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ヒアリング力が高い人は仕事を生み出すのが上手い

こんにちは、カタカナビジネス用語は日本語にしてほしい、まーるです!

デザインのプロセスを進める中で
・相手のオーダーに応えられない
・ちゃんとアウトプットしてるはずなのにOKが出ない
・言われた通り作ってるのに伝わらない
・仕事が単発で終わってしまう…
こんなことないですか?
僕も昔だいぶ悩みました…どーすれば!円滑に作業が進められるのか!お客さんがわかってくれるのか!

そして、この考えが間違っていたことに気が付きます。だいぶ後に。

これ、結論、ヒアリングが足りてないのが原因。

デザインワークで大切なこと。それはクライアントの目的をしっかりとヒアリングし、理解することなんです。

この記事では、ヒアリングの重要性とその具体的な方法について詳しくお伝えします。この記事を読むことで、デザインの質が格段に向上し、1つの仕事が2つ3つと受注に繋がるかもしれないヒントが見つかるはずですよ!

目的を明確にするヒアリングの力

デザインの目的が明確であればあるほど、どんな表現が適しているかがはっきりします。

例えば、企業の会社案内を作る場合を考えてみましょう。

その目的は一つではないかもしれません。

営業が初回訪問で使うドアノックツールとしての会社案内なら、持ち歩きやすいサイズで、見開きで内容が一目で分かるようなデザインがいいですよね。

一方、人事部が就活生に配布する会社案内なら、学生が持ち帰りたくなるようなデザインで、福利厚生や社風、社員のエピソードなど親しみやすい内容がいいかもしれない。

投資家向けの案内を作る場合、企業の将来性を強調し、競合他社との差別化を図るデザインが求められます。

ほら、全然違う。

そうなんです。目的やターゲットに応じてデザインの方向性が大きく変わるんです。

デザインの良し悪しを判断する際も、目的とターゲットが明確であれば、客観的な基準を持って評価できます。

相手が主観で話し始めても、ちゃんと目的を確認する。

だからこそ、初回オリエンで根掘り葉掘りヒアリングして、クライアントさんと目的とターゲットをしっかり共有することが大切なんです。

具体的なヒアリングの方法

例えばパンフレットを新しくしたい!というお客様がいたとします。

実際の業務では、クライアントが明確な目的を伝えてくることは少なく、古くなったから新しくしたいとか、予算があるから今年度中に新しくしときたいなど、なんとなくリニューアルしたいという理由が多いもの。

こんな時こそヒアリング力が試されます。
「リニューアルあるするんでデザインお願いします」
「ありがとうございまーす!わかりました。どんなデザインにしますか?」

これ、絶対ダメ!
やってる人、いませんか?
デザインより目的が先です。

「今回のリニューアルのきっかけは何ですか?」と、その背景にある課題や目的を掘り下げる。これは当たり前ですよね笑
ユースケースを具体的に聞くのも効果的です。
「この会社案内は主にどのような場面で使われますか?」「どんなメッセージを一番伝えたいですか?」と尋ねることで、クライアントの本当のニーズを引き出します。

さらに、「過去の案内で特に効果があった点、または改善したい点はどこですか?」
と過去のものと比べてどこを変えたいか?なぜ変えたいか?改善したい部分は何か?これだけを聞くことで、より具体的な課題と目的が見えてきます。

成功事例から学ぶ

以前、私が手掛けたプロジェクトでこんなことがありました。

ある企業が新しい商品カタログを作りたいと言ってきたのですが、その理由は「以前のカタログが古くなったから」という漠然としたものでした。

そこで私は、クライアントに「この新しいカタログで何を(達成)したいのですか?」と尋ねました。

すると、「就活生向けにも使いたい」という断片的かつ具体的な話が出てきました。

ほうほう。

その後のヒアリングで、「就活生向けとは具体的にどんな場面でカタログを使うのか?」「どんな情報を強調したいのか?」とさらに掘り下げることで、リニューアルする前に必要なものがあるじゃないか!と。

それは、事業紹介の見せ方や、何よりどんな企業であるか、どんな提供価値があるかを一言で表すコンセプトワードがない。

ならば、パンフレットを見た瞬間に企業姿勢が伝わるコンセプトワードを作りましょう!と。

その結果、デザイン案もより、どんな企業かが0.2秒で伝わる具体的で効果的なメッセージをメインで打ち出すことで、応募者数が大幅に向上しました。

結果、メッセージを打ち出すために、パンフレット以外にもWebサイトも変えよう、企業イメージショートムービーを作ろうという仕事に繋がったのです。

パンフレットのお仕事からあらゆる仕事に繋がる結果に。嬉)

このように、ヒアリングを通じて目的を明確にすることで、デザインが単なるビジュアル表現を超えて、実際に機能するものになるのです。

まとめ

デザインの成功はヒアリングから始まります。クライアントの目的をしっかりと理解し、その目的に応じた最適な表現を見つけることが重要です。
さらにヒアリング力を磨けば、デザインの質が格段に向上し、クライアントの期待を超える成果を出すことができ、新しい仕事に繋がることにもなりますよね。

皆さんもぜひ、ヒアリングを通じてクライアントの真のニーズを探り、目的に応じた最適なデザインを提供してみてください。
この記事が、あなたのデザインプロセスに少しでも役立てば嬉しいです。これからも一緒にデザインの世界を楽しみましょう!それでは、次回もお楽しみに!

今日もクリエイティブな1日を!

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