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ロビンソン・クルーソー

医学生が受ける精神科の授業や、

新人の精神科医が先輩の医師などから
課される質問に

無人島で暮らす
ロビンソン・クルーソーに
精神病は存在するか?
ロビンソン・クルーソーは
精神病になるか?


という
お題目があるそうです。

大半の人の答えも、
そしてお題目を出した先生の答えも、

無人島で暮らす
ロビンソン・クルーソーに
精神病は存在しない


答えらしいです。

精神病名を診断により与えられた人達は、
このことを深く考えてみると
興味深いかもしれません。

もちろん
どんな答えを自分が出しても
正解・不正解はありません。

ちなみに
この答え
無人島で暮らすロビンソン・クルーソーに
精神病が存在しない


というものらしいです。

その
回答理由は


精神病と現代社会で認定される
症状をロビンソンが出す可能性はあります。

幻聴然り
幻覚然り
うつ状態然り
不安
不眠
諸々

ただ、

それらの症状を
他人と比較できることができない状況
においては、

普通じゃない
異常だ
病気だ


いう
認識が発生しないということらしいです。


ちょっと私にも難しくて、
完全に理解はできないのですが😅

私達
現代社会において
精神病だ!
その症状は病気レベルだ!
異常だ!

判断認識するのは、

あくまで
他者との比較の中から判断されます。

極端な話、
精神科医が
あなたは精神病です。


診断を下しても、

いえ、自分は精神病ではありません。
私は向精神薬を飲んで治療しません。


言っても
なんら問題はないのです。

癌や
他の身体の病気と違い、


診断名を否定して治療しなくても、
その症状が原因で死に至ることは、
ほぼないのです。

ロビンソン・クルーソーが
いくら
幻覚幻聴が出て、
狂ったようになり暴れても、叫んでも、
無人島では、

それを異常だ!
向精神薬を飲んで鎮静させて大人しくしろ!


主張する他者は1人もいないのです。

不安・不眠があったにしても、

そもそも
他人の睡眠時間と比較することができないので、
不眠である。
睡眠時間が短い。
この不安は異常だ。


いう概念も生まれないそうです。

何が書きたいのかわからなくなってきましたが。


私が一時期よく考えてた謎。

「精神病とは何か?」
「精神病とは存在するのか?」
「精神病とされる症状は、
 向精神薬で人工的に無理やり
 コントロールする必要があるのか?」

このような
根本的な問題を考えさせてくれる
ヒントの一つになってる気がします。


あなたが
無人島で暮らすロビンソン・クルーソーだとしても、
向精神薬を飲みましたか?


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