昼には蕎麦をよく食べています
あんパンを潰したような世界があって
牛乳に浸したような街を眺める
僕の乗る電車は8番線から出発したのだが
確約された米粒が怒り狂っているようだ
ビニール袋の中にあるサンドイッチ
雑踏の中にさまざまな人生がある
髪を伸ばして社会に反抗しよう
口にはたくさんの大福を詰めている
君と出会った時、世界はおしるこだった
全く気にかけないことが、実は大切だったりする
それは寿司ネタの中にあり、蕎麦の薬味である
少なくとも僕としては冷奴の生姜であった
確約された米粒が並んで俯いている
フ