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AI画像生成で遊んでみよう!

はじめに

 今回の記事はAI画像生成について紹介する記事になります。AI画像生成とはどういったものかを紹介する内容になりますので、既にAI画像生成で遊んでいたり、仕事に取り入れている方には退屈な記事になるかも知れません。

 いきなりですが、皆さんはAI画像生成についてどの様な印象をお持ちでしょうか?

 「面白そう!」「始めてみたいけどハードルが高そう…」といったザックリ肯定的な方から、「AIって聞くと何だか恐い」という方、「AIに支配される管理社会がやってくる!」という少なからず危機感をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 私個人の考えですが、AIは扱う人間側に問題があるのであって、AIと上手く付き合えば問題はないと考えています。例えばこのニュース。

 このニュースはSNS上で話題になっていたので目にした方もいらっしゃるのではないでしょうか?私が実際に目にしたリアクションとして「管理社会へまっしぐら」「プライバシーを脅かされている」と言った発言を目にしました。ですが一度冷静に考えてみましょう。このニュースは、AIに問題があると言うより、扱う側の人間に問題があることがわかるかと思います。
 私自身、ニュースのようなサービス・技術とは現在距離を取っています。その理由は、繰り返しになりますが扱う側の人間に問題があるから。AIに対して完全肯定も完全否定もしていません。自分に必要なサービス・技術を精査し使用すれば良いのではと考えています。


 映画ターミネーターに代表されるAIによる終末思想、超監視社会に対しての危機感も時には必要でしょう。ですが人間の心理は、未知のものに対して恐怖を感じたり拒否感を示しがちです。私も最初はそうでした。
 ですが、そのまま一度思考を止めてしまう前に、ご自身が興味を持ったり、必要とするであろうサービスだけでも精査してみませんか?そして、実際に使ってみてどの様なものなのかを考えてみませんか?

 実際に私自身が使用した印象ですが、個人レベルでの使用でしたらやましい事をしない限り問題はありません。

 これだけAI技術がオープンになっている昨今です。今後の展望として、よりAI技術が身近になっていくことでしょう。そんな中でいきなり対応しようとしても「何から手をつければ良いのかわからない」にならないためにも今のうちから新しい技術に慣れ親しんでおいて損はないかと思います。
 それに、実際に使用してみて初めて「何が危険か」を認識できるかとも思います。そして、実際に使用した中で認識した”危険”を子供たちや知り合いの方々とシェアしていけばもっと上手く付き合っていけるはずです。


 この様なニュースも最近あったばかりです。私の感想はやはり、上手に付き合っていけば良い方向への可能性が開けるのでは?と感じました。
 現実として、大人よりも子供たちの方が新しい技術に柔軟に対応していきます。本来であれば可能性のあったことも頭ごなしに否定していては子供たちのドリームキラーになりかねません。
 これは受け売りになりますが、子供たちは学校や家庭で大人からAI技術に対して否定されていたとしても、社会に出た時にはAIを駆使しないといけない社会になっているでしょう。
 そして忘れてはいけないのが、”便利”と同時に”危険”も孕んでいることも事実。まずは大人が理解していくことも必要ではないでしょうか?

 …と長くなってしまいましたが、まずは今後のAI技術の浸透を加味し、子供たちへ正しい知識を身につけてもらうためにも、まずは我々大人から慣れ親しんでみましょう!と言うことで今回の記事です。
 数あるAI技術の中でも私個人がいじってみて楽しかったAI画像生成について紹介していきます。それでは内容に入っていきましょう!



AI画像生成とは?


 そもそもAI画像生成とは何ぞや?から始めます。ザックリ説明しますと、AIがネット上の画像や、過去にAI画像生成で作られた作品をもとに学習。その学習済みのAIを使い画像を生成するものです。

 AIに画像を作ってもらう手順はもの凄くシンプル。描いてもらいたい絵のイメージを文章にし、それをAIに伝えることによって画像を生成すると言った流れ。ちなみに専門用語になりますが、イメージの文章は”プロンプト”と呼ばれています。

①作ってもらいたい画像のイメージを文章(プロンプト)にする。

②AIにプロンプトを伝える

③AIが画像を描く(完成)

AI画像生成の流れ

 これだけです。シンプルですね!ひとつ補足として、プロンプトは通常英語で入力することになります。(一部サービスでは日本語対応もあり)
 英語と聞くとハードルが高く感じるかも知れませんが、便利な世の中です。そこでもAI技術を活用しましょう。英語が苦手な方はGoogle翻訳DeepLをご活用ください。無料のサービスですのでお財布に優しい!(最近のDeepLの無料版は1日の文字数制限がある様です)

 今回詳しく解説しませんが、次の記事ではプロンプトの組み方を自己流ですが解説しようと思っています!お楽しみに!



