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君がかわいすぎて

明日は休みじゃなかったけど

事が上手く進んで休みになった

彼女にはまだその事を伝えていない

彼女は明日休みだから

自宅近くまで行って伝えてみようかな

どんな顔をするかな?

喜んでくれたら嬉しいな


そうだ!

彼女はハード系のパンが好きだから

少し遠回りして

君と俺が好きなベーカリーで買って行こうか

彼女はいつも言っていた

自分が美味しいと思うお店はなぜか近くにないと


数駅離れた所にしかないよなと

俺もそう思っていた


君と俺が好きなベーカリーで

「明日のパン」

を買って彼女自宅の最寄り駅に着いて

彼女のアカウントを開けた


「今どこ?」

「今帰ってきたところ  どうしたの?」

「伝えたいことがある  今から会える?」

「どこにいるの?」

「最寄り駅にいるよ」

「わかったそっちに行くわ」

「気をつけて来てね」

「ありがとう」

この後俺は君が喜びそうなスタンプを送り君を待った


君が来る方向を見る

逆光だから手で日を除け

よく見ていると姿が見えて目の前に来た

疲れている顔をしていたけれど笑顔だった


「何?どうしたの?伝えたいことって?」


俺はボソっと「実は・・・」と言った後

内緒話をするように耳元に近づき


「明日休みになったよ」


そう言った時の
何も混ざっていない君の喜ぶ表情がかわいすぎて

「痛いよ」と言うほど抱きしめていた


「あれ?パンの匂いがする」

「君が好きなベーカリーのハード系買ってきたよ」

はい と渡すとまた喜んでくれた


ハグを解き君を見て
「ホント好きだわ」と呟いていた


「明日どこ行く? ねぇ明日どこ行こうか?」


目をキラキラさせて言うから
何も言えなくなる

素直に喜びの感情を出してくれるところがたまらない

かわいすぎて涙が出てくる




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