので、だいぶ初めの頃に出したこちらも⇩箸休め的に見てもらえると、幸いです(?)しかも今改めて見返したらこっちには台所の中の完成後が載っていなかった😅
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