【バトン連載】山と海のあいだのこの土地で|縁をつなぐエッセイ vol.18|文:佐藤 るみ@石垣島
この山なに?!
からはじまった
私達の石垣島移住
そのお山とは
野底マーペー
私達が今住まわせて頂いている
野底にあられるお山でした
インターネットでたまたま
野底マーペーの写真を見て
なぜかものすごく惹かれて
今まで一度も行ったこともなかった
石垣島に移住することを決めたのです
不思議とマーペー以外のことは
何も考えていなくて
周りに何があるとか
スーパーはあるのかとか
何も調べず
ただ、このお山は登れるのか?
どんなお山なんだろ?
それだけは調べたりして
とにかく
このお山の近くに住みたい
そう感じてから10ヶ月後には
野底マーペーの麓に住んでいました
行ったこともない
友達も知り合いもいない石垣島
今まで生きてきて
石垣島との繋がりを感じることなんて
一度もなかったのに
八重山という言葉すら
知らなかったのに(お恥ずかしながら)
急激に野底マーペーに引き寄せられた
そんな感覚です
そこからのご縁が奇跡のようで
まるで神さまが
これなら楽ちんに移住できるでしょ
と言わんばかりの
ウソでしょ!というような
ミラクルな繋がりをいただき
コロナの真っ只中に
いや、だったからこそ
トントントン〜と楽に楽しく
移住出来てしまい
不思議さと有り難さしかない移住物語
初めてマーペーさんに登った時は
おむすびをつくって
ご挨拶に行き
帰りの山道を間違えるという
禊ぎにあい?!
でもちゃんと辿り着けまして
母なる強さと優しさを感じ
山の懐に抱かれる感覚が
なんとも幸せでして
ここに住まわせて頂いているという
幸福ホルモンに満たされていました
今思えば石垣移住数年前から
山や巨石に出逢っていたなと
あの巨石たちは何を教えてくれていたのか
なんて分からないけれど
とにかくよく山に登って
不思議な巨石に出逢っていました
あぁ、もしかしたら
あの巨石たちからの繋がりで
今ここにいるのかもしれない
と思えるくらいです
太古からのメッセージが
そこに込められている
のかなんなのか
私にはそんな能力はないので
全く分からないけれど
今、石垣島に移住をして
毎日マーペーさんを見ている
移住前の家のベランダからは
富士山が見えていて
沈んでいく太陽や月と共に
富士山を見ていました
山、石、植物、太陽、月
そんなキーワードで
今、点と点が繋がっていく
そんな気がするような
しないような 笑
時々ワープします
ただ確実に言えるのは
今この土地で暮らしを営んでいる
山と海のあいだのこの土地で
人間の暮らしをしている
そのことが
美しさでしかない
そんな風に日々感じています
思えば今まで好きなことだけで
生きてきた私の人生
その体験のひとつひとつが
石垣島に来て
パズルのようにはめられ
完成していくような感覚です
いや、まだまだ完成は先だと
思うけれど
ばらばらに思える体験も
全てはひとつのアートに繋がっていたんだ
ということだけはわかる
この夏に野底マーペーの麓で
「ウルアイナ」という
(ハワイ語で豊かな土地の意味)
ジューススタンドと暮らしの店を
オープンしました
私が好きな世界観はまだまだ
広がるけれど
はまっていくパズルのひとつとして
この土地の植物と繋がり
ドリンクを創っていくその展開は
なかなか面白いコマだな
と思いワクワクしています
今このウルアイナには
たくさんの方々にいらして頂き
感謝に溢れる毎日ですが
どうやらこのお店は
人と人や物事
時には人生をつなぐような
ご縁を繋ぐ役割もあるようで
想定外の面白さがあります
野底マーペーの麓の
美しいこの土地とのご縁に
感謝しかなくて
この土地の波動を上げること
それが今私のやりたいことです
ウルアイナを作ったことで
たくさんの人たちの笑顔に
この土地が植物たちが包まれて
とてもいいエネルギーになっています
そのエネルギーで
石垣島に、マーペーさんに
そしてこの土地に恩返しが
出来たらいいなと思います
まとめられなくなってきたので
この辺で私の
縁をつなぐエッセイを終わりに
したいと思います
ご縁のバトンを繋いでくれて
ありがとうございます!
佐藤 るみ
つなぐバトン
バトンをつなぐ相手は
米原で「モーメント」という
お宿とカフェをされてる
ちかちゃんです
とてもステキなファミリーで運営されていて
彼女の人生が面白そうなので
お話を聞いてみたいと思います!
この記事を書いた人
佐藤 るみ
2020年に神奈川県から石垣島に移住
フラ教室「マウナケカイ」開講
野底にジューススタンド、暮らしのお店「ʻulu ʻāina(ウルアイナ)」
オープンしました