【プレビュー】プレミアリーグ 第26節 リバプール×マンチェスターユナイテッド
プレミアリーグ第26節
リバプール
(6位/11勝6分7敗/勝ち点39/得点40 失点28)
×
マンチェスターユナイテッド
(3位/15勝4分5敗/勝ち点49/得点41 失点28)
@Anfield
■試合時間は3/6(月)1:30
■対戦成績
※リーグ戦のみ
・通算61戦 18勝24分け19敗
・直近5戦 3勝1分け1敗
↓直接対決直近5戦の成績。 ※プレミア公式より引用
↓両クラブの直近5戦の成績。 ※プレミア公式より引用
■負傷者
■レフェリー・VAR
主審:Andy Madley
VAR:Craig Pawson
■直近レビュー
■展望
予想スタメンはこちら。
【Liverpool】4-3-3
GK:Alisson
DF:TAA/Konate/van Dijk/Robertson
MF:Henderson/Fabinho/Bajcetic
FW:Salah/Gakpo/Nunez
【Manchester United】4-2-3-1 ※攻撃4-1(Sabitzer)-4-1
GK:De Gea
DF:Dalot/Varane/Martinez/Shaw
MF:Sabitzer/Casemiro Antony/Bruno/Rashford
FW:Weghorst
安定したユナイテッド、vs上位は久々
ユナイテッドはプレミアで今もっとも安定感のあるチームだ。
公式戦11戦無敗、その間全試合で複数得点。5つのクリーンシート。
直近のリーグ戦もリーズに2-0、レスターに3-0。
レギュラークラスで不在なのはエリクセンのみで、控えにザビッツァーやマクトミネイを置けるほど中盤の駒は充実している。
そしてunstoppableなラッシュフォード。
現在プレミアはシティ・アーセナル・ユナイテッドが抜けているいるが、彼らと対戦したのは12/23のカラバオでのシティ戦(2-3で敗戦)が最後。リーグ戦に限れば10/17の同じくシティ戦(1-0で勝利)と4ヶ月前まで遡る。
CLでレアルにボコられたので、このレベルの相手に勝てるとは正直期待していないが、ケガ人が戻りクリーンシートが続くここ最近を考えると、少しばかりは希望を持ちたい。
デヘアにロングボールを蹴らせたい
前節レスター戦のユナイテッドの中盤2枚はザビッツァーとフレッジのコンビ。前者は後ろでアンカーぎみに振る舞い、CB脇まで降りたりもしながらボール回しに参加していたが、頻度が少なかった。そのおかげでCBは特に前半はマディソンとイヘアナチョのプレスにハマっていて、まともにボールをつなげていなかった。
今節はカゼミロが先発すると思うのが、彼はフレッジよりの選手でマドリーでもやっていたように攻撃時はIHよりのプレーになる。
要はリバプールとしてはアンカーを消しながらCBに圧力をかけるやり方が有効なのだが、迎撃させるIHを誰にするのか、ミッドウィークのウルブス戦では80分プレーしたバイチェティッチよりは途中から10分プレーしたのみのヘンダーソンにその役割を任せたいが、もはや今のキャプテンのプレーは攻守において信頼できないので、バイチェティッチ一択か。できれば4-2-3-1 トップ下フィルミーノを採用してほしい。
プレスで追い込んでデヘアに蹴らせれば回収はそれほど難しくない。唯一長身のベグホルストは実は空中戦は強くない(今季21/50、勝率4割。ユナイテッド公式参照)。Leo the Footballさんが「でかい岡崎」と評していたが、エアバトルにあまり強くないので、もはや岡崎だ。
両SBは基本相手の中盤の位置かSBの手前まで上がる。
右SBのダロトは中央でも頻繁にプレーしていて、技術レベルを落としたカンセロといった感じ。空いた右サイドにはブルーノが収まる構造。
しかし、あまりにボールが回らないので、ボール保持に関与する場面は少なかった。
プレスをかいくぐった場合は、アタッカーのうち最低1人が必ず裏抜けの動きを見せる。ベグホルストはそういったフリーランをサボらずやっていて、3点目のサンチョのゴールは彼のランニングがブルーノへのパスコースを提供した。奥行きを作られたあとのマイナスクロスには注意だ。
チャンスメイクは主に左サイド。ラッシュフォードの単独突破はもちろん、ショーやトップ下の選手やカゼミロ(フレッジ)との連携もある。
アーノルドはついに現在プレミアリーグで最もホットなアタッカーと対峙することになった。宿敵のとの対決ということで熱くなる気持ちがポジティブにプレーに作用したほしいし、周りのフォローも必須だ。
ユナイテッドSHの守備に注目
レスター戦での守りは過密日程のせいかもしれないが、前からのプレスはほぼ無く、ミドルで構えた。
CFを務めたラッシュフォードはGKが持った時は中盤へのパスコースを、CBが持った時はCB間のコースを防ぐ立ち位置。1枚しかいないので、余裕はある。ブロックを敷いた時は彼は守備に参加せず、前残りする。
中盤前の3枚はボールのないサイドのSHが内に絞るか、SBについていくか。前者のやり方だと相手のSBが浮いてしまう構造だが、前半はそれをずっと変えずにやっていて、レスターGKウォード(元リバプール)から中距離のフィードが右SBカスターニュに何本も通っていた。後半は左SHのガルナチョがカスターニュについていく場面もあった。
前半の守りをしてくるのなら、こちらにはアリソンがいる。右からの前進は容易にできるはず。
中盤にボールがわたりファイナルサードにボールを送るとき、こちらから見て右サイド側は注意が必要。左CBのリサンドロ・マルティネスのタックルは強烈で、3点目のきっかけは彼が引いてボールを受けようとしたイヘアナチョを後ろから潰したことだった。迫力に試合を見ていて思わず「うぅわ!」と声が出た。
ガクポの間受けもおなじみになってきたが、アルゼンチン代表DFの圧力をクリアできるか見もの。あるいは彼の得意な左よりで受けてもいいと思う。
リバプールとしては、レスターがやっていたように右WGを中でプレーさせて右SBを高い位置に押し上げてラッシュフォードを下げさせ、カウンターの脅威を減らしたい。
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