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孤独とインターネット

実際、孤独を感じるひとがインターネットをやってる率は高いと感じる。

しかし私の場合、インターネットを居場所と感じたことは……ついぞ、なかったといえる。

では、インターネットとの思い出を語りますね……♪
4000字ちょいです

☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆

小4(2006)YouTubeサービス開始の翌年。父のパソコンで少し見て知る。

中学(2009-2011)
ガラケー持つ ほぼ中毒

高校(2012-2014)
受験勉強のため断絶

大学(2015-)
やっとスマホを持つ やや中毒

☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆

2009年

小学校までテレビは週2時間決まった番組のみ、ゲームは完全に禁じられていた。

中1になり、電車通学1時間かかるからといって突然与えられた型古のガラケー。そりゃこんな面白いマシンないでしょ。深いインターネットの海に夢中になる。

・GREE

断言。私のクリノッペ絶対死んでる。
ゲームのスレッドで会話したおじさんから本アド(キャリアのメールアドレス)交換を迫られ、まだそのヤバさがわかってなかった私は普通に教えてしまう
どこ住み?会える?みたいなメールが直に来て当たり前だけどビビった。
友達に見せこれはダメと言われ着拒する。


・モバゲー

怪盗ロワイヤルとか宝探しで掘り進めるゲームとかやってた気がする。
友達のお兄ちゃんが怪盗ロワイヤルに夢中になりすぎて第一志望絶望的らしい。
私の数学の成績も結構下がってて親に怒られる。
ゲーム内スレッドかなんかで知らんおじさんに話しかけられて
「今日ログイン早いけど学校休み?」
「持久走大会だから早く終わったんです」
「そっかあ」
ってチャットしたのを妙に覚えてる。


今なら「そっかあ」の意味が痛いほど分かる。


てかほとんど会話ってしなかったし
人との交流とかも無かった。
真面目だからプロフ欄とかはきっちり埋めてた。



・ホームページサービス

peps!→モバスペで個人ホムペをやっていた。
ホムペって響き……死語だよもう。
身内しか見ないけど、内容や配色の評判はよかった。

あとは個人の非公式ファンサイトとかブログ見てた。

占ツクのもっと古いバージョン?なんだっけあれ、夢小説投稿サイト。それもちょっと通ったり。


2010年

怪盗ロワイヤルに魂を預けた友達の兄は普通に第一志望に落ちたらしい。

・色々

わりと部活に熱中してたから詳しくは忘れたけど、2ch名作コピペまとめとか見てた(まとめサイトの数は今より断!然!少なかった!)。

エロ小説のサイトとか、真面目な性教育のサイトとかも普通に電車の中で見てた。
覗きこまれたりしなくてよかったよな!ほんと!!!治安良い地域に通っててよかったね!!

自分が欲望の対象になるのは絶対嫌だったけど普通にエロそのものにはめちゃ興味あって毎日インターネットで見てた。

(周囲はお嬢様が多くてそんな話はできなかった。
1回堂々と小池真理子読んでたら好きな男の子に「お母さんが読んでた……」って言われたり、友達の友達に貸してと頼まれ仲を深めたりした)

あとYouTubeで元素記号のうた聞いてたら
関連に相対性理論(バンド)が出てきて夢中になった。初めて自分で選びとった音楽。乗り換え駅のCDショップで買った。



2011年

・ニコニコ動画

ボカロ全盛期。夢中になった。ロックとかジャズとか垣根を超えてジャンルレスなものが初音ミクを媒介にして繋がってるのがすごいと思った!
パンダヒーロー投稿日の興奮と熱狂的空気感は忘れ難い。米津の曲を子供やばあちゃんが口ずさむようになる日が来るなんて当時誰も想像してなかった。
電ポルPさん、トーマさん、すこっぷさん、ピノキオピーさん……大好きだ

ニコ動は、コメントがばらばらに流れてくるのが気に入ってた!(古い順とかいいねの数順とかではなかったから、素敵なものをみんなが時間を超えて等しく共有してる感覚があって楽しかった!今でもあのコメントシステム考えた人は天才だと思う)

