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『MARRIAGE PROJECT マリッジ・プロジェクト』Vol.6 クラブ遊びが教えてくれたこと クラブ好き女子が、 〝世界にたったひとつのオリジナルウェディングパーティー〟を創るフリープランナーになるまでのStory

Vol.6 クラブ遊びが教えてくれたこと


西新宿フォレストマンションのルームシェアをきっかけに、わたしの音好きは、加速した。

今迄、わたしは、〝ゲスト〟として、
音遊びに行くことに、満足していたが、

目を向けるようになるのは、〝オーガナイザー、主催者側、企画側〟のこと。


キャパシティとロケーション、アクセスを考慮しながら、ゲストの期待を膨らます、会場を探すところからはじまる。

外タレや、アーティストさんたちに、
オファーを掛けてタイムテーブルを組む。

音響、VJ、照明、デコ(会場装飾)、カメラマン、フードや、物販の出店などの準備を整え、ゲストが集まってくださったら、

ようやく完結となる。

あの景色は、創る過程も、当日の施行も....
......ウェディングと一緒だった!
共通点がたくさんあった。


違う事は、主催者側のゲストを楽しませようとする強い想い。音楽に対する深い愛情と情熱。
ゲストとアーティストの一体感。


そして明らかな違いは、

音響、映像、カメラマン、デコ(装飾装飾)、の質が違った。ウェディングの現場で見てきた景色よりも、断然クオリティが高かった。

わたしは、音遊びと現場の往復で、
毎週ずっと疑問を抱いていた。

日本のウェディングのクオリティは低い。という現状に、向き合うこととなる。

どうして、プレーンのキャンドルを
リースするのに、
こんなに、お金が掛かるんだろう。

どうして似たような、

料理、衣装、装花に、こんなにお金が掛かるんだろう。

それは、本当に、〝クオリティ〟に、
見合った対価なのだろうか。適性価格なのか。

新郎新婦は、〝クオリティ〟に納得しているだろうか。

ウェディングはイメージ商材だけれども、〝結婚式当日〟という、蓋を開けてみるまで、クオリティが不透明なままで、本当に良いのだろうか。

音遊びで、出会った

キャンドルアーティストのキャンドルジュンさんや、AKARIYAさんの方が、もっと素敵なキャンドルを創っている。


あの、誰もが知っているTUBAKIのCMの映像を、撮っている友人の方が、断然素晴らしいプロフィールVTR、エンドロールVTRを撮れるんじゃないかな。

女性誌のカメラマンをしている友人の方が、
新婦をより美しく写真に残してくれるのでは、ないだろうか。

どんな、写真を撮るのか、事前に知らされていない、当日に、「どうも、はじめまして。」のカメラマンさんが、撮る写真を、本当に〝良い写真〟と呼べただろうか。

音響も、DJや、バンドマンの友人が、PAに入った方が、より深く、おふたりの想いを汲み取り、日本にもまだ浸透されていない、素晴らしい音楽を届けてくれるのではないか。

代々木公園の春風のデコを毎年やっていた
brown door (ブラウン・ドア)さんや、密林東京さん、ミラーボーラーさんのほうが、すごい素敵な照明と、デコをやってくださるんじゃないかな。

あれほど、
素晴らしいものを創ってるひとたちが、
ほんとうは、もっと、お金をもらうべきなんじゃないか。

対価にあった、
報酬をもらうべきなんじゃないか。

日本のウェディングは、
海外ウェディングと比べても、残念ながら、

一つ一つのコンテンツのクオリティがとても低い。

〝新郎新婦に、クォリティも明確に〟届けるには、

どうしたら、いいのだろうか。

どんなアクションを、

起こせば良いのだろう。

と、葛藤しながら、

音遊びと、現場の往復の日々は、続いた。


〈プロフィール〉

▶︎浅野 はずみ
ウェディングプランナー/空間デザイナー

規制が多く自由に選択することのできない、クォリティが不透明な 由来のウェディング業界の型にはまったウェディングを根本的に見直し、本質的なウェディングへの表現と可能性を追求し提案する。日本のウェディング業界をより良いものへとする活動家。MARRIAGE PROJECT/マリッジプロジェクト代表取締役、運営者。アウトドアウェディングのディレクション、空間デザインを得意とする。

▶︎ホームページhttps://marriageproject.theblog.me/

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