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オテサーネク感想


木の妖怪の話

次々と周りの人に愛着を湧かせて食い散らかす化け物。
最初は「本当に人間みたいに見えるなこの木。おもしろ。」としか思っていなかったのに、騙された。

次々と犠牲者が

猫に始まり郵便屋、福祉局の人など、どんどん食べてでかくなるオテサーネク。
あんな構造の建物で、防音に優れ過ぎじゃないか?悲鳴も何もかもがダダ漏れな気もする。
もっと早くに通りにいる人とかが通報してると思うけど。もしや二重窓?近代的。
縄を持ち出した夫を見て「そんなんじゃ無理だろ」と思ったが、意外といけた。

うるうるオテサーネク

オテサーネクはうろのあたりに歯があり、夫が心を決めて退治しに行った時その歯は目に変形した。
昔のチワワのCMではないけど、うるうるした瞳を見ると守りたくなるという様なことだろうか。
そういう人間の心理を巧みに操って食い物にしてきたのかもしれない。
凶暴な歯を引っ込めて目にするというのもうまい。
あと妻も結局食べられてしまって、この化け物に愛着なんて概念は無いんだなと痛感する。
チェーンソーなら勝てた。
未だに何故クワで勝てたのか疑問。

謎のおじさん

正直小児性愛者の描写とか要る?と思ったけど、食われるキャラに少しでも印象を持たせて女の子と結びつけるには必要だったのだろうか。

産婦人科医

子どもが産まれるかどうかの話を医者がするシーンも残酷だった。今だったらなかなか難しそうな描写だ。無理ですな、みたいな喋り方自分は好きだけど。

最後に

木が粘土アニメみたいに動くのは予想外だったけどすごいと思った。禍々しい感じも伝わるし合成写真みたいなCG使うよりいいかも。

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