夏前にくたびれた教師に恋をしてしまって、
ニコ動「最近の曲に疲れたあなたへ」ってシリーズ(70-80年代の歌謡曲まとめ動画)をひたすら聴いてた。昭和的なもの全般に惹かれてたんだと思う。
昔のロボットアニメOPまとめ動画にもハマった。ガッチャマンとかデビルマンとかライディーンにダイモス、今でも歌えるよ……歌う機会ないけど……本編見たことないけど……

今思うと無断転載がすぎるね♪

昭和歌謡とボカロ同時期に聞いてたの不器用な私にしてはすごかったよなあ。


・個人ホームページ

ゆるゆる続けてた。ひとり、スレッドで会話が続いた子がいた。

顔も名前も知らない子。四国に住んでる。吹奏楽部。同い年、中3で英検準1級持ってた。私は2級だったから、本当にすごいと思ってた。

多分その子は同調してほしかっただけなのに
私がマジレスかましちゃったところで
繋がりが途絶えたんだけど、
いまもどこかで元気にしてるかな……
あのときはごめんね。空気読めなかった。


それとニコ動では初恋のアニメキャラクターに再会したり、面白系、手描き動画や女性向け(死語)とかひととおり通ったり
大変お世話になりました。

相変わらず昔のものにばかりハマるから個人非公式ファンサイトが安らぎの場所だったけど交流って発想はなくて匿名拍手しか送れなかった。


2012年-2014年

・断絶

大学受験のためインターネット回線を絶たれる。
(中学時代使いすぎたのもある。パケ・ホーダイ入らせてもらってたけど「今月は1000万パケットで、パケホ無し本来の料金は10万円でした。」とかdocomoが毎月律儀に明細送ってくるもんだから両親キレてた)

逆に周囲は皆スマホを持ちはじめた。
LINE、Twitter黎明期だったと思う。

高2のときだけ文化祭本気出して割と重要ポジションにいたんだけど、LINEグループで知らない間に話進んでて辛かった。でも四六時中繋がってる必要もないし疲れるし要らないなあと思った。

実際回線絶たれてなきゃ
今の学校は絶対に無理だったから
両親には感謝すべきなのかもしれない……


2015年

スマホなんかに囚われるか、と思ってたけど
案の定反動が来て夢中になる。

少し前に流行ったアニメにハマり、ひたすらpixiv見てた。メジャーな作品だったので見ても見ても終わらない!


・Twitter

某バンドを語る人が居なさすぎて寂しくてTwitterはじめる。
何人か知り合いができて、何ヵ月か経ち、会場で会いましょ~ってなって対面した。
インターネットで知り合った人とオフで会うのはこれが初めてだった。

しかし
ハ?こんなに人畜無害そうな表情できんの??であのカラオケキャスやってんの????
いやこの人もわりと際どいファンアート書くけど案外ふつうの人間やん……
歌詞考察やってるこの人はきっと昼間は会社で普通にやってんだなあ

ってなっちゃって

アイコン=目の前にいる人間
だとどうしても信じられなくて

翌日スマホ落として壊れたのを機に
ひっそりアカウントごと消した。


そりゃあ人間には様々な顔があって、
私だって、学生で第一子で姉で、バイト先派遣会社電車の中や旅行先、いろんな役割を使い分けてる。それはわかってる。

でも当時の私にはだめだった。ひたすら気持ち悪かった。

今でもすこし気持ち悪い。
リア垢は作ってないし予定もないけど、
リア友の趣味垢とか見て、あ~こういうテンションなのね?とか思っちゃう
にゃーん♪とか呟いてるおっさん、どこでプライド捨てたんだろって思っちゃう

