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【レビュー】プレミアリーグ 第24節 ニューカッスル×リバプール


12月末以来のリーグ戦連勝。ガクポが2戦連発。

■スタメン・サブ・レフェリー


ファン・ダイクが復帰し、他は前節と同じメンツ。
ニューカッスルはゴードンではなくアカデミー出身で20歳のスコットランド人アンダーソンを起用。
ケガ明けのウィルソンと元リバプールのマンキージョがベンチ入り。


【レフェリー】
主審:Anthony Taylor
VAR:Chris Kavanagh

■前半

ニューカッスルの守備は両WGがこちらのSB/CB/ファビーニョの間くらいの位置で構え、イサクは状況に応じせCB間やCBとファビーニョの間に立つ。ニューカッスルの3センターは全員運動量豊富で、前節ボーンマス戦でも見せたハイプレスを試合開始からさっそく見せてきた。

リバプールのビルドアップでいきなり気になる場面が。
5:07のシーン。GKからのビルドアップ時にCB間の距離が狭すぎて相手を広げられず、中盤へのパスコースを自ら放棄してしまっている。
そしてゴメスのポジショニングが悪い。
8:41ではやたら内側にポジションをとった結果、相手のプレスを容易にしている。中央のルートが使えず、サイドに追い込まれたりロングボールを放り込まざるを得ないため、効果的な前進ができない。

序盤はニューカッスルペースで3分に被決定機。
ロバートソンが帰陣できおらず、大外がフリーになっていた。

6:17のシーンではガクポとサラーがスイッチ。
今後ヌニェスも含めたこのトリオがプレーするときは思った以上にポジションが流動的になりそう。
 
9分にリバプールが先制。 
ファビーニョ/サラーアーノルドのトライアングルからヌニェスへのさすがのロングパス。ヌニェスは最初からフリーだったが、トリッピアーが一瞬大外のロバートソンが気になってヌニェスからさらに離れたおかげでヌニェスにシュートまで余裕ができてしまった。アーノルドの頭の向きからして目線でフェイクを入れていたかもしれない。

16分に2点目。
バイチェティッチの素晴らしいターンで中央から前進。左サイドのマクシマンはアーノルドへのパスコースを塞ぐ立ち位置をとっていて、外から入ってきたサラーがフリーに。CBの死角から裏をとったガクポがフィニッシュを決めた。
両SBが幅をとり、3トップが中でプレーする理想のかたちだった。

25分のニューカッスル右サイドからのロングボール。
細かいところだが、ゴメスの処理が良くない。目測を誤ったのか元から競るつもりがなかったのか、簡単に相手にボールを渡してしまう。

22分にポープが退場し数的優位になるが、ボールは持てるが、圧倒的に攻める展開には最後までならないどころか上がったSB裏をつかれカウンターからチャンスを作られた。ニューカッスルの選手は想像以上にボール扱いに優れた選手が多く、ボールを奪った際は、高い確率でファイナルサードまで前進できていた。

■後半

51:45分のニューカッスルの決定機。
ゴメスがイサクとの距離を取りすぎていて、マクシマンのパスが長かったとはいえ、あれを収めさせててはいけない。
サイドに釣り出されたダイクも距離をとっていたが、これは判断が難しいところ。後ろにカバーがおらず相手がマクシマンでだったので仕方ないともいえるが、ボールに追いつく前にもっとスプリントしていれればサイドでゴールに背を向けた状態に追い込めたのではないかと感じた。
この場面もそうだが、ヌニェスはプレスバックをしっかりやってくれ好印象。

59分に4人を一挙投入。
ヌニェスの肩が心配だったが、マドリー戦にも出場していて一安心。

ケガ明けのフィルミーノとジョタはどちらもいいプレーを見せていた。
前者は印象の悪いヒールパスミスがあったが、密集でも持ち前のキープ力を発揮。後者は運動量とエリア内での存在感は相変わらずだった。

後半はリバプール右サイドで相手優勢で、交代で入ったリッチーがWGとSBの間のポジションをとっていて、高精度のクロスを何本か放って脅威になっていた。

このままスコアは動かず試合終了。
気になった点をいくつか。

・アリソンがいるのにGKを含めたビルドアップをなぜかやらない。
・サラーは強引になっていい。シュートを打つことに消極的に見える。
・ゴメスには優秀なコーチが必要or言ってもわからない選手なのか。ドリブル&高速クサビは素晴らしかったが、クリアの精度とポジショニングがひどすぎる。
・来季は絶対にヘンダーソンを4or5番手(今のミルナー役)にできる選手層にしなければいけない。

■個人的MOM

👑A.BECKER👑
個人的暫定シーズンMVPは1対1をことごとく防ぎ、カウンターの起点にも。
特に後半ゆるゆるだったリバプールの守りだが、それの尻拭いをしてくれた。

■次節は2/26(日)AWAYクリスタル・パレス戦




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