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「詩」君には言わないけど本当は

君のことは何も知らない

だから知りたい

だけど聞けない


出会ったのはほんの数ヶ月前

ちょっとした場所で

ちょっとした時間

その中で君の愛嬌なのか可愛げのせいなのか

気にしない 気にしてはいけない

自分に言い聞かせていても

心のブレーキがなんだか甘い


すぐそばに来てネイルの指先を見せられて

微笑みを見せられて

華奢な肩を見せられたら


「これって近づく恋?」

イケナイ考えが頭を擦める


いや・・・でも・・・だけど

このような感情を出してはダメなんだな


いいな かわいいな 好きかもな

そう思った女性はいつも

俺の前から自然といなくなる


だけど君だけはそうならないでいてほしい

君があの場所にいるだけで癒されているから


ここでしか言えないけど

君には言わないけど


「本当は好きなんだ」

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