私がインターネットに身を置きすぎたせいなのかな。笑

Twitterに関しては、2016年あたりから空気感が変わった気がする。

オタクのものからパリピのものになった感じ。文字ではなく写真や動画がバズる。パッと見でわかりやすいものが好まれるようになった。


※このあたりから眠っていたので記憶が曖昧※

はてなブログとか見てたまに書いたりした。
解釈を文章化するのが上手なオタクに嫉妬してた。教祖様みたいになってる大手アカウントは純粋に気持ち悪かった。

旬のものにはハマれないのでひたすら考古学みたいなことをやってた。

書きたいことがあって、書きたくても、書けなくて、ひたすらもどかしかった。


好きだったインターネットが自己顕示欲満たすための方向に開拓されてくのを、ずっとベッドで見つめてた。寝返りも打てなかった。

Google開いて閉じて
Twitter開いて閉じて
検索しようと浮かんだ言葉がすぐ消えて
諦めて寝て、飛び起きてバイト行って
1日が終わり、1ヶ月が終わり、数年が経った。

血液検査は正常なのにずっと不定愁訴でしんどくて、でもしんどさの原因がわからなくて辛いから、わざとしんどくなることをやってた。

具体的には、愚痴垢とかアンチの掲示板を見に行っては傷ついてた。

猟奇的事件や獣害、飛行機事故のwikiを読み込んで更に暗い気持ちになった。(※ホラーやグロ耐性はそこそこあるけど、わざわざ見るほど好きではない)

いま、この頃を冷静に振り返れるようになって、あれは精神的自称行為だったのだと気付いた。


2020年

相変わらずだった。
コロナ禍でまさかのYouTube大浸透にはビビった。てか一般人まだYouTube知らなかったのかよ……
あ、知らなかったんじゃなくて見る時間がなかっただけだね。仕事に友達に交際。そりゃ動画なんて見てる暇無いよな。

ボカロ的なものが今更流行り出すことに驚く。ネットに疎いオカンが米津とか言いだして10年前とは変わったんだなあと思う。
(私に教えられ少しインターネットを覚えたオカンが暴走するのはもうちょい後、悲しいお話。)

秋、ちゃんとした病院に行ったら即病名がついた。安心したわけじゃないけど、今までのこと全部納得がいった。

2021年

3月、心身よくなって思考がクリアになる。視界がはっきりする。ぼんやりしてたものが明瞭になる。
溜まってた言葉が堰を切り溢れ出し止まらない。それでここ最近はnoteにひたすら自分語りを書き殴っている。

食わず嫌いだったインスタも最近はじめた。情報収集ツールとしては、ジャンルによるがそこそこ優秀。(複数の単語で検索できないのは慣れない)
発信ツールとしては使いこなせてない。

リールやティックト……はやらないと思う。
気になってるのはPinterestとPodcast


あとSpotify楽しい


音楽は能動的に選ばなきゃと思い込んでたけど、AIすごいぜ。有効活用してこ。


・すきだよ

私は今までインターネットに居場所を見つけることができなかったし、本当に気の合うひとってネットじゃ出会えないと思うし(さっきの役割の使い分け的な話です)、かといって、したい話ができるリアルの友達もいなくて、一生壁に向かって話し続けるんだと思う。

同調が苦手なくせに、熱中と冷静が同時に存在してしまう。寝食忘れて夢中になっても、どこかそれを俯瞰してる自分がいる。

だからこれからもずっとこうだ。

1年半後には社会に出るんだから少しは協調性も必要と思うけど、やっぱり人に合わせることって何より強いストレス。
今の彼氏と結婚するかどうかなんて話題マジでどうでもいい、けど、適当な相槌くらいは打てなきゃヤバいかねえ……出来ないょ……

経験不足で独りよがりなのは流石に自覚ある!

でも興味があることしかしたくないから、一生ひとりで喋ってると思う。
ひとり語りが許されるインターネット、ありがとうな。そういうとこが好きだよ。


ではでは

……これ、アノニマス(増田)とかに投げるやつだな?まあいいや。私のnoteだし。


もしよろしければ、サポートしていただけたらたいへん嬉しいです。 音楽を聞き新しい服を着て喫茶店に行き映画を観て……私の世界はどんどん広がります。