AI画像生成で遊んでみる


 説明だけではどの様な画像が作れるかイメージしにくいかと思いますので、実際に私が遊んでみたものを紹介していきます。

 AI画像生成では大きく分けて2種類の画像を生成することができます。イラスト系と写真系(リアル系)です。

どちらも同じプロンプト。設定を変えただけ。


 AI画像生成では、実際にはない架空の風景や、特定の世界観・アーティストに寄せたイラストを描いてくれたりもします。ここが醍醐味であったりします。

リアル系の風景。サイバーパンクな街。
神秘的な森の風景絵画。東山魁夷の「緑響く」風に。
ジブリ作品『千と千尋の神隠し』っぽいテイスト。アニメ系もいけちゃいます。


 風景だけでなく室内やインテリアも自由自在。

おっしゃれ〜❤️
豪華な内装の部屋も良い感じ!


 キャラクターシート(設定画)っぽいものも作ってくれます。漫画やイラストを作る人には創作のヒントになりそうですね!

色々なアングルで生成可能!

 乗り物の設定画っぽいのも。

ツッコミどころはあるけどヒントになりそう。


 敵キャラモンスターの解剖図的なものも。設定に深みが出そうですね。

グロ系は生成しにくい印象。グロ系のプロンプトを入力すると警告文が出てくるので自己責任で。


 武器なんかも作れます。デザインに悩んだときは参考になりますね。

小学生の頃、ランドセルにこんなキーホルダー付けてたな…


 架空の街の地図なんかも出せます。こちらも創作作品の設定に使えそう。


 創作以外にも、商品の宣材写真ぽいものも作れます。


 人物のフリー素材っぽい物も作れます。ブログや記事を書く人は重宝するのではないでしょうか。なかなかイメージ通りの素材が見つからない時ってありますよね?ですがAI画像生成ですと、こちらが欲しいイメージを伝えるだけで求めている素材を手に入れることができます。これでサイトを飛び回って素材探しをする時間が短縮できます。

AIは実在しない架空の人物を描きます



 他にも想像したイメージを伝えれば、ジャンルを問わず色々な画像を生成できます。可能性は無限大!

 カフェでお茶する紳士のうさぎや、

 可愛らしい女の子や、

 ゲームのワンシーンありそうなイメージまで。


 そして時たまAIも失敗作を作ってくるんですけど、案外自分好みの失敗作もあったりします。個人的には大当たりです。AI画像生成はガチャ要素も楽しみの一つ。

こういうおどろおどろしく、どこか儚いグロ絵が好きなんだよなぁ…
気に入ったのでウォーターマーク入れときました。



AI画像生成のサービス紹介


 ここまでどの様な画像を作れるのか紹介しました。どうでしょう?ちょっと好奇心が湧いたのではないでしょうか?ここからはAI画像生成を行うにはどの様なサービスがあるのかを3つピックアップして簡単に紹介します。
 それぞれのサービスの登録方法などは今回の記事では紹介しませんが、どのサービスを選ぶかの参考になれば幸いです。詳しくはYoutubeなどで検索して頂ければ、多くの方々がわかりやすく解説していますので、そちらをご活用ください。


 AI画像生成と聞いてまず思い浮かぶのは、Midjourney(ミッドジャーニー)ではないでしょうか?AI画像生成技術を世に知らしめた存在と言っても過言ではないと思います。

 以前はお試しで何枚かの画像を作れましたが、今は完全有料のサービスになっています。有料のサービスですが、AIが学習した画像の量が桁違いで精度はかなり高いです。
 私が使用した印象ですが、簡単なプロンプトでもある程度の作品を描けます。ですが狙ったものを出そうとするとプロンプトをしっかり組まなければなりません。(他のサービスでも同じことが言えますが)
 トータルの評価として、初心者さんから上級者の方まで幅広く楽しめるサービスかと思います。


