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本当はあったかもしれない『ボーはおそれている』 感想

「ボーはおそれている」を見た感想と勝手な憶測 ストレートな感想 面白いシーンと微妙なシーンがありました。 微妙なシーンに関しては「間奏のようなシーン」と監督がどこかのインタビューで言ってたような言ってなかったような? 人を選ぶとは思うけど挑戦的な試みは面白い。 僕の心底嫌いな映画と並べて考えたら嫌いという感情は無かった。 グロ表現とか怖いシーンが来るかもしれない恐怖はめちゃくちゃあったけど、蓋を開けてみたらそんなに多くはなかった、と思う。 家族と観るには向かない映画なの

    • 君たちはどう生きるか 感想

      ⚠️ネタバレ注意⚠️ ネタバレについて 楽しみにしている映画のネタバレは許せない。 自衛が足りないのかもしれないが、日々聴きたいとも思っていないものが耳に触れるので本当に嫌だなと思っている。 今回はミュートワードという機能を使い、ネタバレを回避した。また、前日にはSNS断ちするなど。 Twitterのおすすめ欄とか、ほんと要らない。 要らなさの塊。許すな。 だけどSNSを断った状態は普段の自分の感性と言えるのか、楽しみにしている、楽しまなければと義務のようなものを負っ

      • オテサーネク感想

        木の妖怪の話 次々と周りの人に愛着を湧かせて食い散らかす化け物。 最初は「本当に人間みたいに見えるなこの木。おもしろ。」としか思っていなかったのに、騙された。 次々と犠牲者が 猫に始まり郵便屋、福祉局の人など、どんどん食べてでかくなるオテサーネク。 あんな構造の建物で、防音に優れ過ぎじゃないか?悲鳴も何もかもがダダ漏れな気もする。 もっと早くに通りにいる人とかが通報してると思うけど。もしや二重窓?近代的。 縄を持ち出した夫を見て「そんなんじゃ無理だろ」と思ったが、意外と

        • MEN 同じ顔の男たち_感想メモ

          ハーパーハーパー こだまで遊んでいると向こうから叫び声が聞こえて誰かが走ってくる。 全裸の男性だったとハーパーは考えているようだが、声質的に女性だったのではないかと思った ハーパーの叫び声だったのではないかと思う。 ハーパーが自身について考えると心の奥深く(トンネルの向こう側)にある恐怖が呼び起こされて不安になるといった描写だったのかも。 失礼な神父 その後神父に失礼なことを言われて悪態をつくハーパー。 しかしそれも図星ではないとは言えず、何かできたのではないかと思って

        本当はあったかもしれない『ボーはおそれている』 感想

          ビバリウム感想

          ずっと気になっていたビバリウムを観た。 LAMBも観たし、なんでも来いと思っていた。 はじめに この映画は人間社会に溶け込んでいる多種多様な生き物を描いているんだと思った。 「自然はそういうものだから」というセリフがあったと思うけど、自分がそのルールに放り込まれた時素直に受け入れられる人はあまり居ないのではないだろうか。 トムの仕事 頭のおかしくなりそうな空間で、トムは唯一没頭できる穴掘りを始める。毎日朝から晩まで穴を掘り、帰って飯を食って寝て朝にはまた出かける。

          ビバリウム感想

          The Father 感想

          これはすごい。やばい。 面白いと言うと何かが違うような気がする。 だけど興味深いし目が離せない。 久しぶりに置いてあるものにも目を配って伏線とかいろんなことを気にしながら観た。 でもただただ圧倒されただけの気もする。 映画って映像の連続なんだと思った。 それを撮り方とか演出とか演技が作り上げていた。演出ってどういうこと。光の加減とか色味とか、音楽もそう?もしかして撮り方もそう? 人の記憶と見ている景色について考えた。 最近思っていることだけど、自分の見ているものや考えが、

          The Father 感想

          吹き替えで映画を観る

          吹き替えで映画を観て、仲間はずれにされる。 お前は真に映画好きではないと言わんばかりの扱い。言われたりもする。 俳優の演技、英語ならではの間と空気感を味わって欲しいということらしい。 ならそんな言い方しなくても。 日本の俳優・声優だって演技してますが たまに棒読みの人がいるのは「あはは、棒読みの奴がいらぁ。」くらいの気持ちで観てる。和むし、その記憶が強く残ったりもする。だけど映画の記憶ってそんなもんでいいんじゃないだろうか。映画を生業にしていたり、たくさんそれについて考え

          吹き替えで映画を観る

          LAMB感想

          率直な感想は面白くない。 お金を払っているのだから考えて観ないといけないのかなぁという義務感について考えさせられる映画だった。 以下はこねくり回した結果の感想。 産まれたのはタブーでもなんでもない、ただの生き物だった。 ただの羊はトラウマもあって怖いが、アダはわりと可愛かったと思う。 大まかな感想 他人が育てた子どもを勝手に奪って育てる映画。おばあちゃんがお母さんの子どもを攫ってお母さんを殺したりすることを考えると恐ろしい。自分達に何か事情があっても許されないだろう。最終

          LAMB感想

          愛がなんだ感想

          好きな男に対する気持ちを、女が自分のこの気持ちは愛とか好きとかじゃないとか講釈垂れ続ける映画。 全体的に人を見下してて嫌い。なんなんだこの女はとずっと思わされるが、最終的にただの病気。時折出てくる幻覚はまさに病気としか言い様が無い。仕事中、面接中にも好きな人のためにそれを投げ出したりして、優先順位の判断できない異常者。 コンビニ人間は途中から異常者の真価を発揮する様な形で読んでいてワクワクできた。誰かを傷つけることもなく、ただ気持ち悪いだけなら言うほど害がないから。 だけど自

          愛がなんだ感想