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旅の話をしよう

旅は人生だ。
そしてまた、人生は旅だ。

「旅をするように、生きたい」
これは今の私の願望であり、ある意味、
人生のスローガンのようなもの。

あるいは、日頃の小さな選択で
意識していることでもある。

私にとって旅というのは、
下調べをして計画を立て、
観光地を巡るようないわゆる
旅行とは少し違うもの。

目的もアテもない。
計画も予定もない。
予約も約束もない。

それが意味することは、
想像や過度な期待もない
ということ。

あるのは、好奇心だけである。

「この別れ道、
どちらに曲がろうかな。
右道の脇に猫がいる。
猫に会いたい触りたい〜」
(選択の余地もなく右道へ)

次の分岐点。

「どちらに曲がろう。
左の道の方がまっすぐ伸びてる!
なんか好き!こっち歩こう〜」

「あれ!美味しそうな香りがする。
その香りの方向に進んでみよう」

こんな要領で行き先(歩く方向)
を決めていく。

そうして、右道にいた猫を触っていたら
飼い主が出てきて、会話をしたり。

美味しそうな香りの元の店を見つけて
入ってみるととても優しいおばあちゃんが
おもてなしをしてくれて、
思わぬ美味しい料理と人に出会えたり。

思わぬ出会いに感謝をして
夜に乾杯をすることもある。
そして互いの人生について、
旅について、語り合う。

そんな時、私は幸せを感じる。

そんな風に、
生きている貴重な時間を
ずっと好奇心で埋めていたい。
予測不可能を楽しみ続けたい。

先ほど語った旅というのは、
主に私が旅と出会ってから1年ほどの
海外一人旅での思い出なのだが。

気がつけば、休日を利用して日本
国内でも同じような旅をするようになり、
さらに気がつくと、日常との境界線すら
わからなくなっていた旅でもある。

そして行き着いたのが、
人生自体、旅のように生きたい
という発想であった。

だから、旅のブログを書くことにした。

過去の淡い旅の記憶を引っ張り出し、
つい最近の新鮮な旅の体験を鮮やかに
残しながら、更新していきたい。

何も考えていない少女が
初めて海外を経験し何を思ったのか、
期待を膨らませていった母との台湾旅行、
初めて自分の意思で一人ででた旅。
コロナ禍で好奇心を削がれた日々。

ふと、表現をしたくなった。
お付き合いいただけたら幸いです。

旅の始まりー

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