【メンタル休職日記#4】重大な決断に迷うときは。
仕事でのキャパオーバーで、夜中起きてしまう、急に涙が出る、胸のあたりが苦しいなどの自覚症状が出て病気休職したわたしが回復するまでの経緯記録です。
不調期、ちょっと回復して考える力が湧いてくると、早くこの状況を脱したくて、転職とか、そもそも組織で働くのをやめて独立するとか、引っ越しまで頭をよぎるようになりました。
物件は内覧にもいくつか行って、成約目前になった物件もありました。
だけど、成約目前になって、急に不安が押し寄せてきたんです。
本当に今の職場は合っていないのか?キャパオーバーではあったけど、すべてがやりたくないことではないような…。
でも、やってみたいことがあるならば、年齢も年齢だし、今がちょうどチャンスなのではないか?
でも、やめることは簡単だけど、再就職はほぼ無理。やめて後悔しないのか?
でも、組織で働くことがそもそも気質として合っていないのではないか?
でも、今の家(社宅)は子供たちも馴染んでいる。この安定を手放してまで、やりたいことがあるのか。家族を巻き添えにする覚悟があるのか?
でも、こころが健やかでいられない「安定」なんて…。
でも、でも、でも…。
めちゃくちゃ悩んで、脳みそが疲弊しました。
悩んで消耗しただけで、結局、何も決断できませんでした。
かかりつけ医にぼやいたところ、「組織を離れるのもいいと思いますけどね笑、今は判断するのはやめておきましょう。」とやさしく諭されて、先送りにしました。
結果的に、先送りしてよかったと思います。
今後の見通しが立っていないのに辞職を決めることは、底の見えない谷にジャンプするのと一緒だ、とおもいました。
※第三者が見ても、明らかに、組織全体が不健全な場合は、辞める、も選択肢だと思います。
回復の途上にいるときは、ケガと違って明確に回復状況が見えないため、「早く前に進まないと」と、前のめりに焦りがち。
だけど、あくまで回復に向かっているだけであって、回復しているわけではないんです。
今思えば、気分もとても不安定だったし、睡眠も安定して取れていませんでした。
そんなときに、健康であっても大きなエネルギーが必要になる大きな変化に踏み出す、というのは、命を削ることと同じです。
気分が不安定なときって、それを「性格」だと思って、決断できない自分にひどく落ち込んだりしませんか?
だけど、気分が安定すると、あの時の自分は一体何だったんだろうと思いますよね?
睡眠がうまく取れない、家事育児のやる気が出ないなど、暮らしに支障が出ている場合は、かなりの疲弊状態にあると考えて、考えるのをやめてみましょ。
職場のパート職の方で、以前世界的大企業でバリバリ働いていた方がいます。
「やめるときって、『あ、やめよう』って自然と気持ちが向くものですよ。」と言っていました。
まずは回復を図る。回復すれば、自然と決断できるはず。
考えない代わりに、小さな小さなできることから取り組もう。
少しずつ、少しずつ、積み重ねていけばいい。
一日一回、背筋を伸ばしてみる。
朝、寝る前、深呼吸をしてみる。
そんなことでもいいんです。
焦らない。焦らない。
かつてのわたしと同じように焦っている人が、これを読んで少しクールダウンできますように。
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