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「いい言葉」「褒める言葉」も、記しておきます。

先日、こんな投稿をしたのですが、

何を書いたか、ざっくり説明すると「形容詞のボキャブラリーを増やすと、会話が楽になるよ」ということなのですが、ここで例に挙げている語彙がネガティブすぎて、ですね……(笑)。

ちょっと、ここで「ポジティブな形容詞」も挙げておきたいと思います。バランス取るためにも……。

人(性格)に関するポジティブな形容詞です。

fun(たのしい)
funny(面白い)
nice(いい人)
sweet(やさしい/いい人)
neat(綺麗好き/素敵)
caring(面倒見がいい)
thoughtful(気が利く)
considerate(思いやりがある)
affectionate(愛情深い)
attractive(魅力的)
energetic(元気)
cheerful(明るい)
inspiring(元気づける)
brave(度胸がある)
easygoing(いい意味で「のんき」)
outgoing(人見知りしない)
approachable(気さくで話しやすい人)
openminded(固定観念がない)
flexible(柔軟な)

一般的によく使われるのは、このあたりかなと思います。
funは、人に使う場合は「一緒にいて楽しい人」、funnyは「言動が面白い人」という使い分け。

日本の教科書では、親切な人のことを「kind」と習いますが、日常会話では「nice」と言うほうが断然多いですね。niceは親切なことも指しますが、笑顔で感じが良い、全体的に「いい人」っぽいことを指します。

nice, sweet, neatはどれも「いい感じの人」という時に使えますが、sweetはけっこう強めの褒め言葉。neatは本来的には「綺麗好き、整理整頓するのが上手」という意味ですが、ざっくり「いいね!」という時にも使います(カジュアルな言い方)。

caring, thoughtful, considerateはどれも「思いやりがある」という意味ですが、微妙にニュアンスが異なります。
それに比べ、affectionateは「家族や恋人など特定の人に対する愛情深さ」という感じ。

energetic, cheerful, inspiringはどれも似ているのですが、energeticはフィジカルに元気、cheerfulは内側から出てくる元気さ、という感じ。
inspringのもととなる動詞inspireは日本語にはない概念で、説明が難しいのですが、「やる気を起こさせる」という感じ。なのでinspiringを人に使う場合は「まわりを元気にする(人)」、inspring personと言ったら「ムードメーカー」みたいな感じかと思います。

openmindedとflexibleも似たような意味ですが、openmindedは「定観念にとらわれず、どんな意見でも柔軟に聞く」という感じ。flexibleは「(柔軟性があるため)相手に合わせるのが上手」という感じかなと思います。

ちなみにopenmindedは、日本語でいう「心が広い=いやなことにも怒らないでいられる」のような意味はないですね。その場合は「patient(がまん強い)」を使います。


あと、私が好きでよく使うのは、

hilarious(むっちゃ面白い)
hysterical(むっちゃ面白い)

どちらも「笑いが止まらない、最高にうける」という時に、人にも事柄にも使えます。hystericalは、「ヒステリー」の形容詞で、「あの人ヒスっぽいよね」という時にも使いますが、どちらを指しているかは前後の文脈でだいたいわかりますよね。


自分がこう言われたら、ちょっとうれしいかも、という言葉は、

out-of-the-box(型にとらわれない)
down-to-earth(現実的)
outrageous(破天荒な)
decisive(決断力がある)
assertive(はっきりモノを言う)
sophisticated(洗練されている)
mature(成熟している)

out-of-the-boxは「自由な発想ができる人」という意味で、クリエイティブの現場だけでなくビジネスシーンでもよく使われます。
down-to-earthは直訳すると「地に足付いた」なので、なんでもかんでも保守的になってしまう現実主義ではなく、もっと具体的な現実味があることを指しています。

outrageousは、本来は悪い意味の言葉で、道徳観のない、とんでもない(人)という意味ですが、転じて「カッコイ」という表現にも使います。一時期のLady Gagaとか、そんなイメージですね。

assertiveは、最近は日本でも一般化してきている言葉ですが、「自分の考えに自信があって、堂々と自己主張ができる人」のこと。反対意見を恐れて自分の考えをおさえたり曲げたりせず、しっかり発言できる人、というイメージ。ただしassertiveが行き過ぎると「aggressive」(好戦的)と言われます。

sophisticatedとmatureも似たような意味ですが、sophisticatedは「基礎となる教養がしっかりあって、それがにじみ出ている感じ」。matureは「さまざまな経験や思考の積み重ねがあって、それゆえ落ち着いた大人な感じ」。sophisticatedはその人のファッションセンスに対しても使われますが、同じおしゃれでも汚い系ではなくて、やっぱり品格があるおしゃれさを指します。


あと、褒め言葉ではないのですが、

sarcastic(皮肉っぽい)

これも、よーく使う形容詞です。
基本的には褒め言葉でもけなし言葉でもないですが、私は皮肉っぽい人のほうが話していて面白くて好きだと感じるので、私が「he/she is sarcastic」と言う時はわりと褒め言葉として使うことが多いです。He is sarcastic! So hilarious!みたいな。

このsarcasm(サーカズム、といいます)は、アメリカ人的なセンスを代表するもののひとつで、会話でもsarcasmを理解できるかできないかで、大きく変わってくると思います。日本人の感覚とは一番違うことろが、このsarcasmなんじゃないかと、私は思っています。

ちょっと長くなってしまったので、sarcasmのお話は、また今度!

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