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「感じる→考える。」この順番でいい感じ。

こんにちは!まるです。
初夏の頃は涼しげな日々が続いているなぁと思ったら、急に暑い夏がやってきましたね。皆さん、いかがお過ごしですか?

今日は「考えすぎない練習」(著:ジョセフ・グエン、訳:矢島麻里子)を読んで感じたことを綴ってみます。
(原題:Don't Believe Everything You Think ~Why Your Thinking Is the Beginning & End of Suffering~)


「活力の度合い」で目標の種類を見分ける

私がこの本を読んでいて一番に面白いなぁと感じたのが、Chapter9の”「活力の度合い」で目標の種類を見分ける”というパート。

活力度合いに着目していると、どうやら下記2つの目標の質感になってくる。

①「インスピレーションに基づく目標」…とても軽やかで、活力や高揚感、開放感を覚える。
②「切羽詰まった状態で立てた目標」…非常に重く、体力を消耗し、窮屈で、むなしく感じられる。

「考えすぎない練習」(著:ジョセフ・グエン、訳:矢島麻里子)

活力の度合い、つまり「自分が生き生きとしているのか?」という観点をバロメーターとしたときに、その目標が自分の人生に与えるインパクトが望ましいものなのか?を見極めることができる、という理解をしました。

(余談ですが、この”生き生き感”は人それぞれにFitするしっくりくる表現があると思っていて、それを感覚で捉えて言語化していくプロセスはとてもおもしろいなぁと思っています。「ワクワク」「エネルギッシュ」「るんっ」「メラメラ」とかとか。)

とても軽やかで、活力や高揚感、開放感を覚える。思わずどんどん前に進んでいってしまいそうな質感をまとっているこの「インスピレーションに基づく目標」。ここに焦点を当てるのってやっぱいいいですよね。

「思考」は精神的な苦しみの根本原因。

前のセクションの背景として、”考え”と”思考”についてを下記のような前提を置いています。うむうむ。

①' 考え(Thoughts)= 「行っている」行為ではなく、「持っている」もの。考えは自然に生じるもの。
②' 思考(Thinking)= ”考え”について思考する行為。

「考えすぎない練習」(著:ジョセフ・グエン、訳:矢島麻里子)

前者は名詞。後者は動詞。なるほど。

個人的には、”考え” = ”アイディア・直感” という風に置き換えると更にわかりやすいと感じてます。(何かをきっかけに自然と浮かんでくるのはまさにアイディアだなぁ。)よりポジティブなパワーがあって活力感につながるのも頷けます。直感に従うってのはこのことなんですね。

一方、考えるという思考の行為。これは人間が安心・安全に生きるための生存戦略として備わった機能だと私は理解しています。なのでとっても大切なこと。ただ、”リスクに備えて自分を守ろうとする行為”でもある。そうなると、自動的に”不安・心配”というネガティブに捉えられやすい質感が”考える”とセットになってくる。その質感の”考える”があれやこれやと続いていくと、”考える”という行為そのものに膨大なエネルギーを消費していく・・。この感覚はなんだかしっくりくる。皆さんもそういうことありませんか?

そうして、考える・思考すること自体が精神的な苦しみになっていく・・ということでした。考える「内容」に関わらず、考えるという「行為」自体がストレスの種になってしまうようです。だから、「考えすぎない」目指していくんですね。

これらを読んでいて感じたのは、「考える=ネガティブな感情とセット」になりやすい人ほど、「考える→エネルギーがすり減る」という関係性に共感する方が多いんじゃないかなぁ。(かくいう自分もそっち側の人間でした。笑)
”論理的に考える”という筋道を立てた”ニュートラルな考える”もあるので、それが中心にある方は捉え方が違うかもしれませんね。そういう方がこの本を読んだときに何を感じるのか?、とっても興味があります。

そして冒頭の、2種類の目標との関係性は下記のように繋がっていると私は理解しました。

それぞれ、
①「インスピレーションに基づく目標」は①'「考え(Thoughts)」から
②「切羽詰まった状態で立てた目標」は②'「思考(Thinking)」から
生まれる。

考えるという行為自体がストレスつながるものだから、後者の目標の質感前面に”重さ”が出てくるんですね。納得感がすごいです。

じゃあ何を目標にしたらいいの?

コーチングを学び、”考える”と”感じる”を明確に使い分けられる自分になってこそ感じること。

それは、目的や目標に、「得たい自分の状態(感情)を置くのか?」はたまた、「結果や成果を置くのか?」。ここに着眼してみたい。という視点。

慣れ親しんだ視点だと、「どんな結果を得たい?成果を得たい?」と考えること多いと思います。特にはたらく現場においては、自然とそういう問いかけになってきますよね。

でも、せっかく未来を描くなら、重さに潰れそうになるどんよりとした未来よりも、活力に溢れた軽やかで晴れやかな未来を描きたいですよね。

そんな、インスピレーションに基づく目標の輪郭を捉えてクリアにしていくために、

\\ あなたはどんな自分の状態(感情)を得ていたいですか? //

という問いを投げかけていたい。改めて強く思わされました。

読んでくださっている皆さんの掲げている目標の質感はどっちでしょうか?

「活力の度合い」に目を向けてみると、より軽やかで心に響く毎日が待っていそうな予感がしますね・・!

そして、その感情を無条件に味わえるプロセスをくれるもの、それを日常生活に落とし込めたとき、満ち足りた気持ちで過ごす毎日がやってくると私は信じてます!

感じる。考える。この順番がいい感じ。

今日も読んでくださりありがとうございました。:)
面白い本だったので、ぜひ皆さんも読んでみてください〜。

私のコーチングでは、この「活力の度合い」「エネルギー感」を大切にしながら、セッションを提供しています。ご興味が湧いた方は下記の記事も読んでみてください。:)
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