 続いてStable Diffusion WebUI(スティーブル・ディフュージョン)。こちらのサービスは自由度がかなり高く魅力的です。だたネックとなるのが、Goodle Colabなど一部有料サービスのウェブ上に環境を構築する手間がかかります。また、自身のPCにインストールして利用する方法もありますが、それなりのPCのスペックが求められたりします。
 作品のテイストを左右するモデル(描くためのAI)も多く公開されているのも特徴。モデルが多いと言うことは、ザックリ言えば一つのプロンプトで様々なテイスト違いの絵が描けたりもします。ただし、著作権関係で今後揉めそうなので商用利用を目的として使いたい方は慎重に。
 使用した感想としては、かなりしっかりプロンプトを組まないとクオリティの高い画像は生成できません。そのため中級者から上級者向けのサービかなと言う印象。
(スケベでムフフな画像を作りたい紳士の方はこちらがおすすめ。技術革新と下心はいつの世もセット。私は好奇心旺盛な紳士である!という方はチャレンジしてみて下さいね!)



 そして最後に紹介するサービスはLeonard AI。こちらのサービスは無料で十分楽しめるサービスです。有料プランもありますが、無料でも不自由なく遊ぶことができます。

 こちらでも様々なサービスやモデルが用意されており、サイトも整理されていて操作しやすい印象。かなり遊べます。
 プロンプトについてはモデルや設定によって様々なので一概には言えませんが、少ない指示でもある程度の作品を出してくれますし、しっかりプロンプトを組めばクオリティ高い画像が作れます。サイト設計、機能、プロンプトの面から見ても初心者さんでも結構遊べると思います。
 個人的に特に重宝している機能が、AI Canvasと言う機能。これは既存の画像の一部を修正したり、描き足したりできる機能です。せっかく良い画像が作れたのに一部分だけが気に入らない…と言うときに重宝します。

左:修正前 右:修正後
顔の汚れが気に入らなかったので消しました。
こんな感じで背景の描き足しも。Leonard AI以外で作った画像も修正可能。

 無料でも十分楽しめますので、初心者さんはこちらのLeonard AIが一番取っ付きやすいかな?と思います。今後全ての機能が有料サービスになる可能性もありますので、始めるのであれば今のうちかも知れません。



 因みに、私がメインで使っているのはMidjourneyとLeonard AIです。なぜかと言うと、シンプル設計で使いやすくPCの負担にならないから。
 生成したい画像のジャンルやお手軽さ、有料・無料のサービスやAIモデルなどで意見は別れるところかと思います。ですが個人的にはやっぱりMidjourneyとLeonard AIが使いやすい印象。AI画像生成を始めてみたいという人にはいつもこの二つを勧めています。

 他にはBingMageも登録はしていますが現在使用していません。インストールしたStable Diffusion WebUIはデータ管理の都合上消しちゃいました。私個人の使用状況ではMidjourneyとLeonard AIだけで事足りるかな…。個人の意見なので参考にならないかもしれませんが。



終わりに

 ここまでAI画像生成について簡単にではありますが紹介してきました。いかがだったでしょうか?少しでも楽しさが伝わったようでしたら幸いです。
 私はAI画像生成を始めてまだ半年。まだまだ始めたばかり。勉強中の身です。この半年で多くの画像を生成してきましたが、次から次へと「こんな画像作ってみたい!」「この画像はどうやったら作れるんだ?」といった好奇心が湧いてきます。それに昨今のAI画像生成界隈は指数関数的スピードで新しい技術がリリースされており、まだまだ興味がつきそうにありません。
 そんな驚異的な発展を遂げているAI画像生成について、一人だけでは情報を取りこぼしてしまいます。そこで皆さんと情報共有していきたいとも考えています。

最後に注意点として、今回の記事で使用した画像は無断で使用しないで下さいね。私に著作権がある画像、特定のアーティストをプロンプトに使用した画像があります。AI画像生成の著作権関係はややこしので注意が必要です。(ちなみに、私は収益を一切追求していません。今回紹介したサイト等とは何の関係もありません。)


 次回の記事では私のアイコン画像を実際に作ってみたいと思います。次回の記事も読んで頂けましたら幸いです。




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