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【活動報告】スポーツドリンク作り(色の実験検証付き)

夏休みの自由研究のネタにもなるかなと、子ども向けにスポーツドリンク作りのワークショップを行いました。
色の違いによって味や温度に変化を感じるのか?という実験検証もしたので、子どもたちだけでなく見守りの保護者さんたちも一緒になって驚いたり感心したりと楽しんでくれていました。
読むだけでも楽しんでもらえると思います。
では、スタート!


1.準備するもの

①水のペットボトル(500ml)
②さとう(小さじ4:水に対し5%前後)
③しお0.5g(水に対し0.1~0.2%)
④レモン汁(小さじ3~4)
※②~④の量はお好みで調整

砂糖と塩は一般的なスポーツドリンクの設計(体に吸収されやすい分量)になっています。
特に砂糖は8%を越えるとベタベタと甘いジュースのようになって体内での吸収が遅くなり、スポーツドリンクとしての機能を失ってしまうのでご注意。

2.混ぜる

全ての材料を上戸などを使って入れ、ペットボトルのキャップをしっかり閉じて混ぜます。
ぴったり500mlの水が入っていると溢れる可能性があるので、水は少し減らしていてもいいです。
お水は冷えてるほうが美味しいですが、常温のほうが砂糖や塩が溶けやすいので悩みどころ(冷えていても時間はかかりますがちゃんと溶けます。)

4歳のお子さまでも1人でできます

3.まずは味見

子どもたちからは「おいしい!」と評判だったこのレシピ。薄めたアクエリアスのような味です。
当初はクエン酸で作ろうと思っていたのですが、7月中旬なのもあって熱中症予防のためか品切になっていたのでレモン汁にしたのが功を奏したようです。

4.色づけ

食紅を使うので、大惨事にならないようにこの作業は大人が担当します。
子どもたちが作ったドリンクでなく、見本で作ったドリンクを使います。

食紅は赤、青、黄色の3色を使用
外国のドリンク売り場みたい

5.予想する、検証する

色によって味に変化があるのか、温度に変化があるのかをそれぞれ予想してもらいます。

ぶれちゃった

色に引っ張られて、黄色→レモン、赤→いちごと予想するのがとても子どもらしくて可愛いです。
実際に飲んでみても、酸っぱく感じたり甘く感じたり、冷たく感じたりぬるく感じたりと、感覚に影響を与えていることがわかります。
その様子を見守っていた保護者さんたちも、この検証を一緒になって楽しんでくれていました。
大人にとっても新しい発見だったようです。

6.自分の好きな色にする

子どもたちに自作ドリンクを何色にしたいか聞いて色づけをしていきました。
握りしめた透明のボトルに色がついた瞬間のキラキラした笑顔がわすれられません。
赤、青、黄色すべての色を混ぜたいと言ってきた子がいました。
正直どんな色になるか想像がつかなかったので全員で色の変化を観察すると、麦茶のような色になって大爆笑。
見た目は麦茶、味はスポーツドリンク。
脳みそが混乱しそうですね。

7.色と心の関係

「絶対ではないけれど」と前置きしたうえで、色には心を落ち着かせたり、奮い立たせたりと心を動かす作用があるんだよと紹介。
その時々で自分の「なりたいモード」に合わせて下着や服、小物を選んだりしてもいいんだよと伝えると、「へー!」とおもしろがって聞いてくれました。

最後に記念撮影。

ポーズは指示ではありません

子どもだけでなく、大人も一緒に楽しめるワークショップになってほっと安心しました。
ひとつ反省は、途中で考えるのに飽きて集中力が切れてしまう場面があったので、検証は3色ぐらいにしておけばよかったなと。
色がたくさんだとテンションは上がりますが、最後までやり抜く難しさも出てきます。年齢を区切って実施するのもありかもしれません。

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